tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

(遅報)レールス君 補足

==========
(最新情報)
「タイを観光中のレールス君、旅のお相手は元ゲロル研修生つまりロードレーサーのニコ・カイナートだった。2人共旅を満喫中」(某所某お方情報)
==========
(ちょっと前)
惨憺たるアンコウ WDRのドミニク・レールスの記事から

  • 惨憺たるアンコウさんのところにあった、WDRの記事翻訳(元記事10月16日付http://www.wdr.de/themen/sport/rad/roels_2010/index.jhtml?stdComments=1。レールス君についてより詳細なことが書いてあった。
  • 一時はヤン・ウルリッヒをしのぐ才能とまで言われていながら、ミルラム加入後の二年のうちに期待にこたえることができず
  • ワールドクラスの選手はともかく「歩兵」を受け入れる余地がどんどんなくなっていく状況下、プロを続けることは困難に。
  • 選手時代すでに通信制大学で心理学と法学の勉強をはじめていた

それに対する読者コメントがやはり、自転車選手に対するかなり硬直的一方的な「みんなドーピングしているんだろう」的なものが多数らしく。そんな状況では、スポンサー企業の「自転車チームへの出資推進派」役員は立場をなくしちゃうよね。。
(それより以前から、惨憺たるアンコウさんのところではレールス君に注目。検索してみると彼のジロ日記などについての記事がある。)
===========

  • Dominik Roels(Cyclingarchives)今年はジロとブエルタに出場。ブエルタは完走。二つグランツール走り、うち一つはちゃんと完走してアシストとしてのお仕事完遂ても次のオファーがなかったりするのですね。。(上記リンク、下のほうにドラッグすると彼の写真が何枚かある。ごく若い頃、ドイツ国内のタイトル取ったりしていたころかな、金髪で(染めてた?)表情も別人のよう)
  • 最初、現在の彼のリラックスしたふんいきから、選手としての闘志を失ってしまったということもあるのかな、なんて思ったりもしたのですが、グランツール完走は生半可なことでは無理。努力は鬼のような顔にだけ宿るのではないと。
  • とりあえず、上記記事では気持ちを切り替えることで整理がついているような感じですが、その後彼はアジア放浪で何を考えているでしょうね。

(写真発掘)

レース中盤、プリウスチン、ヴァン・スーメレン、の後ろから上がってくるのはレールス(ですよね?)
===========

  • ずっと目指していた道において、非常な努力が報われて一直線に成功者になることは本当にすばらしいですが。まっすぐルートだけが人生の幸せじゃないですし。
  • 私が仕事で出会う人たちも、全てストレートに出世を重ねていた人にも人間がすばらしい人もいるけれども、一度くらい挫折や方向転換経験している人のほうが概して人の幅が広いというか、視野が限定されていないことが多いような気がするし。

==========
(ドイツの世間の目について)
普通のスポーツ情報サイトでも自転車関連記事のサイドバーには注射器の絵があったりしてドーピング反対を鋭く打ち出していたり、上のレールス記事への読者コメントに見るように少々ウェブ上では恐ろしいかんじがしていたため、ケルンではちょっと恐れていたのだけれど、実際はほのぼの感しか感じなかったけどなー。



この先導カーですが、先日のジャパンカップのときに「ケルンのときと同じやんか〜笑」と思ったのですが、このときの先導カーも、やや大げさな口調で、なにやら人々を思わず笑わせるようなサーカスの呼び込みのような口上を朗々と述べながら観客の前に現れて、私も何いってるかわからなかったけれど思わず誘われて笑ってしまったのだった。(車の向こうの人、笑ってるでしょ?)

  • こういう先導カーの「ムード作り」は、欧州のレースではよくあるんでしょうかね?


まあ、田舎のコースではみなお祭り気分なのだろうけど、果たして市街地は。というと、周回コースになって思ったのは、思ったより人が多い(もっともっと閑散としているかと。。)。案内人さんの話では、やっぱり人出は減ったということだったけれど。恐れていた注射器の着ぐるみとか自転車レース反対デモなんかは見かけなかった。もしかしたらどこかにはいたのかも知れないけれど。

  • この写真のお兄さんは顔だけ突き出しているけれども、ベルギーの観客との圧倒的な相違は、どんどん自分が前に行くというのを個々人が追求した結果、選手の通り道がなくなる、というような観戦をする観客はおらず、大きく秩序を乱す人がいなかったこと。(笑)
  • 日本とドイツの観客が似ているのは、どの選手にも惜しみなく、遅れた選手にも暖かい拍手を送っていたこと(ベルギーでは、満遍なく拍手をするのはシロート、といわんばかりな目付きの鋭い観客の「くろうと感」が濃厚だった。とくにDe Panneのレース。笑)

サイクルモード

自転車はどのくらい乗りますか?といわれると、あ、ロードは持ってますが。。。とじっと手をみて下を向いてしまうような自分ですが、でかけてまいりました。

  • 人出が多いのは例年のことですが、特定のブースやイベントに集中して人が群がるというより、来場者がそれぞれの興味に応じて分散してそれぞれの興味を追求している印象が(気のせいかも?)。自転車好きの層が多様化、重厚化してきたのかも?(気のせいかも)
  • コルナゴ神殿ブースの三者(コルナゴ氏、砂田氏、新城選手)トークショウと山本光学ブースの別府史之選手トークショウの人垣がすごかった。別府選手は高いところで話していなかったので、背伸びしても髪の毛の一部が見えるだけ(ホント)

  • 結局立ち話でほとんどの時間が過ぎたかも。
  • 辻浦選手トークショウはしご。まずメインステージ。話すプロ白戸さんをお相手にしながらも、けっこう話好きな片鱗を。オランダから20kgのママチャリを持って帰ってきて日本でも乗っている話とか、白戸さんの強いすすめに、チャンスがあればトライアスロンもしてみたいとも。お二人とも和やかに「とにかく自転車が好きなんです!」感があふれる雰囲気のよいトークショーでした。辻浦選手の大きな目標として、ロンドンオリンピックMTBで出場することだそうです。12月12日にせまったシクロクロス全日本では9連覇したいと思います。とのこと。
  • たなかそのこさんとのトークショーも拝見。小ぶりなブースでしたが、シクロクロスの雰囲気がよく伝わる写真や、昨シーズンのヨーロッパ遠征時のオランダでの合宿での様子など、楽しい写真をバックに合宿仲間?たなかさんと辻浦選手のお話を聞くことができました。
  • その後しつこく辻浦選手を質問攻めにしてしまい(すみません。。汗)今年も日本選手権終了の数日後にはヨーロッパ遠征の合宿地ベルギーに出立されるそうで、今年もSuperprestigeやGVAトロフィーにも出場を予定されているとか。この冬も辻浦選手の動向から目が離せません!

(写真は、合宿していた家の洗濯機?で自転車を洗っているところだそうです。どういう構造なのかいまいちよくわかりませんでしたが。。。)

  • なお、会場でめずらしくもフラマン語オランダ語?)のシクロクロスレースのビデオをやっていたので、食いついてみてしまい、シクロクロスは見たことないというお友達にあーだこーだ知っている範囲で説明しながらしばらく楽しんで観ていたところ、ブースの方が鋭く近寄ってきてカタログを下さったにもかかわらずそのままかばんに入れてしまったのですが、あとで拝見するとAUTHORというシクロクロスバイク中心の会社(チェコプラハに本拠)だったようで、反応しなくてすみませんブースの方(ゼット商会の取り扱い)どうりで、チェコ人のStybarが先頭を突っ走るレースを流していたのですね(ベルギーのメーカーだったらNysとかだったかも。笑)チェコではシクロクロスチームも運営、シムネック(いまはBKCP?)も所属したりしていたようです。ちゃんとお話をお聞きすればよかった。おまけにそのとき電話がかかってきたお友達に「オーサー」っていう看板のところにいる、と答えてしまったのですが「あーさー」と読むのですね。チェコ語読み?

  • 実は三船さんが上記ゼット商会のブースにいらっしゃるのかなあと思って覗いていたのですが、発見できず。その後どこかの道すがらで遭遇したとき「あの、ロッド・スチュワートというのは、、一体どのあたりがでしょうか?」と思わず突っ込んでしまい「むむむっ・・・性別が一緒です!」という返事が・・・大変失礼いたしました&ナイス切返し有難うございました(頭いいなあ)。
  • サングラスで度つきで安いのがあった!と同じく眼鏡のお友達に教えてもらってでかけたブースで話をお聞きしました。ベースとなる度つきレンズの上からパタパタと動かせる色つきレンズを交換できるというものでしたが、私の強烈な度数&乱視には向かない(常識的な範囲の近眼の人向き)ようでした。。でもちゃんと率直にそういってくださってありがとうございましたブースの方、、(やっぱり私の度つきサングラスは5万円コースだな。。orz)
  • サーヴェロのブースで、Beyond the PelotonのDVDをジャパンカップの日に購入したときのご担当者様と再会し、しばらくお話。自転車の購入目的でないのにうろうろしてすみません、とはっきりとこちらの立場を明確にしたところ、「そういうファンの方も大切です!」と言ってくださいました(ほっ)。プジョルが来日時、喜んでいたポイントもこっそり教えてくださいました(苦笑)

携帯売り場に売ってる転写シール。。じゃないよね?TTバイクのようでしたが、ハモンドにはこれの虎バージョン(寅年なので)でいかがでしょうか?

  • あとは、お友達が飯島選手に声をかけたので一緒にお話をお伺いしましたが、偉大な方でありながら大変穏やかに礼儀正しくお話してくださって、新しい人生ステップに進まれるにあたっての緊張感と期待感が伝わってまいりました。ふと見ると元全日本ロードレースチャンピオン「ショボちゃん」田代さんが普通にスタッフジャンパーを着てかいがいしくブースで立ち働いていらっしゃいました。