tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

チューリッヒ、石造りの下のなんなんタウン

(この記事の写真全部スマホで、ブレていたりします)

世界選が開催されたチューリッヒへの旅から帰ってきて1か月ぐらい。

もともと事前に観光情報とかその国関係の本を読み漁り、現地では動き回りたい派だったのが、歳を取るとともに、調べないで行ったり有名な観光地をスキップすることも増えてきたような気がする。

(ホテルのある町から電車で15分でチューリッヒ中央駅。)

特に今回は行くこと自体を直前に決め手配もギリギリになったけれど(恥ずかしながらスイスの通貨がスイスフランなのも直前に知った)、こういう旅行もまた楽しかったな、と思い起こし中。その国の様子がわかったとはとてもいえないけれど(笑)

 

たとえば、帰国前日の夜晩御飯のショートパスタを早めにアパートホテルのキッチンで作って食べたあとにフラフラしたチューリッヒ中央駅地下街。

(ここは電車ホーム上がってすぐ。エキュートみたいなものか。ホーム近くは今風のカフェなどが多く比較的パリっとした印象。)


昨年の世界選帰途のストップオーバー地点フランクフルトでは中央駅周辺にはお金に困っている感じの移民系の人たちの不満が渦巻く油断できないムードだったけれど、チューリッヒ中央駅は治安が良い。移民系の人たちも含めて皆そこそこの生活ができているようでした。

 

(ほら、この階段のおりていく感じが岡山一番街。)

 

まず感じたのは昔おじいちゃんちに行くときよく寄った「岡山一番街」感。きれいでなんでもあるけどローカル感ある地下街(今の岡山一番街がバリバリのイケイケだったらごめんなさい)。

 

服屋さんも学生時代に覗いていた西梅田や東梅田方面のお手頃服がどっさり掛かっているお店を思い出すようなのとか、電化製品のディスカウントショップとか。
電車のホーム上がった近くはパリッとしたお店も多いけど、端の方にいくにつれなんとなく昭和感。

そして有料トイレ。係の人を煩わせながら利用(それまでカード中心で現金をあまり使っておらず、現金をトークンに換えたあとどれがスイス通貨でどれがトイレ用トークンかわからなくなっておばちゃんにじゃらっと広げたのをみてもらったり)しつつ、歩くとけっこう広い。

景色はやがて、昔のなんばのなんなんタウン(ミナミは詳しくないけど何となく)感、子供時代の自分にとっての最大級の都会の象徴「阪急三番街 水のある町」みたいな水を使った仕掛けも出てきて、スイスに日本の地下街懐古に浸るためにきたのかと。

たぶん天井が低いというのも大きかったかも。

・・・で、ようやく地上に出てみたら一転、欧州の伝統的な石造どっしり世界。駅舎も駅から階段上がった目の前の博物館も風格ある。

 

この重厚感と風格が地上にあるのにそれを活かさない若干もっさりした地下街。

でも日本だって京都の人たちも別に町家を改装したオシャレショップだけで生活しているわけじゃない。

 

地上を歩いてみると安めのH&MとかGAPとかのブティックもそりゃ石造りのビルの中に入れこんだらそれだけでカッコいいわ。


スーパー系のオシャレショップ的なビルに迷い込んだけど、スーパーと百貨店の中間みたいな雰囲気で、今はもうない大宮西武デパートみたいだった(そんなたとえばっか)

 

高そうなグルメバーガーやさん。

トラム。夜の交通機関も清潔で明るく治安はよい安心感。値段高いけど。

焼き栗屋台はイタリア系のおじさんが賑やかに売っていた。うす暗い夜の通りでそこだけポッと温かい。焼き栗はレース会場でも地味に売ってた。買ってみればよかったな。

 

 

フラフラ歩き過ぎてホテル最寄り駅に着いたら21時になってしまった。駅舎などの時計はいわゆるスイスウォッチなデザイン。視認性よし。

 

(しかし地上と地下のギャップが面白い。この下が一番街(笑))

結局、観光地はみない散歩になったけど、面白かった。

そういう旅も楽しい。でも人生残り少なくなってきたから世界遺産的なものを見なくて勿体なかったとも思う。。

 

お土産はほぼスーパーで買ったものと出発前に空港で買ったSIGGボトルぐらいか。立て付けがよくて非常に使用感のよいボトルです。

 

素材感あふれていて店員さんの説明聴いたら面白そうなレダラッハのチョコを買いそびれた。

 

次回スイスに行くときは有名な修道院とか湖とかフレスコ画が建物を彩る町とか温泉とかに行ってみたい。

 

 

 

 

英国で起きているバースト

 「その後活躍する選手が増えた英国では、今シクロクロスシーンはどんな感じ?」2016年の夏、北京のUCIレースにチームスタッフとして来ていた英国人Liam君がチューリッヒの世界選に観戦に来ていたことを知り、帰国後、質問を投げてみた。

今回、英国勢がひとつの勢力となりつつあるのを目の当たりにしたのも理由。しばらくして熱心なメッセージが返ってきた。

 

(abemaさんから頂いた牛串の向こうのリーアム君の写真。現地では会えなかった)

 

ちなみに2016年に北京で立ち話したときの内容は愚痴まじりなもので、「英国のシクロクロスがどんなかって?一部の好きな人たちがやってる感じ。注目されず、レースにも選手にも予算が出づらく、国内のレースは公園利用のコースばかりで恵まれた場所は使えないんだよね。メリットといえばドーバー海峡を超えたらすぐベルギーに渡れることかな。」のようなものだった。

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(2016年8月、北京のレース試走日)

そのころ英国はロードやトラックでは大国でもシクロクロスでは成績も出場選手数も目立たない「その他」の国の一つな印象(昔ロジャー・ハモンドがジュニアでタイトルをとったけれど)。マウンテンバイクの選手がぽつり、ぽつりと出場していたようなイメージ。女子のほうでニッキ・ブラマイヤーやヘレン・ワイマンとかは活躍していたけれど女子レースは今ほど脚光を浴びることがなかった。


その後国内でのシクロクロス競技の地位がアップしていく流れを目撃したリーアム君からのメッセージは以下の通り。

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「こんにちは、モミコ。日出ずる国のみんなは元気かな。

僕はぶっちゃけ、トム・ピドコックが英国の人たちのシクロクロスへの見方を変える大きな影響力を持ってると思ってる。

英国のシクロクロス界のバーストは、世間の人々がベルギーやオランダで英国人の若い選手がすごい成績を上げ始めたって気づいた時に起こった。君と僕が遭遇した16-17シーズンの北京の4か月後、英国人がシクロクロスの世界選でポディウムに登ったんだ。

(※エヴィ・リチャーズがZolderの世界選でその年初回のU23女子で優勝し、さらに翌年ピドコックが男子ジュニアで優勝)

 

例年シクロクロスの世界選手権は英国車連(British Cycling)がずっと重視してきたトラック国内選手権と同時期に開催されるんだけど、そのBritish Cycling https://www.britishcycling.org.uk/ のウェブサイトの見出しトップにトラックを差し置いてシクロクロスが出たときの驚きって君には判るよね!
25年ぶりの英国人によるシクロクロスの世界タイトル獲得ということでテレビ局でも取り上げられたんだ。

 

そのことがきっかけでそれまで普通の人たちに自転車競技の話をしようとしても彼らの頭に浮かぶのはまずツール・ド・フランスだったし、シクロクロスなんて僕らが言っても何のことやらわからない"no idea"という状況だったのが、一般にシクロクロスが知られるようになるきっかけになった。

 

英国人の若手選手の活躍が続いて、最近はベルギーのチームも英国人選手を採用し、この競技の世界の中心地でキャリアを築くチャンスを与えるようになってきた。それでより多くの英国人がこのスポーツについて知るようになってきているんだ。


英国車連はオリンピック種目を優遇するので、良い選手がシクロクロス競技を離れてしまう例を僕はこれまで沢山見てきた。個人的には、本当にその選手がやりたい競技を選択できるべきだと思うんだ。

何週間か前英国車連は彼らのアプローチと競技間の公平性についてのアンケート調査を行ったけど、いいタイミングだと思うし、今回のピドコックのリザルトが大きなメッセージになって彼らがシクロクロスをもう少し重要視するようになるといいと思う。」

 

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(ロードで世界選U23ポディウムに上った後に参戦した今シーズンのピドコック。パリ・ルーべのエスポワールでは優勝している。記者会見ではミニ・サガンともいわれる彼の今後の進路について質問が相次ぎ、今後も冬はシクロクロスのレースに出場し続けるつもり、ということを繰り返していた。)

今年の世界選、英国は男子エリートでピドコックが2位、女子エリ―トでリチャーズが6位、男子U23 でキャメロン8位、女子U23 でアナ・ケイ3位、男子ジュニアマックグイーアが9位、女子ジュニアでクーザンスが4位、ネルソンが7位。どのカテゴリーでも英国ジャージが目につくようになった。

 

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(エヴィ・リチャーズ。ボリューム感あるおさげ髪が目印。もともとマウンテンバイカーの彼女は昨年のオリンピック・テストイベントに来日していた。)

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ピドコックとTRINITY RACINGでチームメイトのキャメロン・メイソン。U23 で8位。さわやか青年(に見える)

123_0736U23 女子の表彰台。小柄なアナ・ケイは優勝候補だった。

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北京で立ち話したときから隔世の感はあるけれど、リーアム君の話では国を挙げての振興策というのはなく、実質強い選手が出てきたので注目され、チャンスが広がってきているようだった。

 

米国のように毎年車連がヨーロッパキャンプと称して毎冬20人規模の選手団を送り込むというはなかなかできることではない。

 

やっぱり、ピドコックのような、目立った活躍をするスター選手が現れるのが競技の振興には一番効果があるんだろうか。

 

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当ブログは出す前の段階の下書きがたくさん溜まっている。昨日つらつら見ていたところ、2017年に次の下書きがあった。ここに出てくる村上選手はお兄さんの村上巧太郎選手のほう。

 

タイトル「5分18秒」(2017年の下書き)

 

http://www.worldcupcyclocross.be/wp-content/uploads/20171219_HZOL_EntryLists.pdf

・村上選手が出場予定の、Zolderのジュニアカテゴリーのエントリーリストを見ると、先日IKO-Beobank入りが発表になり、直近のワールドカップNamurのジュニアで3位に入ったBen Tulett (英国)の名前があった。
・同じNamurでは女子エリートでも男子U23でも英国人が勝利してUCIチャンネルのアナウンサー、アンソニーさんはご満悦だった。
・NamurのU23 で優勝したのは今年はじめのBieles世界選ジュニアで優勝しているTelenet Fidea Lions所属、目下若手の風雲児Tom Pidcock。30位で完走した村上選手との世界選でのタイム差はこの時5分18秒*1

Otley's Tom Pidcock can be part of a golden generation | Ilkley Gazette ←Pidcockが英国シクロクロスの黄金世代を担うのでは、という記事

https://www.cxmagazine.com/photo-gallery-junior-u23-men-2017-world-cup-namur-eurocrosscamp ←そして米国はEuro Cross Campを組織的に続けている。


去年の夏、北京CXで話した英国人メカニックのLiamさんは「シクロクロスはトラックやロードに隠れ予算も少ない中、好きな人たちだけでなんとか頑張っている状況」、と愚痴っぽく言っていたが、その後シクロクロスでは小国だった英国が最近一つの勢力になりつつある。もともとトラック競技はじめ有力な自転車大国である英国と、日本を比較するのは難しいけれども。

・この5分18秒、今後村上選手や日本勢はどれだけ詰めてゆくことができるのだろう。

 

 

 

 

*1:PidcockはロードシーズンはTeam Wigginsで走ることが発表されている

Tom Pidcock signs to Team Wiggins for 2018 - Cycling Weekly

Dübendorf 2020 シクロクロス世界選 (チューリッヒ)の写真

世界選手権の写真をアップしたFlickrアルバムのリンクを下に貼ります。

プレスエリアに入って撮る世界選はより選手たちの息遣いを間近に感じられましたが、その場の空気を少しでも多く届けられたら、と思って撮影していました。

中継カメラに映り込んで一部で物議をかもしたようですが、今回のシクロクロス世界選手権ではBICYCLE CLUBのレース前のインタビュー記事、レース後速報、松本璃奈選手の加入予定チームのニュース、本誌のほうの男子エリートのレポート、それから最後にこぼれ話記事に写真とテキストを提供しました。

日本代表チームの三船監督、ランジットさん、選手の皆様には試走日のインタビューで長い時間を割いて頂き、会場と離れたパス発行窓口まで乗せていって情報下さった写真家の田辺さん、行きの飛行機で一緒になったウエジュンさん、声が出ずボサボサの私をみて激写を控えてくれたアベマさん、観光体験ゼロになるところラクレットのお店を予約してくれたスケさん、駅から一緒に歩いたクボクニさん、名前はわからないけどプレスゾーンの入り口でいつも声かけて親切にしてくれたスタッフのおじさま、あとなにより、ひたすら我慢強く対応してくださったバイクラの山口さん、旅行前後にあれこれ話を聞いてくれた皆さまありがとうございました! 

#映り込み注意 

 

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1日目(女子ジュニア、男子U23 、女子エリート)

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2日目(男子ジュニア、女子U23、男子エリート)

 

flic.kr



愛知牧場の坂道ダッシュ

一度行ってみたかった愛知牧場に行ってきました。応援の声が絶えない賑やかでアットホームな会場でしたが、印象に残った応援風景。

シクロクロスの応援といえば、知り合いを励ましたり、仲間うちネタでいじったり、順位やタイム差を教えたり。西と東では沿道の掛け声のフンイキが違う。東海では通過する皆に応援の声をかけるように感じた。

 

 JCXレースの開催された二日目、通称「モーモー坂」という登りに陣取った男性が、声援しながら並走で繰り返し坂を駆け上がる。

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私の見ていたところでは、丸山選手、小坂正則選手や唐見選手などベテラン選手のときに並走をしていたようだ。

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わざわざ坂の下まで降りて目当ての選手が来るのを待つ。

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掛け声はひたすらシンプルに名前を連呼で、大声で繰り返されてもほほえましい。坂道でも無理なく腕が振れて軽く足も高く上がる身体能力の高さ。なにより、表情が楽しそう。

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こんな坂でこんな走り方、自分はできません(笑)カメラをぶら下げてよちよち上り下りしていました。。
モーモー坂にいる限り目に入ってくるこの方の坂道ダッシュ並走を繰り返し見るうち思い出した。C1スタート前の佐宗さんのところに来ていた人。

DSC_6094今自転車やってないの?やってない。みんな来るみたいだから、会場に来てみた。というような話をしていましたっけ。とても強い、すごい選手だったと佐宗さんが教えてくれた。

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いい応援ですねー、と声をかけると、いやあ、前からやってる人しか知らなくて、最近の人はわからないのでね、とのこと。ヒカル選手もレース会場の大ベテランですしね。

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唐見選手への連呼数と並走ぶりはひときわ熱かった。

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坂道も最後まで登りきる。

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こちらC2で勝利した千田さんも対象者らしい。

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三船さんも対象。

一つのレースで対象者全員に坂道ダッシュをしているとしたら、何本登っていたのだろう。「僕のことは撮らなくていいですよ」と言われたのですが、これらの写真、多くは知らないうちに映りこんでいたもの。

小坂父から「タンネさん、一緒にいるところの写真を撮ってほしい」と声がかかった。

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「フランスで世界選があったときに一緒に出たんですよ」とのこと。元韓国代表選手だったミスターキムこと金世保さん。フランスの世界選といえば、2004年のPontchâteauだろうか(Wikiで検索)。とご本人に聞いたら90年代とのこと、1996年のMontreuilかな。
息の長い競技かもしれないけれど道が分かれる仲間もいて、それでも再会したらお互いに元気が湧いてくるような存在、いいですね。

アヤちゃん、シクロクロス世界選へ

今シーズン内子で開催された全日本選手権まで陸路800㎞超の旅、その時の記録も残しておきたいのですが、とりあえず赤松綾さんの話を。

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全日本二日目のエリートレースの日、駐車場となりの区画にいたのが今季鮮やかな黄色とグリーンが印象的なジャージの名古屋のSimWorks Racingの車だった。全部レースが終わったあたりでチームの方に東京時代の知り合いなので綾ちゃんに2位おめでとうをいいたい、と聞いたところ「レースは終わったんですが、キャンバーで勝者と差がついたのが悔しいと言って練習に行ってしまいました。。」という返答だった。

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私にとって、キャンバーと綾ちゃんといえば、2015年の幕張CX。急峻なキャンバー(壁)が泥で滑りに滑る、アリジゴク状態を見守ったのだった。
最初はヤイヤイはやし立てていた沢山の観客も、周囲の選手はクリアして走り去り、やがてもう少しのところであえなく滑り落ちるのを何度も繰り返す綾ちゃんに言葉を失って、静かになっていた。傍にいた、こういうとき上手に声をかけられそうなちゅなどんですら応援の言葉を出し尽くし沈黙する。

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もう見ていられないと思ったとき、彼女はついにキャンバーの上にバイクを放り投げ、それから自分の体ひとつで四つん這いで壁を這い上ってクリアした。もはやこれ一体何の競技なんだろうと思いつつ安堵。その年の幕張泥滑り地獄で目撃した、最も過酷な思いをしたと思われる出場者の一人が彼女だった。

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 その彼女が数年後、全日本の舞台で国内エリート女子の頂点を視野に、レース終了後も悔しいからとキャンバー登り練習をレース後行っている。
というのを練習から戻ってきた彼女に話したら、あのときはほんとに全然登り切れなくて!と大笑い。今後も頑張って!と言って別れた。

 

最初の邂逅は中目黒の肉バル飲み会。メンバーの誰かが「フレームビルダーの勉強をしている面白い若い女の子がいる」と声をかけ、ニットキャップをかぶってヒョコヒョコとややがに股気味に現れた少年っぽい女の子だった。テニスを本格的にやっていた、というさりげない口調からもかつてスポーツの世界で重い深い経験をしたらしいのはぽつぽつ伝わってきた。彼女が女性として異例のフレームビルダーへの道を歩み始めたあたりの話は、ちゅなどんによるFunrideインタビューでどうぞ。

funride.jp
そして4年後、今シーズン前半の幕張シクロクロス。「幕張の会場で綾ちゃんに会ったら別人みたいにスリムになっていた!」と驚いた友人からの情報が伝わってきた。そういえば今シーズンは幕張前の関西クロス紀の川で宮内選手を抑えて勝利している。

そして本人に遭遇して驚いた。見違えるほどシェイプされていて、そして、女の子らしく。どんな努力を?

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 その時の彼女の説明では「通勤ライドで片道10㎞乗ってるぐらいです」「今の職場になって、生活ペースがうまく作れるようになったんです」と特別なことはしていないという話だった。小さめのカメラ背負って写真撮りながら乗りに行くのが楽しい、という話だけ聞くと今どきのライドを楽しむ女の子。FUJIのXT-1 というカメラのチョイスも小ぶりながら本格的で私も買う寸前までいったことのある気になるカメラだったしレンズの話も詳しい。写真にはかなりはまっているらしい。


しかし一体どんな通勤ライドやねん。もともと本格アスリート、自転車はそこまでは。。と言っていた彼女の発言に?マークが点灯するうち、

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翌日のレースでそうそうたる選手たちの間で走り表彰台に。

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壁の通過時間もかつての何百分の1?に。

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 もう、びっくりしたわ。ほんと。「あんな女子選手前からいたっけ?」という沿道の人に説明する近所のおばちゃん状態に(苦笑)

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その後もつねに表彰台に登って全日本選手権では2位。

そういえば、どのシーズンだったかのレース後與那嶺恵理選手がかつて高校のテニスで対戦した間柄らしく、話に来ていたのを目撃したことがある。與那嶺選手は、周囲の我々に振り向いて「本当に赤松さんはすごい選手だったんですよ」と説明した。綾ちゃんはその横でいやあ、えへ、という感じだったけれど。

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あれよあれよの快進撃。

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彼女が名古屋に行ってからの一つ一つの戦績を追ってきたわけではなかったけれども、なんとも、感無量。

全日本の駐車場で、SimWorksチームの男性に綾ちゃんの変貌ぶりを強調したところ、そんなに変わったんですか?日ごろ顔合わせているとわかりませんけど、と苦笑いされて、彼女の強くなった秘密?食生活改善ぐらいしか心当たりないですが。と言われた。ほんまか。。

sim-works.com

その後、世界選は誰がメンバーに?という話題でもしや?という声が聞こえてきたところに、彼女が世界選の女子エリート日本代表になったというニュースが。

思えば、なんだかとてもすごいところまでやってきた感じもあるけれど、それだけのバックグラウンドも持つ綾ちゃん。

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今後の具体的な目標とか詳しいことは聞いていないけれども、いろいろ楽しみです。彼女が今後世界の舞台やいろんなものを見て経験して、よりよい道を歩んでいけますよう(こんどまたカメラ談義したいね)。

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赤松綾さんの instagramアカウント: @Ayabikes 

勤務先Circlesブログ内の彼女のコーナー: 赤松 綾 | Circles/名古屋の自転車屋

 

写真趣味経費がさらにアップ予感:flickrの赤字商売

flickrがもうかっていないと言っている。
ずっとお世話になってきたんですが。。 https://www.flickr.com/photos/firtreezzz/albums

2年前にyahooからflickrを買収したSmagMugからのメッセージ、「2年前サービス終了から救った我々だが、その後も損失が出ているので、助けると思ってProサブスクリプションを」、と呼びかけ。年明けからProの料金値上げ?
Flickrのトップページに掲載されたメッセージ)

自分的には

  • オリジナル画質でアップロードでき(Google Photoはできない)

  • 使い勝手が良い(Amazon Photoより全然良い)

  • クリエイティブコモンズの利用許諾条件を選択して表示できる(私は表示 - 非営利 - 改変禁止としている)

     

ことを理由にProサブスクリプションflickrを利用してきた(いま確認したら5万枚以上をアップしている。あほや、、)。写真と写真愛好家を愛するため、買収した。繁栄すべきサービスと考えたけど、金食い虫事業で相変わらず損失がでているので我々は慈善事業ではないとサービス終了の危険性もあることをちらつかせ、それを回避するには、とにかくより多くのPro契約を獲得することだとぶっちゃけ。12月末の決算期も迫ってるし。。株主に攻撃される。。対策とっとかないと。。

Adobeの契約金額とくらべてみるとFlickrはまだ良心的。より改善を行うことだけでなくメンテナンス費用だけでも限度があるのか。このメッセージではNetflixSpotifyには月9ドルみんな喜んで払ってるけど、Flickrは1か月に5ドル未満で利用者の価値が計り知れない貴重な写真資産を保存し世間にシェアする手段を与えていると言っている。
2年前にYahooからSmugMugに経営権が移ってその間、仕様が格段に改善されたという印象もなかったが、速度は20%アップし、メンテナンスも積極的に行って顧客満足度90%ということらしい。
以前よく見た女のコとパンダの写真でBad, bad panda! Come on. We want photos. We're aware of the problem and are fixing it. というしばらくお待ちください表示の頻度は以前より下がったかもしれない。 
しかし、写真愛好家はLightroomFlickrに永久にお布施をし続ける運命なのか。。機材にもPCにも欲を出せば無限にお金かかる。老後まで続ける自信がない。(いくら写真にお金かけてきたか考えようと思ったのですが、封印しました。)
今年初めに2年分Proサブスクリプション代払った自分はとりあえず現状維持するしかないけど、別の選択肢としてどこがあるんだろう?Googleフォトはオリジナル画質でアップできないし、Amazon Photosはオリジナル画質でアップできるけど使い勝手が超悪いし。
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なお余談ですが現在私がFlickrで選んでいる、ダウンロードした人への許諾条件は以下の通りですので、「もみこから」や「タンネから」でいいのでちょっと言及していただいて、もし商用の場合はご連絡いただければと思っています。
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2019世界選の旅(お土産編1)ハッピーラビット

ヨーロッパも最終日、フランクフルト発羽田行き夜の便に乗る前。

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犬っぽいと娘は言った

搭乗までの残り時間と相談しながらお店を見ていた。ドイツの誇るテディベアで有名なシュタイフ社のお店があって、このうさぎが通路に向かって座っていた。
毛の色が白ベースのグレー、表面の毛先が金色というか茶色っぽくてそれが味わい深い。
そして笑ってるような陽気な顔つき、シュタイフにしてはちょっとマンガチック?周囲の店をぐるっとチェックした後、またシュタイフの店に戻ってきて試しに手に取ったらたらもう手にスポッと収まってしまって抱き心地よくて手から離れない。大きさと手触り、耳の柔らかさ。買った。45ユーロぐらいだったかな。

 

我が家は夫がうさぎ好きで、うさぎグッズがうちには少しずつ溜まってきている。既に夫の部屋にはほかのうさぎグッズの他にうさぎのぬいぐるみが2つある(おじさんなのに。。)。その仲間にもなるしね。

Steiff Happy Rabbit [並行輸入品]

Steiff Happy Rabbit [並行輸入品]

 

と思って買って帰ったところ、うさぎコレクターの琴線に触れないタイプだったらしく気づくとHappyちゃんは廊下の高い本棚の上にポンとおかれていた。高かったのに。せっかく買ってきたのに。そこは埃がかかるんだよ。ということで今は私の部屋の棚にいる。


思えば、はるか昔。私が3歳ぐらいの時、父が出張土産にフランスで買ってきてくれたうさぎのぬいぐるみと共に過ごした。
そのうさぎはHappyちゃんのような座りポーズではなく、人形のように立ったような直立形(大の字?)。本体はしっかり硬めで日本のぬいぐるみのトレンドから完全に外れていた。
毛並みがピンクとグレーが混ざったような繊細で白っぽい複雑な色でトイプードルのように細かくカールした手触りに、緑がかったガラスの目がはいっていた。口は*みたいな形に刺しゅうされていた。あの手触りはいまだによみがえる。これは良いものなんだよと母が繰り返し私に刷り込んだ。

ビロードのうさぎ

ビロードのうさぎ

 

 当時このお話を読んで、自分のガラス目玉の体の硬い細かい縮れ毛直立うさぎ(名前はつけていた記憶がない)がこのお話のように、いつか「ほんもののうさぎ」になるのではと期待していた。✳︎じるしの口元におままごとの葉っぱの食事を押し付けて汚したり。


私がそのうさぎで遊ばなくなってから何年も経過したころ、突然母が、もうこの子はボロボロだから処分する、と宣言した。母は風情や思い出を否定はしないがそれよりも清潔感を人並み外れて重視する私の手でもオモチャでも外出先の手すりでも何でもアルコール消毒しまくりの傾向があった。

私も、前は大好きだったけれどもうしょうがないかなと言ってあとはほかのことに気をとられていた(そういえば今から数年前実家を処分したときアルコール消毒できる起き上がりこぼしとかリロリロとかやたらと丁寧に保管されていたのには驚いた)。

母が「あの捨てたウサギ」と何度も述懐するたびにそんなに言うならとっとけば良かったのにと思いつつも捨てられて残念というより可愛がってたウサギのことは現物が無くても心の隅で飼っていたような気もする。


今もあのウサギが居たらこの家でウサギ軍団が結成できたのにね。多分アンティークっぽさが加わってかなりいい雰囲気が出ていたと思う。

 

今回うちに来たHappyちゃんは手触り良いのにウォッシャブルらしい。流石シュタイフ社の技術力。シュタイフ愛好家の同僚いわく、シュタイフのぬいぐるみはシリアルナンバーが命なのだそう。(笑)

 

娘は今年就職だけど、大学進学で札幌に行く時も古びた柴犬の縫いぐるみ「むく」を連れて行ったのをまた連れてさいたまに帰ってくる。自分は不潔を気にしない母になった。