「平素は日々の鍛練に力め!」'90sシクロクロス同窓会 に臨席
- 小坂父の決死の表情と第一回シクロクロス全日本選手権(96年) - tannenbaum居眠り日記zzz
- 1996年ベルギー、プライベート参加で戦った日本人挑戦者たち - tannenbaum居眠り日記zzz
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当時の写真や動画を見ると、今と何が違うのか、同じ部分も多いのだろうけれども、野武士のような熱い・殺気あふれる雰囲気を感じ、機会があるとその当時からかかわっておられた方々のお話しを聞いて感じるものがあり、上記2つのエントリはそういうところがきっかけで文章にしたのだった。
- ところが、このところサボりがちな当ブログ、アクセス数は低め安定だったところ、上記2つのエントリに限っては例外、というより3月5日の記事に至ってはブログ開始10年目にして1日当たりの過去最高アクセス数を記録。往年の関係者の間で多く読んでいただいたらしい。
- そして、当時の人々で同窓会をしよう。という話が持ち上がり、ある意味「火付け役」というか「触媒」になった私も部外者ながら臨席できる光栄に浴したのでした。
(※Facebookに上がった写真を見てなぜ私が居るのかと疑問に思った皆様、こういう訳で私はあの場にいたのです。苦笑)
- 「帝王」小坂正則(or小坂父)さんと「クロスの鬼」佐宗広明さん。
- 佐宗さんはサービス精神が旺盛な方で、たくさん話題になる品をお持ちくださいました。日本代表チームのワンピースジャージ、寒がりの佐宗さんはロングパンツのものを特別に作ってもらったらしい。触らせていただいたが、裏起毛でもなく、真冬のヨーロッパでは寒いだろうと思われる生地だった。
- それぞれ貴重なエピソードのあるサイクルキャップ。
- ブレていますが、Mario De Clercqのサイン入りPalmansのキャップはとても恰好のいいデザイン。
- スポンサー用パスのカードのデザインになった選手の姿は佐宗さんなのだそうです。
- 小坂父によそって頂いてしまいました。きれいな盛り付け。嬉しくて写真を撮る私に皆さん苦笑。
- 佐宗さんが持参されたアルバム。この一番下の写真が大原満さん。この時代は、小坂さんと大原さんのライバル関係を抜きには語れないのだとか。
- 「野戦」という感じ。
- Millet.Kさんの写真を見る足立さん。
以下、何枚か紹介。以下手持ちの写真はいずれもMillet.Kさん撮影。TUNE UP PRESSの紙面を飾った写真だそうです。
※以下囲み内の解説文もMillet.Kさんより頂戴しました。
↑1990年12月24日原村。クリスマスイヴのペンション村でシクロクロス!とは野蛮な時代ですね。インタビューを受ける「仙人」こと 森幸春師匠。
- 森さんはすぐに判別できます。今とあまり変わりがなく。
1990年12月24日原村。インタビューを受ける「日本最速の国家公務員」小坂正則。「日本最速の国家公務員」はMillet.Kが付けたキャッチフレーズです。たいてい現場で生まれ、TUNE UP PRESSに書かれ、古賀アナがレース中に連呼して、各誌に広まったものでした。
藤森クロスSP(スーパープライベーターズ)のジャージを着た佐宗広明。スーパープライベーターとは鈴鹿8耐でのヨシムラ、モリワキを指す用語。当時モータースポーツ観戦もしていたMillet.Kがシクロクロスミーティングに導入。
- 手描きジャージ なんだかカッコいいデザインですよ。
リシャール・グローネンダールとティム・ゴールドが来日した1991-1992シーズン。1991年11月24日、山梨医大グラウンド。グローネンダールにサインを貰う佐宗広明。
- このときグローネンダールのサインをもらったジャージを、なんと佐宗さんが持参。
- この記事(綾野さん執筆)には小坂親子の写真が。サインは小坂光選手のものですが、このあとMillet.Kさんは小坂父のサインももらい、同じ号の別の頁にあったご自分による小坂正則インタビュー記事にもサインをもらったそうです。とてもプレミアムですね。
- 字が小さくよく見えないので(哀)、佐宗さん持参の測量機の望遠鏡部の対物レンズをかざしてみる。下線部分、佐宗さんの名前が。
- 大原さんの名前も。
- 佐宗さんの秘蔵の手帳「丹念な日記」、レースごとに記録を残していたのだとか。びっしり文字と、コース図が描いてあった。
例の第一回全日本選手権の記事の掲載されたBICYCLE CLUB.
- 吉田さんがブログにコメントくださったことも今回の引き金につながった。
- 今回呼びかけ人となった池本さん。当時は長髪ではなく金髪だったそう。
- 興が乗った時の語り口には定評のある足立さん、講談師のような臨場感あふれるエピソード披露。「ベルギーで、シリアスなロード選手の装備で石畳ののぼりを走っているときに後ろからバタバタバタバタ風にはためく音をさせながらふつうのヤッケを着た爺さんに抜かされたたときは参った。」
- 身振り手振り。。
- ベルギーではこんなね、ズボンの裾をソックスに仕舞い込んでるような恰好してるその辺の人にものすごく速いのが居るんだよ、という話。
- 「鬼」は当時若い選手たちの叱り役で、怖い存在だったらしい。
- ベルギーのサイクリング用地図(佐宗さん持参)。さほど広くない地域に、レース会場として見覚えのある町の名前がいくつも。
- ここで世界選があった、レースのために鉄道の特設駅が作られるなんて、ベルギーならでは、とかあれこれ。
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記念に、みなさんにメッセージを書いていただきました。
どうも有難うございました。私のようなふつうの人間も日々の鍛錬に力まなくてはと思います。
*1:宴の時間半分ぐらいでなくなった。