クイックステップは、石油王に買収されたサッカークラブ状態？

クイックステップの運営チームEsperanzaの出資過半数をチェコ人の億万長者Zdenek Bakala とオランダ人実業家Bessel Kokが取得したと（←この記事の書き方だけだとよくわからないのだけれど、二人で共同名義で購入したのか、連携した二人が各自の合計で過半数を取得したのか。。）。でもベルギーでは「チェコ人におらたちのチームが買われちまった」状態らしい。何故かオランダ人のことはおいといてチェコ人に買収されたということのみ取り上げている。
たとえばモンゴル資本に大相撲が買収された、とか、イタリアのサッカークラブがアラブの石油王にお買い上げされた、みたいな気持ちなんだろう。銀座の大通り沿いのデパートに中国資本の電器店が、とか？
タイトルポンサーはクイックステップのまま維持らしいけれど。
Czech billionaire and Dutch businessman buy majority stake in QuickStep team
Tsjechische multimiljonair verzekert toekomst Quick Step - Het Nieuwsblad

• でも銀座が中国人に席巻されてるのと同様、経済の力というのはもうどうしようもない。ベルギーであれだけ人気を誇っているシクロクロスの二大チーム、FIDEAもSUNWEBも不景気のため選手を削減するという記事を読んだばかりだ。ルフェーブルのチームだって今回の出資を受けられてこそ永らえることができたんだろうし。

ベルギーに住んでフラマン語を上手に話すStybarはベルギーでも人気はあるそうだけれど、それは外様の国からやってきてひとり健気に頑張ってると思われてるからではないかと思っている。いきなり札束で横面叩かれた気持ちになったらどんな反感買うかわかったもんじゃない。まだクイックステップほどのチームじゃなければね。
現時点では決定していないけれどこれでほとんどStybarの行き先も発表になったようなものだけれど、本人はこのニュースを素直に喜んで、忙しくなるぞとかはしゃぎ気味に呟いている。ちょっと脳天気すぎるのでお金持ちの馬鹿坊ちゃん化には気をつけたほうがいいと思う。

• なお億万長者BakalaさんてZdenekというファーストネームはStybarと同じ。
• しかし、ルフェーブル監督のアルカンシェル収集癖は少し前に何かで読んだけど、シクロクロスのアルカンシェルでもそのコレクター心はくすぐられたのね。。

とにかく膝なおして貰いたい。コクサイデの砂は回復に良さそうとは思えない。