tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

勝利の女神は清しきジャージに舞い降りる?(ジャージの泥の簡単なやっつけ方by Cyclocross Magazine)

-泥のシミが落ちきらないままの自転車ジャージ。手触りもごわついて、というのはある意味自転車選手の勲章なのかもしれないと思う。
しかしシクロクロスのジャージは、泥を落とすのが大変な白いジャージが案外多いような気がしますがいかがでしょうか。黒のジャージも逆に泥汚れが目立つようですしね。もう、シクロクロスではジャージは茶色にするしかないのか。。
雪の菅生でジャージについた粘りのある泥をどう落とすか、という話題をFacebookでみかけた。とりあえず、完全に泥のまま乾かしてから表面を落とし、その後固形石鹸で洗う、その銘柄はウタマロというのが有名らしい。

ウタマロ石けん 133G

ウタマロ石けん 133G

それを見て夏にCXMagazineで泥の落とし方に関する記事を見たことを思い出した。
http://www.cxmagazine.com/mud-laundry-practices
編集長のモリーさんがシクロクロス競技をはじめた2年前(比較的最近なんですね。笑)以来、悩まされていたことは

泥のついたジャージをいかににきれいにするか

ということだったらしいが、ある日マウンテンバイクに乗ったあとついに対策を編み出したらしい。。

  • …というのが夏ごろの記事にでていたけど、冬にシクロクロスシーズンになってから試した人はいるんだろうか?もう知ってる人だらけだったりして。

さて、モリーさんの発見したシンプルな対策というのは、

hose it down, while it’s still wet
まだ濡れているうちに水で洗い流す

  • というこらしい。。
  • これは、ある日モリーさんが特別ドロドロだったMTBライドの後、バイクを洗うついでに、洗濯機に入れる前のジャージについた泥や砂利を取り除いておこう、と思いついたことがきっかけだったらしい。
  • まだ濡れているうちに高圧洗浄機(high pressure sprayer)の水圧で流された衣類は、数秒のうちにとてもきれいになった。。
  • Pre-soak (洗濯機にかける前につけおきしておくこと)はもう忘れていい。らしい。
  • ちなみに米国人が一般的に利用する「洗濯、すすぎ、乾燥」の全自動コースでは泥シミはますます固着してしまう。
  • 記事では、すぐに高圧洗浄機で水洗いしたのとしなかったソックスの比較が出ていて、明らかな違いが。すぐ洗ったのはものすごく綺麗。
  • なんかよくわからないけど、こんな感じのが高圧洗浄機。

カウベルの音が響いた「野辺山シクロクロス」会場の熱気 泥と汗にまみれて走る選手を応援 - cyclist←野辺山で高圧洗浄機を使っている人の写真(サンスポ)。これは相当の水圧ですよね。物理的に泥の粒を繊維から追い出してしまうという方法なんですね。
で、高圧洗浄機でなくても、普通のホースの水の水圧でも綺麗になるのかどうか。。モリーさんは、高圧洗浄機で適切な圧力で、と書いていますが高圧洗浄機ほどでなくてもある程度水圧がかけられればいいのかな?

  • 最近シクロクロスをする人々の間で普及し始めている(?)高圧洗浄機ですが、強い水圧がかえってベアリングやタイヤへの影響を心配する人もいるようですが、逆にこんな活用法もあると言うことでご参考まで。。

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  • ホースで強めだったら、このやり方で使えるでしょうか。。

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  • これは農薬散布用の器具で自転車の泥を落としたついでに靴も洗っているところ。動力がいらないのがいいね。でもこれだとジャージの泥を落とすには水圧がたりないかな。

レース後に自転車を洗うついでに、ジャージ汚れの心配もすぐに洗い流せたら良いですねえ。

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なお、検索して上がってくる従来型の泥ヨゴレ対応法は例えばここ:
http://www.howtocleanstuff.net/how-to-remove-dirt-and-mud-stains/

濡れているうちにこすってはダメ!!繊維の間に泥が入りこんでかえってとれなくなる、ということを強調している。これは鉄則らしい。

  • 完全に泥が乾燥してからまずプラスチックのスプーンかナイフで表面の泥のかたまりを落とし(繊維の間に刷り込まないこと)その後小さなブラシでこすり、洗濯機、というのを繰り返す。--これをいったん始めたら完全に落ちるまで乾かしては、ましてや乾燥機にかけてはならないのだそうです。

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あと、このサイトで紹介されている、いったんついてしまった泥じみ対策。

  • 車などのメカニックの人用の、手に着いた汚れクリーナーのこってりしたものを布の表と裏に塗って表と裏からブラシでこする
  • 一時間ぐらいおく
  • 漂白剤とともに洗濯機へ。回す時間はできれば30分以上。

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思うに、泥の汚れというのは、乾かしてから取るにせよ、濡れている間に取るにせよとにかく微細な砂が繊維の間に入り込む事との物理的な闘いであって、ソースや果汁のしみのように、化学的な分解、、という問題ではないような気がしてきた。。超文系脳の私にはよくわからんけど。

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  • 小僧がソフトボールをやっていたスポーツ少年団時代に、こういうリサーチもせず、固形石鹸でこするといいよ、と言う先輩おかあさんの言うとおりにして、全部おちないけどベストを尽くしていた気になっていた私はやはり怠慢ハハだったようだ。。長い間に泥の細かい粒が入り込んだソックスやズボンは、ごわごわとした、当初とは全く別の組成の物質になったかのようだった。。
  • 小僧はいま高校のラクロス部で、基本的に自分で洗濯しているけれど、引退までにはまだ時間があるから、今度濡れてるうちに泥の靴下を洗ってくるようにいってみるか。。いってもやるのは無理そうだけど(笑)シミの着いたもののおとしかたは一度やってみますかね。