カフェ前から盗難された98万円のプロトタイプバイク、分解されeBayで売り払われる前に発見される
ロードレースのシーズンが始まり、春クラシック皮切り2連戦の週末も過ぎ(K-B-Kは雪で中止されたようですが)ましたが、そんな矢先、ロジャー・ハモンドがマネジャーを務める英国のMadison-Genesisチームの自転車が盗難された、とのニュースを目にしました。
http://road.cc/content/news/76853-madison-genesis-issues-appeal-after-ian-bibbys-bike-stolen-lancaster-yesterday
2月21日、英国ランカスターのカフェの外においてあったIan Bibbyのチームバイクを盗まれた、ということで、チームから「手配書」が回っていた。
この自転車はLanchaster、Sun SquareのMusic Room Cafeの前に停めていたものを午後3時30分から45分の間に盗まれた。
色はオレンジ、水色のチームカラーに塗られており、レイノルズ953製のチューブ、11速デュラエース900グループセットが装着され、ホイールはデュラエース35。プロトタイプとして作られたもので世界に10台しか存在しない。
こんなものは売りさばくのは困難だろう、という意見が多かったが、ついに見つかって、Ian Bibbyのもとに戻ったらしい。
http://road.cc/content/news/76989-madison-genesis-rider-ian-bibby-reunited-his-stolen-bike
そのバイクは、7000ポンド(約98万円)の価値があるものだったが、2500ポンド(約35万円)で売却されるところであった。警察の見方では、購入予定者は分解してeBayでパーツとして売却する計画だったのでは、とのこと。
Ian Bibbyのコメント;
僕のかわいいGenesisバイクは週末、ちょっと冒険に行ってた。でも今はパパのところに戻ってきたんだ。みなさんご協力どうもありがとう!
…といって万歳しているが、このとき下着が大幅に見えてしまっていることから、この記事のコメント欄では
「下着を引き上げすぎなのか、ズボンが落ちすぎなのか」「ランカスタースタイルのハラマキ」などとからかわれている。
- 記事の中でも、これまで勝利のガッツポーズは多く経験してきたBibbyだったが、これほど安どの気持ちでガッツポーズをしたことも、こんなに下着を見せたこともないだろう。と書かれている。
- どういう経緯で発見されたか、盗んだ人物はつかまったのか、などはこれらを読むだけではわからない。
http://www.cyclingarchives.com/coureurfiche.php?coureurid=15290
←CyclingarchivesのIan Bibbyの項。
Ciclista Internacional a Mallorca 2011 3位、Stoke round of the Tour Series 2010 総合優勝、2013年シクロクロス英国選手権2位など、このチーム内ではDean Downing やAndy Tennantなどと共に有力視されている選手。26歳。
http://www.enduraracing.com/Profile.aspx?dept_id=1&user_id=412
- 前チームEndura Racingの紹介コーナーでは、自転車に乗ってなかったらやっていたこととして、オーストラリア旅行、特技は頭の後ろまで両脚を上げることができること、お気に入りのサイクリングの行先として"Cafe"を挙げている。
- バイクを盗られてしまったこと、写真のパンツの見え方からして、もしかするとややゆるいキャラなのかもしれないと思うようになった。
※最初このニュースを読んだときにチームバイク全部が盗まれたかのようにツイートしてしまいました。お詫びします。