tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

欧州入り前夜のドタバタとKortrijkの夕暮れ

(前回までのお話)さて、ストライキを回避するためにベルリンへの移動日を1月30日から29日に変更することにして、1月26日の出発直前、1月24日夕方に追加でブリュッセル-ベルリン行きのチケットを予約した。それに伴い、すでに予約済みの宿について懸案が生じたのだった。

大きな地図で見るわけもなくKoksijdeとBruggeとKortrijkとBrussels Airportをつないでみた(電車ルートの表示がでないので徒歩ルート。距離のふんいきはわかるかな)
ベルギー滞在の間はフランドル地方北方に位置する古都Brugge(ブルージュ)のホテルをあらかじめ予約済みであった。

  • Bruggeにした理由は、シクロクロス世界選会場のKoksijdeからは1時間、ベルリンへ移動する30日の日にブリュッセルまで1時間ちょっとで電車移動できることと、ブルージュは、古都として有名だったので一度見てみたかったしKoksijdeから一番近い大きい町で便利だろうという点。
  • ところが、予定変更後Bruggeに泊まるのは得策ではなくなった。レースを半日みて29日中にブリュッセル空港にいくには、Bruggeのホテルを回っていくのは時間の無駄。ホテルに荷物を置けないとなるとレースの間スーツケースをどこに置くかが問題。
  • で、先だってのエントリで述べたように駅ロッカーを検索する旅にでたのだが、あまり芳しい調査結果は出なかった。
  • さて28日夜の宿をどこに変更するのがよいだろう、やっぱりKoksijde近くのホテルがいっぱいあるDe Pannneかなー。

さてベルギー滞在中に最低一日は絶対にお会いしようと約束していた橋川ヨーコさんと出発1日前の深夜まで荷造りのかたわら、やりとりをしていた(苦笑)。

  • ヨーコさんからはその前からベルギー滞在中ずっとうちに泊ってもよいし車を出してもよいとありがたいお申し出をいただいていたが、実際にお会いするのが初めてなのにそんなにいきなり何泊もというのははばかられた。
  • ともかくもその時点ではエリートレースの前日、28日夜は、橋川健さんが「銀輪の風」取材班に同行されるので不在なので、ヨーコさんとお子さんたちとレースを翌日一緒にみるためレース会場近くのDe Panneにみんなで宿を取ろうとかいう話になった
  • その前の二泊はブルージュにするか、どうするか。その日は決められなくて、力尽き寝た(苦笑)。
  • 出発の日の朝起きて、荷物を持って宿をあちこち移動しないでとにかく最初からヨーコさんにお世話になったほうが良いだろうと決心して、出発のぎりぎり直前にBruggeのホテルを全部キャンセルして(羽田に向かう道すがら、スマホからBooking.comにキャンセルを入れた)橋川宅2泊お世話になり、ヨーコさんとお子さんたちと一緒にVeurne1泊ということが決定したのだった・・・

で、26日に仕事を1日終えたあと、深夜便で羽田からパリを経てあれこれオタオタしながらようやく欧州時間1月26日午後、世界遺産のある街Kortrijkに到達したのだった。
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そもそもBrussels-Midi駅を経由する必要がなかったという説もある、、、(AirFranceおしきせのTGVだったけど、たぶん途中のリールに止まった気がする、、そこで降りれば早かったはず。。おたおたしすぎ)
ともかく、コルトレイクの町についた。さっそくヨーコさんに街を案内していただく。世界遺産の時計台や歴史的建造物もたくさんあれば
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今風のショッピングも楽しめる、ごみごみしていなくて住みやすそうな町(で、かつ、自転車レースが頻繁に近辺で開催されるメッカでもあり、グレッグ・レモンが住んでいたことを住民がいまでも誇りにするような町でもあるらしい。人々はフラマン語なのだけれど、英語ではなしかけるとふつうに英語で返事してくれる。英語圏の人にも住みやすいところ。)
↓極度乾燥しなさい、という日本語をあしらったデザインを使うカジュアルブランド(英国?)も商店街にあった。高いんだよねー
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↓雨がよく降るのでカッパで自転車に乗る人もなかなかサマになっていてかっこいい。
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↓かわいらしい修道院の建物も残っている。
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こういう細い路地は京都を思い出させる。
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http://flic.kr/s/aHsjywf3D2←ほかにもコルトレイクの風景をたくさん撮影したので、よろしければどうぞ

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そして、会えましたよ、ジョー君、楽たん。これは私が持参した日本からの手ぬぐいに包んだあめちゃんセットを開封しているところ。新参者のわたしがめずらしいので、子供らしい率直な視線でこちらのようすをうかがっている楽たん(笑)(お子さんの写真の顔出しについては、了解いただいています)
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なんとかして一つでも多く飴ちゃんを食べる方策を考え中。。お兄ちゃんのジョー君の視線がやさしい。
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ふと気づくと中庭の空は美しい夕焼け。
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夕焼けきれい、というとさっそく見にゆく楽たん。
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楽たんは月のことを「おやすみなさい」と呼ぶ。「おやすみなさい、お月さま」という絵本を読んだせいらしい。
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そして、ムール貝を手早く調理。もちろん専用フライヤーでフリッツも。
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おいしいね!ベルギービールも惜しげなく出していただき感激。
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もう、ホテル泊だけの旅とはくらべものにならない幸せなベルギーの旅になりました。
このあとも、車でレース会場まで乗せていただいたり、ベルリンへの移動日も荷物をレース開場の駐車場に置いた車のトランクに入れていただいたり、最終日の当日券は販売中止となったレースチケットの手配のこととか、数知れず今回の旅でお世話になりました。本当にありがとうございましたヨーコさん。(留守中に快くお邪魔させてくださった橋川健さんもまことにありがとうございました)。
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このあと、ロードレースシーズンを迎えると橋川家は多忙なシーズンに突入した、
このエントリを書いている当日、橋川家はTeam NippoとTeam Eurasiaの選手たちが滞在し総勢12名分の食事を用意している。日本から若者たちをたくさん受け入れている美人でしっかり者のヨーコさん、これからもがんばって!
チームの歴史:Team NIPPO:NIPPO
Team Eurasia - IRC tire
「海外で活動できるプロの育成」を目指す、3年目のユーラシア 小石祐馬が加入 | cyclowired

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大門監督の心づくしの食材(大量)を前に、ジョー君(色白美少年)

  • 繊細な顔立ちだけど、福島時代はみみずをほおずりしたりしていた野生児で、また、お父さん譲りなのかどうか、人並みはずれた体力の持ち主だとか。
  • 学校では地元の子供たちとフラマン語を自由に操って遊び、両親にはフラマン語を解説するほどの実力*1
  • さらに自転車レースおたくでもあり、自分のPCでTeam SKYのHPを隅から隅までチェックし、選手とその装備の判別に余念がなかった。日本のマニアたちのオフ会にでかけていっても、互角以上にわたり合えそうな情報量が彼の頭にはインプットされているようだった(ちなみに、学校のお友達にはそんなマニアはいないらしい)
  • そしてその上に、私が移動時に荷物をもたもたいじってたりすると「もってあげようか」と言ってくれたり、みんなから遅れて歩いているとだまって待っていてくれたりするジェントルマンである。学校でも女の子にモテモテらしい。

将来このまま美形でオタクなアスリートとして大成されることを期待します。

*1:本人によるとStybarのフラマン語は自分よりも下手らしい