tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

[自転車[シクロクロス]][2012Koksijde-Berlin旅行] 試走日は日当たり良好

今思うと、この日が一番光があふれていて写真が撮りやすい日でした。もっと頑張って撮影すればよかった(後悔、先にたたず)
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  • 前日欧州入りし、その翌日はシクロクロス世界選の試走を見る日。事前にいろんな方から「ベルギーでの世界選は観客が多すぎて、レースなんかよく見られない」「GVAトロフィーやSuperprestigeなどにしたら」とアドバイスいただいておりましたので、まあ、以前ツール・ド・フランスを見に行ってもレース展開など現地ではわからないままだったので、そんなもんだろう、雰囲気を味わおう、と思っていたところ、レース観戦のため現地合流したcross_checkさんが「例年試走が一番よく選手が見られて興味深い」とおっしゃったので、今回の観戦旅行のハイライトを自分的にはこの試走の日と決めていたのでした。
  • きっとガラガラの沿道に、ものずきな日本人だけぽつりの図、というのを想像していましたが、実際はそうはいかず(苦笑)
  • お子さんたちを学校に送り届けたあと、ヨーコさんの運転する車に乗せていただいてKortrijkからKoksijdeまで。途中cross_checkさんをベルギー国鉄Koksijde駅前でピックアップ。いそいそとコースに。

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えーと、スペイン人はこんなに人数出場するのですね。すごい。。シクロクロスでスペインってイメージわかないけど
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パンフレットとスタートリストを配布していた小屋。この手前に道路を封鎖するポイントがあってそこで係員がチケットの所持をチェックしていた。ちなみにスタートリストは最終日だけゼッケン番号入りのものが一部で出回っていたようですが、基本ここで配っていたのはゼッケン番号なしのリストでした(重要な情報だから、最初から入れてほしかったー)。
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ベルギーは基本的に雨が断続的に降る日が続くらしいのですが、この日はクリアな青空。Koksijde世界選のコースは軍用空港の一部だか隣接した場所だからしい(レースのある日はシャトルバスが最寄のトラムと国鉄の駅まで無料で出ていたけれど、会場の出入りするときは軍隊用の門を通って出ていた)。道路は夜に雨が降ったせいか光っているが凍っていない、通常気温がマイナスになるベルギーの冬にしては異例の暖かさ(最高気温6度)なのだとか。しかし日光の角度がかなり傾いていて、真横からきつくさす日差しに、逆光でものをみるのは難しいぐらい。(車でナビや地図を見るのも大変)
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入っていきなり見える急な上り坂を、先ほど遭遇したスペイン人たちが上ってゆきます。若干寒そうな様子(先入観?)
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オランダ人にもきつそう。
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ふうー
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コースは砂地で上り下りがあって、すべてを見渡すことはできないので、くねくね歩いているうちに、どこにスタートゴール地点があるかもわからず方向感覚を失ってしまいました。そこへ豊岡選手が通りかかり、さっそくヨーコさんが今いるのは何処なのか道を尋ねる(笑)「ここの係りのおっちゃんたち、道は教えてくれるけどいろんなこというから」との事(つまりおっちゃんたちの教えてくれる道を鵜呑みにするなと)若い人に聞いたほうがまちがいないらしく。
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チームユーラシアでロードレースを走ってきた日本チャンプ竹之内悠選手もとおりがかり、お世話になっているヨーコさんの姿をみつけるとわざわざ戻ってきて笑顔であいさつ。エリートのレースのある日の翌日、ベルギーゼネストが開催されれるが、あらかじめオランダに移動して欧州脱出する予定とのこと。(私たちはエリートレース当日にベルリンへのフライトを予約しなおした)
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オランダチームのジャージの選手がフェンスに自転車を立てかけて空気圧を調整していました。cross_checkさんさっそく接近してじーっと眺める。向こうはあまり気にしてない様子。聞いていいかどうかわからなかったけど(ライバル同士で若手選手から目上には質問してはいけないらしい質問)「空気圧はどのくらい」と聞いてしまったところ、メカニックらしい人が「1.2」とふつうに回答してくれました。cross_checkさんいわくこの選手はオランダの有名な女子選手Daphny van den Brandの弟ではないかとのこと(フレームに苗字がかいてあったとか)グッドラックと伝えましたが、あとで男子エリートのリザルトhttp://www.cyclingnews.com/races/championnats-du-monde-world-championships-2012/elite-men/resultsを見ると21位にTwan Van Den Brandの名前があったのでこの人だったのでしょうかねえ。
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とにかくかなり横からの光です(この写真午前中10時か11時くらい)
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ベルギーのレースでよく沿道で見かけるロゴ、KBCはベルギー第二の?銀行らしい
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ジャックラッセルテリアをよく見かけた。小型で活発そうな犬。
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ふわふわ系の子もちゃんといる。砂で汚れるよねえ、でも嬉しそうに綿毛のようにあそんでいた
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砂、アップダウン、カーブ、担ぎという難所(かつ、往路も復路も見られるため観客には絶好の観戦スポット:レース当日は報道カメラ用のコーナーも設置された)に立ち止って何度も試走を繰り返す日本チームの選手たち。
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イタリアU23チャンピオン、Gioele Bertolini (BABA_nzoさん情報)
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このときはイタリアチームばかりやってきましたが、午前中は若手が走っているという印象でした。
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大テントの中ではポップミュージックが鳴らされ、すでに飲食物の販売も開始、まだ人は少ないけど。
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大テント以外も屋台が色々でていた。まさか試走の日に営業するお店があるとは。。しっかり食べるおじさんたち。売られていたのは、ホットドッグ、ハンバーガー、フリッツ、スープ、ビールその他ソフトドリンク。
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現地のマニアなシニアたちも熱心に試走を見守る
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なんだかんだいって人が結構見ている
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Patrickはシューズの会社のようで、あとでボールペンをもらいました。色合いが映えるロゴ。
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チームごとに固まって練習していたんでしょうか、イタリア選手を何度も見ました。ここまで固まっていると悪の軍団に見える(笑)というか、このたくさんの出場枠、イタリアはどうやって稼いだのでしょうか。。スペインもたくさんいましたが。
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Netherlandオランダのチームスタッフでしょうか
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若い子しか通んないわねーとシャッターを押していた中に後になって気づいたのですがトム・メーウセンの写真が(気になる選手なんだから気付けよ。。)ストリーミングでみるより端正な気がしますが追い込んでないとこういう顔なんでしょうか
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この困ったような悲しそうな顔の人名前わからないけどアンダーでけっこう上位だった気がする。。http://www.flickr.com/photos/firtreezzz/6814361909/ ←レース中も困った顔 (追記:これもBABA_nzoさんに教えていただきましたが、Laurens SweeckというU23で5位に入った選手だそうです)
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未来の名選手!
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ベルギー女子選手
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ペーテルスかなと思ったのですが?(補足:ペーテルスの手前はシムネックだそうです)
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おお、恰幅のよい選手、、じゃありません、ベルギーチームの監督、Rudy De Bie氏だとか(兄弟のDanny De BieはFIDEAの監督)。おなかは丸いですが、若手選手がおそるおそるという感じで降りていく砂の急坂下りを、鮮やかに砂を低くきれいに巻き上げて、難なく下ってゆきました。こういうテクニックは年長者のほうが上手なんでしょうか。
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スウェーデンの選手。
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米国選手の後ろに、沢田時選手!
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沢田選手の右は、宮内選手。
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宮内選手は午前中から夕方までわれわれが見ている間中、何度も何度も試走をひたすら繰り返す姿が見られました。翌日夜、De Panneの街で遭遇したときにそのことを言うと、もう何度も繰り返して練習しないと心配なコースで、というような返答がありました。ほんとうに真面目な方ですね。
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仲間内の一人がこのレース沿道の小さい家をバカンス用のセカンドハウスとして所有しているというオランダ人グループは、壁にオレンジのシートを貼って、オランダ人選手の名前を書き連ねていました。アンダーとか女子はオランダつよいよね!オランダの過去の世界選優勝選手は、とcross_checkさんがいうともう彼ら大喜び、いっしょに写真撮っていました。エリート男子は残念ながらオランダに優勝候補がいないから、Nysに勝ってほしいなあ、でもStybarが強いって話だけどね。というようなことを言っていました(そんなに戦前評はStybar有利だったんでしょうか?)
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しかし、こういうレース沿道(というか、会場内)にセカンドハウス(それも家の前にテーブルあり)って、夢のようですね。(子供も女性もいましたが男性たちはかなり酔ってました。笑)海も近いし、確かにリゾート用としても使えるし。

  • 屋根にNysの立て看板(後ろに一人立って顔を入れられるようになっている)となにか城の上で位置を争う人のマンガが!いみわからないけど笑

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もうお昼がきたらさっきまで閑散としていたテントがこれですよ、単なる試走の日ですよ?ベルギー人おそるべし。。
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先ほど日本選手たちが固まって練習していた難所を見下ろす絶好の観戦スポットはこの日はまだこんなに地面が見えるのでした。(翌日以降。。)
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今回感動したことの一つ。Koksijdeの砂は、均質で美しいが、いいぐあいに締まっていて、坂道も靴で歩く分には、足元がくずれたり滑ったりしない。きれいにふるいにかけられたお菓子を作る用の小麦粉のようなというかなんというか、絶妙の踏み心地でした。選手たちにとっては憎たらしいことこの上ないのかもしれないけど。この砂をつかった記念グッズを販売するとベルリンの壁みたいに売れると思うんだけどなあ。