2000年前の1/3粒
暑く晴れた日曜日、川越に車で買い物にいくついでに、伊佐沼の古代蓮を見に行った。
久々にカメラをじぶんちの庭以外に持ち出した。
蓮の花はすっきりしてる中にふんわり包むような柔らかさもあって好き。。レンコン食べるのも好き(酢の物も、きんぴらも、はさみ揚げも、レンコン餅も)。暑い日にサイクリング中ぼーっとした頭で蓮の花見るとあの世にいったかと思うけど。。今回は車で。
伊佐沼の古代蓮は何十年かまえに千葉の発掘された遺跡からでた種で始まった大賀ハスというらしい。そのとき3粒だけ見つかった種のうち1粒だけ発芽して、放射性炭素年代測定をしたところ、2000年前の弥生時代のものとわかったらしい。今はあちこちで栽培されている(下のwiki参照)。発芽させた大賀先生すごいな。
そして、私が蓮が好きになったルーツは、毎年両親の帰省で帰っていた岡山にある後楽園の蓮池が子供心に気に入っていたことなんだけれども、今回調べてみて、伊佐沼と後楽園の蓮は同じその「大賀蓮」と呼ばれる古代蓮だったことがわかった。なんだかこれはうれしい発見だなあ。
伊佐沼は行田の古代蓮ほど有名ではないけど人々がそこそこ集まっていた。家族連れ、老人グループ、望遠レンズおじさんたち。
伊佐沼の蓮は何年前が最初だったか覚えていないけれど、最初に見にいったときはまっすぐ上向いて乱れなく開いた花を探していた。
今回は周りのはっぱや水との関係を見たり葉っぱに落ちた花びらも眺めてみるのが面白かった。
200ミリよりもっと焦点距離の長いレンズがあったら親子亀が重なってたり長時間水にもぐってでてこない小さめの水鳥カイツブリとかよく撮れたかも
(親がめの上に子亀をのせてー)
たぶん朝から長時間腰を据えている感じの木陰三脚おじさんに話しかければ蓮撮りの極意が聞けたかもしれない。いやそもそも蓮は早朝から見ないと、と言われるのが目に見えるけど。
(ちょっと緑によどんだ水面に青空と雲)
行田の蓮は白もあるのにここはピンクだけなんだな、と退屈そうにいってる人もいれば、葉っぱにたまった水にポコポコ空気が湧いているのがなぜなのかと持ちきりの家族もいた。小さい子が、人間は葉っぱに乗れるの?と聞いていたw
ほら、真ん中の水がプクプクしてるでしょう?
帰宅後別の調べものをしていたら、小原古邨の蓮の絵が偶然でてきて、その絵には傾いてる花とか葉っぱにたまった水とかが描かれていて、昼間の景色を思い出し共感した。
おまけ情報として、隣の伊佐沼農産物販売所では、川越の人気パン屋さん「楽楽」のサンドイッチや菓子パン売っていた。近くの人影がまばらな公園のベンチでほうれん草の食パンのツナサンドとマスタードチキンパンとクリームパンがおいしかった。
ちかくのあぜ道ではザリガニとりをする網を持った子供たち、青空を見て一息ついた。
レンコンのように今後の見通しが効くようになるといいんだけど。
そして上の絵と一緒にでてきた小原古邨の蓮の葉をかぶって踊るキツネの絵がかわいいじゃない。(絵をそのままブログで貼るのにインスタ以外の方法はないものか)
あと本当に余談なんだけれど、この↓「私の部屋」のオリジナル九谷焼のレンコン模様のお皿が好きで、「いつか余裕のできた大人になったら」(苦笑)何枚かそろえようと思っていたら、「私の部屋」のお店に行ってもこのお皿をあまりみかけなくなって、今公式サイトにいってもオリジナル商品として紹介されていなかった。。
もたもたしているうちに廃番になっちゃったのかな。。同じレンコン模様のお皿でもニトリとかほかのところが出しているのじゃ風情が違うような気がする、、。