デニフル、もう裏ツールオーストリアでは走らない
これが下のテッドキングが書いていた景品のコーヒーメーカーか!
(Photo:GEPA Pictures)
Ohne Aussicht auf dem Glockner今日付のオーストリアの別のサイトにデニフルの悲痛な発言。
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- リッコとセッラはレベルが違う。とくにリッコは上りで無敵。さらに二人は結託して走っている。
- 自分は本レース前絶好調で、もっといい成績が残せると思っていた。ポディウムも可能だと。しかし、自分のアタックは許さず、彼らに潰されてしまうんだ。このあとのスプリントステージでは別のチームメイトがエースになるから、僕にはもうあまり活躍できるステージが残っていない。総合上位を奪われるのを恐れて、もう自分のアタックは許されないだろう。
- 自転車へのイメージが悪く逆風の吹いているオーストリア最大のレースになぜ、今、自国のジロですら出場を許されないようなイタリア人たちを呼ぶのか。数年待つべきだった。
- 彼ら出場の影でオーストリアの有望な若者が世に出るチャンスを失っている。
- いつもサーヴェロから出場するステージレースで自分は、長いことTVに映るステージ狙いの走りで積極的に動いていたけど、これは母国のレースだから、総合を狙っていた。
- 僕以外のオーストリア選手が発言しないのは、そういう場が与えられていないから。このレースを国際的にしようと思うのなら、まず国内の若手が出世する場とすべきだった。自分はもうここで走らないだろう。ツール・ド・フランスのほうに出場するか、この時期レースに出ないかどちらかだ。
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- うーむ、、、悲しみとやけくそが伝わってくるが国内にも敵を作らなかったかな。。。もともと、
(Photo: Stubai)
黒髪細眉の田舎ヤンキーだった*1癖に、都会で就職したら長い金髪のギャル男になって帰ってきてレースに文句でウザー・・・とか(冗談)。
つまり、トゥシューズに画鋲(アタック潰し)は実行されていたということか。
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なんだか、ツアー・オブ・ブリテンで数年前、英国の若者がいじめに遭った事件を思い出す。。。
(レースを仕切っている欧州トップチームの選手が、英国のレース運営に不満を持って今日はレースしないでサイクリングでいこうと示し合わせ、このレースに賭けていた地元の必死な若者がアタックしようとしたらサドルをつかんで引き戻されたりして、英国人選手たちが自分たちのレースなのに、チャンスを潰された、と激怒した)
(確か、そのときボーネンたちにいじめられたベン・スウィフトは今回のツアー・オブ・オーストリア出場中)
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まあ、テッドキング(@iamnottedking軍団引率中)のブログでも読んで。
デニフルは地元出身で、ベスト・オーストリアン・ライダージャージを連日着ている。ベスト・オーストリアンは毎日コーヒーメーカーとイカした白とブルーのジャージが与えられる。僕がオーガナイザーだったらカウベルと、クリート装着可能なカッコイイ木靴を賞品にしたんだけどな。毎日もらってるコーヒーメーカーが不便なのは、オーストリアでしか買えないポットしか使えないこと。これは、国内のベストライダーが海外で出稼ぎするな、ということでは。。とにかく、山ステージが終わるので、今度は違う選手が活躍する予定だけど、自分たちの第一目標はデニフルの総合順位を少しでも上げることだ。
周りのチームメイトのお兄さんたちもよろしく頼みますよ。
*1:以前の写真を検索するとそんな写真が