収まったかに見えたプロツール制、早くも暗雲ーグランツールオーガナイザーたちの反旗
やっぱりねえ。一筋縄では丸く収まらないと思ってた。http://d.hatena.ne.jp/tannenbaum/20041130
(以下適当訳)
UCIプレジデントのVerbruggen氏及びプロツールに選ばれた19チームに対し、三大ツールの主催者が11月29日付けで送りつけた共同提案に対し、翌11月30日に、Verbruggen氏は
その手紙でなされた提案は「半ば裏切り行為」であり「全くもって容認し難い」
と不満の意を表したemailを各プロツアーチームに送付。
11月29日にグランツール主催者であるASO,RCS及びODC Unipublic(以下、「グ」とする)が送付した手紙には以下の提案が:
- 「グ」の主催するレースは「グローバル・カレンダー」の中に含まれるものとする。
- 「グローバル・カレンダー」はUCIのセレクトしたレース及び「グ」の主催する11のレース(三大ツール及びその他のメジャーな8レース)が含まれるものとする。
- もしプロチームたちがその提案された「グローバルカレンダー」のすべてのレースに参加するのであれば、「グ」たちは微妙な状況を開放することが可能である
- すべての関係者によるワーキンググループをただちに組織し、時間をかけて誰もが納得する内容の、2006年から開始される新たな体制及びシステム作りをする。
- ・・・つまり、11のクラシックレースと3つのグランツールを「グローバルカレンダー」に含めるものとする内容の提案である
Verbruggen氏はASOが主導でプロツールをつぶそうとしているが、「グ」の企ては成功しないことを保証する、2005年1月1日には「UCIプロツアー制」がスタートするのである、と主張
やれやれ。。。
結局、不一致点とされていたチーム門戸を閉ざす事や倫理綱領、グランツールに関する既得権益、ドーピング問題等などについてなどのさまざまなポイントがクリアになってなかったので、しびれを切らしたグランツール主催者たちが自分たち主導の体勢作りに乗り出したと。年内にはとても決着つかないんじゃ。。