Didgeridoo(ディジュリドゥ)体験
かなり、鮮烈な出会いだった。初めて聴いたときもそうだったが、はじめて吹いた先日の体験も。
- この楽器はディジュリドゥ(英名)アボリジニは「イダキ」と呼ぶものらしい。
- 模様は楽器作者それぞれにその人しか使えない模様があるのだとか。家紋?
- 素材はユーカリの木、竹、プラスチック、ファイバーグラスなど。。
ディジュリドゥ - Wikipedia
この楽器とであったのは、前の会社の職場旅行で、オーストラリア観光をしていたとき、観光客向けのアボリジニのショーでボディペイントに身を包んだ人が吹く大きな縦笛のようなものの音に驚いた。ぶるぶる直接自分の身体に振動が伝わってきて、いきなり体に入ってくる感じの音。神話とか、歴史の物語を語っていたりするらしい。予備知識なく子供がいきなりこの音を聞いたら泣きだすかもしれないし、案外泣き止むかもしれない。揺さぶられるが、癒される。
↓こういう音。
↓こちらはAphex twinが取り入れたdidgeridoo。テクノ、とかトランスミュージックとかの類?とても入りこみやすい。大地と直結したイメージの楽器だが、電子系の音と相性がいい。
↓そうそう、こういうアボリジニの装束の人が吹いたのを見たのだった。
奥多摩に住むお友達が、この体験ワークショップを企画し、お誘いを受けたので行ってきた。
- 先生はNata Didgeridooさん。この楽器と出会って衝撃を受け、半年後にはオーストラリアに飛んで現地の伝統的な演奏を会得してきたらしい。
- 集まった生徒さんたちはいつもの自転車の人たちとは一線を画した草食系なおももちの皆さん。ヨガの先生とか、インド放浪がえりの人とか、鍼灸の先生とか。。
- とりあえず。楽器を貸してもらって体験。先生は生徒の体格などを観察して、一人ひとりに楽器を割り当てる。
- ユーカリの木の中が空洞になったものをそのまま生かして作るのが本来もの。そこに口をあてて、おなかから少しずつ一定の勢いで唇をふるわせながら息を吐きだすとぶぉぉぉーと不思議な響きが出る。
- ぶぉーと長く吐いていても息は途切れるから、口から息を出しつつ鼻から息をすう「循環呼吸」を覚える必要があるらしい。なんじゃそりゃ。
- あと息を吐きながら野犬や鳥の声も交えるのだ。ぶぉーしながらくぁーくぁーとかうぉううぉうとかを交えるの。脳みその使ってないところが動き始める。
- あれこれ悪戦苦闘、先生があてがってくれたのと違う楽器をほかの生徒さんと取り換えて吹いてみるとあら不思議。。音がならない。
- 女性には細めのものが音が出しやすいそう。肺活量が少ないから。でも私の隣の女性は、ふといのがいい音が出ると言っていた。とにかく相性のいいのを見つけてみるのがいいらしい。
- 「ラマーズ法」とか「マタニティスイミング(イト○ンスイミングのクラスでやった、プールの底で1分間くらい少しずつ息を吐きながら脚を組む水中座禅)」以来の積極的な腹式呼吸を久しぶりに思い出してやってみたけど、身体があたたかくなって気持ちいいし落ち着くね。運動した後と同じように、おなかがとても減りました。
- 宗教的な意味合いからか、アボリジニの間では女性はディジュリドゥを演奏してはいけないらしい。妊娠するからとか、逆に流産するからとか言われているとか。お腹に力が入ることと関係あるのかな。自分が妊娠してる時に練習した呼吸法と、吹いたら妊娠したり流産したりするという言い伝えの関係が興味深い。なお、アボリジニの文化上の禁忌なので、アボリジニ以外では女性の演奏家はわりと居るようだ。
- Nataさんはディジュリドゥを始めてから、いい音をだすために生活を節制するようになり、ジャンクなものや刺激物をあまり食べないように気遣うようになったらしい。それだけ体のコンディションと直結している楽器なのですね。
- うーむ、とても快感だった。また吹いてみたいな。というか「マイデジュリドウ」がほしい。。。荒川の河川敷でブォーブォーしたい。
- 企画していただいた皆さん、Nataさん、ありがとうございました。
↓Nataさんの演奏。
http://www.nata-web.com/pro.htm←お寺や、能舞台での演奏会が多いようだ。教室も開催。教えるのもお上手です。
なおこの日の場所は蕎麦太郎カフェ。氷川国際マス釣り場にあり、川のせせらぎを聞きながらくつろぐことができる。
- この橋を渡って右の建物がマス釣り場で、その建物内にある蕎麦太郎カフェ。店内写真取らなかったのが残念。
=====================
(おまけ)
私のお気に入り、奥多摩工業の工場。工場萌えの人必見。