ダヴィンチのヘリとイモ
【前フリ】
毎週末大阪に帰省しているのだが、介護パスを取得しANAを利用していて、先日、最新型のボーイング787に搭乗した。
たくさんの乗客が写真を撮っているので、パチリ。
機内でも人々は写真を撮ったり、ツイートしたり(ドアが閉まるまでは電子機器オッケーなんでしたっけ?)、トイレをチェックしたり(通常の短時間では考えられない人数の人々がトイレに立っていた)。
- カーボン素材使用だから、軽いんですよ。というのは自転車ファンの人たちはうんうんとうなづくでしょうね。
- 乗り心地は、耳のキーン→耳抜き、が必要なかったように思うが、飛び立つときに高周波音というか、なんか違う次元の音がうるさかった。全体的には静か。
- 天井の明かりはLEDの柔らかなライトなのとか、窓が大きいのとか、国際線みたいなモニターがエコノミーにもついてるのが贅沢。
- 機内ビデオでは787までのあゆみ、みたいなので昔の飛行機の様子とかがでていた。ANAも大枚はたいてボーイング社と激しいやり取りもしながら形にしたらしいので、いろいろ強調したいし、感無量なのでしょうか。
- 国際線の長時間フライトだと疲れに差がでそうだ。あとビジネスに座れればもっと(無理)。
http://blog.goo.ne.jp/kumataro2004/e/b4a1fbf8ba16782e840be947c85b6000←くまたろうさん787国際線搭乗の記録。
まあ、こういう機器は導入当初は細かい不具合がでて、しばらくするとつぶされてゆくのよね。電気製品もそうだけど。
- 東京大阪間は無理には乗らなくてもいいかなあ(というか、時間がぎりぎりの生活なので早い時間か遅い時間のフライトが多く、787は昼間のフライトが多い。月によってどの時間帯に運行するかは変動するようだけど)
- 義姉の勤務する外資系航空会社もまもなく米国本土ゆき路線で787がお目見えするらしく、楽しみにしているようだった(たぶん本国で787用の研修があったはず) 最初は記念撮影したがるマニアなお客さんが多くて大変なのではないかと思うけど。
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ということで、搭乗する飛行機によっては話題性があり、ネタになることを覚えてしばらくした先日、月曜日朝1番(伊丹発7:05)の飛行機に乗ろうとしたら、あれ?
この飛行機はえらく昔のものではないのか。。。(不安)子供のころに見て以来、見たことのないほど昔にしか見なかった旧全日空のマークだ(若い人にはわからないであろう。。)
- 搭乗するときにコックピット付近がみえるのだけれど、心なしか塗装が剥げ気味だった (ようにみえた)。内装もレトロチック。だが機体はボーイング767でそんなポンコツであるはずはなく、フライトもなんということなしに(気流も安定)快適に終了した。
- が、この朝いちの東京大阪便、たぶん毎週仕事で移動するビジネスマン比率がものすごく高いらしく、皆軍隊のようにちゃちゃっとテキパキ、個性なく(ダークスーツに小ぶりの黒カート機内持ち込み)的確に動いていて、珍しいペイントの飛行機に出会ったことなどネタにしてツイートするような輩はいなかった。女性もスーツっぽい人が多くて、これから出勤するのに綿のカジュアルなチノパンとギンガムチェックのシャツの私が浮く。
- となりの席のビジネスマンはビジネスに役に立ちそうな本(「人をひきつける方法」とかいう感じの本)をむさぼり読んでいた。
- みな羽田に到着したら怒涛の速さで頭上の物入れからカートを出して無駄のない動きで軍隊のように去ってゆく。企業戦士お疲れ様です。
- そして私は「この飛行機はなんだったんだろう?」とふしぎに思ってしばし佇んで写真を撮っていたのでした。
- で、確認したところ、あのレトロなペイントは40年前に誕生した「モヒカンジェット」を20年ぶりに復刻させたものだそうだ。古ぼけた引退後の機体を臨時に運行させたのではなかったようだ(安堵)。
- なぜモヒカン?かというと、脇一線にブルーのラインが引かれているところから、モヒカンヘアを連想させるから、なのだとか。
- それよりも尾翼のあの懐かしいマーク(年長者限定)はなんだったのか。トリか。
- それも、上司に話しかけると嬉々としておしえてくれた。あれは、ダヴィンチがヘリコプターの概念を考案したときのデッサンが元になっていて、全日空はヘリコプター運行から出発した会社なので、あのロゴマークを採用していたのだとか。(←さすが奥さんが元JALのスチュワーデス)
ううむ、トリではなくヘリコプターだったのか。。と一つ賢くなりました。
- このモヒカンジェットかいつどこの路線に出現するかは公開されてないらしい。まあ767運航路線ののどこか、ですね。
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【脱線】
で、この形をみて連想されたのがこれ
[rakuten:nikkori-mart:10000239:detail]
http://www.twistpotato.jp/about/index.html
ここでは韓国からの上陸とされているツイスト状にカットしたポテトだが、私は台湾の屋台で見た。食べはしなかった(だってほかにいっぱいおいしい屋台メニューがあって、すでに満腹だったので。。)普通のフライドポテトより分厚くて、独特の食感らしい。
台湾の屋台で美味しいものとは?たとえば。
クレープに、アイスクリームやトッピングを包んでくれるんですが、そのトッピングのメインは巨大なピーナッツ砂糖固めキューブのようなものを目の前でカンナのようなもので削り、香りが豊かに広がっているうちにクレープとアイスと一緒に食べる。そして、不思議なことに生暖かく香ばしい皮にくるまれていても、アイスクリームはなかなかドロドロにはならず、丁度好ましい固さを保っていた。
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【結語】人間の発想と工夫と技術はスバラシイ。
…折角ダ・ヴィンチがでてきてアカデミックになるかとおもいきや、アジアの屋台食いしん坊ネタになってしまった…