エヴァンスとサストレ
あー今年のツールもおわっちゃうー、また誰かが連覇するような時代がくるとしたら、今は過渡期なのかもしれない。。
でもこれまで比較的地味な立場でずっと努力してきた選手たちが主役になって僅差の戦いを繰り広げたというのは、見ごたえがあって、個人的には好みな展開。次世代のパワーが席巻する前に、彼らにチャンスが来たのはよかった。
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エヴァンスが勝つだろう、といわれていて、本人も王者らしい態度と風格が備わってきていた。その裏返しにはすごいプレッシャーがあったんだろうに、あと一歩に終わってしまったのはほんとうに気の毒だった。
- Nacoさんのとこにあったエヴァンス夫妻の写真は私もしみじみと眺めていたのだけれど、なんともいえないです。(奥さん、声楽家だったような。だからヴラーヴォっていう賛辞が自然にでたのかな)
- どこを切ってもあまりにも強いカードだらけのCSCのチーム力に立ち向かわなくてはならないエヴァンスに肩入れしたくなったのはいつもの判官びいきな私。
- (moritakuさんのところのロットのメンバーの脚質一覧.やっぱり平地系がかなり多いな。。アールツが山岳アシストしてたのでへえと思ったけどするべくしてやってたのですね。。)
- 途中のステージでマイヨジョーヌを着て涙した人間らしいシーンにはほろりとしたけれどブリュイネールさんはあの涙を「精神的エネルギーの無駄遣い」とコメントdidoさんのところより)したのだとか((苦笑)しかし、私は人間らしく泣いたり笑ったりして勝利するヒーローがいいな。
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でもサストレも私はいつかグランツールで報われてほしいと思っていた。2006年にはグランツール全部走ったり、バッソをよくアシストしたかと思うと自分でもコンスタントな成績を残していた。ブエルタなんかよく2位になってたような。。
- 彼を最初に認識したのは私のツール元年2003におしゃぶりゴールでステージ優勝した、今よりもうすこし顔が丸くて黒い巻き毛がかわいらしかった彼をみたとき。
- 頑固者なイメージがあって、映画Overcomingの2004年ツールではリース監督は彼にあれこれ要求するけど彼もなかなか素直に反応しなかったり、簡単な道のりではなかったようだった(あの映画はバッソの成長ぶりをメインにしているようで、じつはリースとサストレの葛藤のものがたりのような気がした)。
- あ、実は彼の走る後姿が美しいと言うのもポイントだったりするのですが(苦笑)
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- とかなんとかいって、終盤の総合狙いの中ではヴァンデベルデをひそかに応援していたのですが、長いアシスト生活から、ようやくエースとしてめざめてきたようですし、また頑張ってほしいものです。