(遅報)レールス君 補足
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(最新情報)
「タイを観光中のレールス君、旅のお相手は元ゲロル研修生つまりロードレーサーのニコ・カイナートだった。2人共旅を満喫中」(某所某お方情報)
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(ちょっと前)
惨憺たるアンコウ WDRのドミニク・レールスの記事から
- 惨憺たるアンコウさんのところにあった、WDRの記事翻訳(元記事10月16日付http://www.wdr.de/themen/sport/rad/roels_2010/index.jhtml?stdComments=1。レールス君についてより詳細なことが書いてあった。
- 一時はヤン・ウルリッヒをしのぐ才能とまで言われていながら、ミルラム加入後の二年のうちに期待にこたえることができず
- ワールドクラスの選手はともかく「歩兵」を受け入れる余地がどんどんなくなっていく状況下、プロを続けることは困難に。
- 選手時代すでに通信制大学で心理学と法学の勉強をはじめていた
それに対する読者コメントがやはり、自転車選手に対するかなり硬直的一方的な「みんなドーピングしているんだろう」的なものが多数らしく。そんな状況では、スポンサー企業の「自転車チームへの出資推進派」役員は立場をなくしちゃうよね。。
(それより以前から、惨憺たるアンコウさんのところではレールス君に注目。検索してみると彼のジロ日記などについての記事がある。)
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- Dominik Roels(Cyclingarchives)今年はジロとブエルタに出場。ブエルタは完走。二つグランツール走り、うち一つはちゃんと完走してアシストとしてのお仕事完遂ても次のオファーがなかったりするのですね。。(上記リンク、下のほうにドラッグすると彼の写真が何枚かある。ごく若い頃、ドイツ国内のタイトル取ったりしていたころかな、金髪で(染めてた?)表情も別人のよう)
- 最初、現在の彼のリラックスしたふんいきから、選手としての闘志を失ってしまったということもあるのかな、なんて思ったりもしたのですが、グランツール完走は生半可なことでは無理。努力は鬼のような顔にだけ宿るのではないと。
- とりあえず、上記記事では気持ちを切り替えることで整理がついているような感じですが、その後彼はアジア放浪で何を考えているでしょうね。
(写真発掘)
レース中盤、プリウスチン、ヴァン・スーメレン、の後ろから上がってくるのはレールス(ですよね?)
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- ずっと目指していた道において、非常な努力が報われて一直線に成功者になることは本当にすばらしいですが。まっすぐルートだけが人生の幸せじゃないですし。
- 私が仕事で出会う人たちも、全てストレートに出世を重ねていた人にも人間がすばらしい人もいるけれども、一度くらい挫折や方向転換経験している人のほうが概して人の幅が広いというか、視野が限定されていないことが多いような気がするし。
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(ドイツの世間の目について)
普通のスポーツ情報サイトでも自転車関連記事のサイドバーには注射器の絵があったりしてドーピング反対を鋭く打ち出していたり、上のレールス記事への読者コメントに見るように少々ウェブ上では恐ろしいかんじがしていたため、ケルンではちょっと恐れていたのだけれど、実際はほのぼの感しか感じなかったけどなー。
この先導カーですが、先日のジャパンカップのときに「ケルンのときと同じやんか〜笑」と思ったのですが、このときの先導カーも、やや大げさな口調で、なにやら人々を思わず笑わせるようなサーカスの呼び込みのような口上を朗々と述べながら観客の前に現れて、私も何いってるかわからなかったけれど思わず誘われて笑ってしまったのだった。(車の向こうの人、笑ってるでしょ?)
- こういう先導カーの「ムード作り」は、欧州のレースではよくあるんでしょうかね?
まあ、田舎のコースではみなお祭り気分なのだろうけど、果たして市街地は。というと、周回コースになって思ったのは、思ったより人が多い(もっともっと閑散としているかと。。)。案内人さんの話では、やっぱり人出は減ったということだったけれど。恐れていた注射器の着ぐるみとか自転車レース反対デモなんかは見かけなかった。もしかしたらどこかにはいたのかも知れないけれど。