フランス語とオランダ語世界を走り抜ける大学シクロクロス(DVV Brussels)
今日のDVV Trofeeは初めてのコース、ブリュッセル。大学構内で行われるレースの最初の勝者は誰か?とか言われてますが、今日はワウトはこちらはスキップしてフランスのレースに出るそうです。。。なんでも、お金がよかったとか。。
ブリュッセル自由大学の中で行われるようですが、以前日本でも廃校になった建物で行われたような気がするけれど、現在使われている学校の敷地でのレースってほかにあったかしら。
↓公式サイトから。
↓レース公式サイト。あ、ラース・ボームが出るんだ。
コースは学内の校舎や運動場の周囲を縫って設けられているようだけれど、なんか説明を見ていると大学が二つに分かれているみたい?
Brussels大学のシクロクロスはVUBとULBのキャンパスを分かつ道路がスタート地点になり、選手たちはまずフランス語圏側に突入する
なるほど、ベルギーはいろんな政府公共機関がフランス語圏とドイツ語圏でそれぞれ並立していると聞くけど(日本人旅行者にとって身近なのは観光局が別々なこと)。
- https://www.visitflanders.com/ja/themes/from-flanders-with-food/belgian-chocolatiers/index.jsp ←フランダース地方
- ベルギー観光局ワロン地方公式サイト←ワロン地方
で、ブリュッセル大学について検索すると
1935年にはフランス語とオランダ語両方で教えられる分野が出来、1963年には全ての学部、分野で二言語対応をした。その直後の1968年、ルーヴェン・カトリック大学が言語分裂を起こすと、翌1969年10月にはブリュッセル自由大学も2つの異なる大学に分裂し、1970年5月28日には正式に2つの別れた大学となった。(フランス側はUniversité libre de Bruxelles、オランダ側はVrije Universiteit Brussel)大学は分裂したものの、大学間の学術連携・協力は現在も密接に行われ、学生・教員・研究者の交流も盛んに行われている。
ああそれで記事にVUBとULBって出てくるのか、分裂して併存してる感じなのか。。難しいね。実況ではこのあとオランダ語圏に突入しますとかいうんだろうか、まあ逆に双方の融和のイメージにつながるのかな?
・コースはアップダウンが激しいようで。特に一つすごい下りがあり、気合の足りない選手は乗って下れない選手もいるかも?そのあとの円形演技場?広場?廻りの繰り返しのアップダウンが勝負を左右するとかVerveckenさんは言っているようです。
・DVV Trofeeはこのレースとあと一戦のみ、総合タイム争いはBaalで勝って首位を奪ったMathieu van der PoelとToon Aertsの間の差8秒でこれも注目って書いてあるけど、このシリーズのタイム争いって中間ボーナスポイントとかFastest Lapとかなんだかよくわからないのでした。
・そしてにわか氏の話だとMathieuは総合タイムみたいなのには興味がないそうで。。まあ純粋な勝負とは違うぜ!というところはわからないでもないけど、今やそういうルール作りでもしないと拮抗する場面がないじゃないですか。少し前のことでしたがよく考えましたよね、Verveckenさん。
・考えてみたらMathieuはRaymond Poulidorの孫でフランス語も達者に話すのだった(何かのレース後のインタビューでみた)。そんな彼がオランダ、フランス語圏に分かれている大学のキャンパスを駆け抜けるのは地つづきのヨーロッパとはいえ、面白いかも。
・ちなみに、女子の総合タイム差はSanne CantがLoes Sels に対し2分34 秒リード、Nikki Brammeierから4分38 秒のリードを奪っているそうです。