ちいさな王子クネゴつれづれ
ツール・ド・スイスはこれまでも名物の最終日のTTで劇的展開(イエーカーをウルリッヒがものすごい僅差でひっくり返したこともあったっけ。。)があった記憶があるけれど、昨日もそうだった。(たしかウルリッヒのときは刻一刻変化する総合タイムをTTの画面で表示していた。今日はそのサービスは必要ないというほどのタイム差だったから表示がなかったのか)。時計の名産地だから時計を見つめてドキドキする展開を計算してレース作ってるなら今回はまさにドンピシャ狙いがあたりました。
また、毎年ちょっと太りぎみのウルリッヒがスイスの山を走るあいだにだんだんツール準備オッケーな体型になってゆく、というのもこのレースの一時期のイメージ。
- しかし、このところ何年も「期待に応えられないまま年を重ねていくクネゴ」の印象があったけど彼にとっては再出発の年になるのでしょうか。彼がジロを勝ったときの走りについてはもう記憶が薄れてしまいました。ジロデロンバルディアの下りの方が覚えているかなあ。
- とにかく今年スイスは彼がうんと絞り込んできたのが印象的で、あああれはジャパンカップで、サエコの赤いジャージを着た彼を見たときのあのきゅうっと小さい雰囲気が戻ってきた、と思ったのでした。
ということで、個人的クネゴ回顧特集。
↑これはたぶん2004年、ジャパンカップ。ジロを優勝したばかりの小さい王子様。このときは、ジャパンカップの人波も今ほどではなく、クネゴもジロ優勝者でありながらまだ初々しくおっとりムードで、いつまでもいつまでも気長にサインに応えてくれたばかりではなく、その穏やかなたたずまいに大変好感を持ったのでした。
- この年だけ、義姉も一緒に観戦したのですが、彼女の印象はいまだに「あのときの小柄なイタリアの子、グレコ?グネコっていったっけ、可愛かったねえ。まだ走ってるの?」という感じ。笑
居眠りの日々 - tannenbaum居眠り日記zzz←このときのCN記事を適当に訳したもの。そういえばジャパンカップの前夜地震があったなあ。。
- たぶんその翌年は、もう人人人に囲まれるし、本人もちょっと壁を作っているというか、すっかり大物になっちゃった感が強くて、近寄れなかったのでした。。
- その後彼を近くで目撃したのは08年のジャパンカップ。2008-10-26 - tannenbaum居眠り日記zzz自信をもった大人っぽくなった彼を間近にみてまたもや好感もてると思ったのでした。(TVで観ているとあまり思わないんだけど、近くでみると感じいいなーと思う)
今回はあまりに残酷な逆転でしたが、このあとツールに向けてマイペースでいってほしいですね。
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ところで、総合のポディウムで渡される大きくて赤くて長い、扱いづらそうな縫いぐるみ「ウルト君」をクネゴはぞんざいに扱っていたけれど、たしかあれはやさしくしないとしっぺ返しが来る人形だとかききましたよ・・・苦笑