東の女子もいってみよう!「泥ん女合宿」
埼玉県の上尾を拠点としている「臼杵レーシング」の綿貫さんから声をかけていただいて、全日本選手権開催予定地の宇都宮ろまんちっく村で関東圏のシクロクロス女子選手合宿模様を撮影してまいりました。
ろまんちっく村は温泉と飲食施設には昔行ったことがあり、ジャパンカップの古賀志山頂の出店でろまんちっく村のビールを買った記憶があるが、いつのまにか常設のMTBコースができていたらしい。昨年のレースは見に行っていないので、いわば全日本の下見も兼ねることに。
(なお、この合宿開催は事前にろまんちっく村側の使用許可を取っていたようです。)
早朝、自宅近くから拾っていただき、綿貫さんが直前の富士チャレンジ200㎞の部で見事優勝したときのお話など聞きながら一路宇都宮へ。
(あたりは田園風景。)
(林間の常設MTBコース。散歩やトレイルランの人もくるけど常設ってすばらしい。)
内容は八の字、キャンバー、シケイン、つるつる泥上り、林間、スタートダッシュ+コーナーリング、シケイン+往復、だったでしょうか。
(池の周りのエリアに張る陣形を決める伊井親分)。
(要領よくマーカーが並べられた)
L2の選手をほかの人たちが指導するような感じでした。八の字練習といっても、違う大きさの丸がつながる八の字とか、とてもちいさい八の字、キャンバー部分もある八の字とか難易度とバリエーションさまざま。
(笑顔でサクサク走る綿貫さん)
上級者はそんな八の字をスピードにのったままなめらかにこなします。
L2の皆さんも、回数を繰り返すごとに「乗りこなしてる感」がアップしてきて上手になっているのがわかりました。反復と、アドバイス。
実は私もCX車体験できるように、綿貫さんはアンカーのCX車(試乗用)を3サイズも手配してくれていたのでした。。なので、八の字練習だけはしてみましたよ。
(写真は断固省略)。
・視線を進行方向に、とかハンドル切らない、とか基本的なことを教えてもらって八の字を繰り返すうちになんだかスムースに乗れてきた気がして楽しくなってきましたよ。こんど公園で一人でやろうかな
(レースは出ませんw)。
・ほかの練習メニューについては、事前にあらゆる方向の知り合いから怪我するからやめろと真剣なアドバイスの数々があった(どれだけ運痴と思われているのか。。)ので、ご遠慮しました。確かに初夏まではロードに乗っていた(当社比)けれどその後。。
・完全シロートの感想ですがアンカーのCX車、軽くていきなり乗る人間にも乗りやすかったです。
(この時点で無理な感じになり、撮影に専念しました)
池の周りのキャンバーをくねくね登ったり下ったりする練習。難しそう。
一見ドライだったけれども、乗るうちに湿った泥が表面に出て難易度が一気にアップ。MTBコース前のキャンバーも同様な土質に見えました。
JCX選手権の翌日の全日本選手権が楽しみですね。
(トイレに行ってる間にシケインの越え方についての説明をききそびれた)
(腰のリハビリで中の綾野桂子さんはコーチ役で参加。きびきびとした指導の声が飛ぶ)
( 地元宇都宮のL1選手、林口さん。きれいなフォーム)
(コーチ役にマーカー設置に活躍の、網代さんはご夫婦で参加。)
今になって思うとシケインは飛んでいるところばかりでなく準備動作をたくさん撮ればよかった。
これは撮りたい絵のために寄って撮ったもの。練習の写真だからね、こういうのばかりでなく引いた写真も必要ですよね。
(あれ、赤いジャージの人が飛び入りです)
ヒカル君のシケインはすんなりなめらか速すぎてなにがどうなってるのか把握できないうちに過ぎ去ってしまう。
終わってからFacebookに出した写真から後日シケインの前の足の外し方や踏み切りをどうする、などのコメントが盛り上がったりして、私はシケイン前後の乗降のへんからそんなに連写もしておらずもったいないことをしました。
※結論としてはスピードを殺さない無駄なく安全きれいなやり方を各自見つける、と言うことみたいですね(雑)
まあYouTubeにも色々シケインレクチャーの動画載ってるしね。
そうそう、今回痛感したのは絵になる写真やかっこいい写真を撮るだけでなく、あとで参考になる写真、という観点もあるんですよね。。
今回は講師になった方たちも、自分が無意識にやっていることを再認識して言葉で説明したり生徒の弱点を見つける練習をしたことで、技術の再認識やレースで相手の弱点をみつけるのに役に立つかもという声があり、なるほど、教え、教えられることは、相互に勉強になるのだなあと感心しました。
(言葉にして伝えるのが上手な武田和佳ちゃん。自転車一家で育ち小さいころから人に囲まれて自転車が上達してきたからかもしれない)
いくらうまい人でも、教えるときにぱーっとやって、がーっといって、それから、根性!気合!と指導するだけでは、なかなか具体的なものが伝わりませんからね。(昔はそういう教え方でもモノになる人はなったのかな。見て盗め的な)
(フロントのシングル化について語る女子たち)
一日目最後の練習はスタート後のファーストコーナーダッシュ。見ていて一番楽しかったです。普段は一緒にダッシュする機会のない人たちががっつり走りました。
(ハッスルして楽しそうだった伊井さん。)
一夜明けて。
朝、山がかったきれいな空気の中を和佳ちゃんとランニング。道端には秋の実りが色々ありました。私は喉の調子がもう一つだったのですが、湿り気を含んだ澄んだ空気のせいか、一泊したら治っていました。
宇都宮で自転車店https://www.facebook.com/gufocycleworks/
を営む中里聡史さんが二日目コーチとして合流。
★ポタリングイベント開催★たかポタvol.1 ~たかねざわでポタリングイベントはじめます~ | 【じてんしゃ部】特集 | 栃ナビ!
高根沢のポタリングイベント「たかポタ」開催にかかわったりされているようです
ろまんちっく村の常設マウンテンバイクコースはクマザサが茂る林の中にコーステープが張ってあっていつも走れるのですね。こういう場所がたくさんあると良いですね。
2013年デフリンピックのMTBで銅メダルを獲得した早瀬久美さんも参加。シクロクロスのレースでもお見かけしますよね。
リオパラリンピックのNHK解説をされたご主人の早瀬健太郎さん。
MTBコース前のキャンバーは縦に上ろうとするとかなり急。昨年のレースでは急坂登りがあって結構大変だったのでしょうか?(←見ていない) つるつる泥登りにはコツがあるんだそうです。
普段女子度高い女子であってもこのときばかりはがっつりとしたステップで登らなければなりません。
(MTBオリエンテーリング世界選手権出場の森さんは、インドネシア出張帰国直後に二日目から合流。)
これで今回の参加者は、「ろまんち」のコース攻略はばっちり?
一日目の夕食時綿貫さんより、
これまで西日本主導できたシクロクロスだけれど、東日本でも女子選手が増えてきて、レース内容としても充実してきた、そんな状況の中、東日本からチャンピオンを輩出したいということや、女子選手同士、レース会場であったら挨拶しあえるとよいね。というようなお話がありました。
長い間西の選手たちに囲まれながら続けてきた東の女、綿貫さんの話は、重みがありますね。
撮影についていえば、私はピアノの練習でいうと「ハノン」のように繰り返しの撮影ができたのは練習になった。。かな?最後暗い林の中でチャレンジした流し撮りや露光間ズーム。
露光間ズームは20枚ぐらいチャレンジして1-2枚ぐらいしか成功しなかった。。暗くなければもっと成功したかな。
(唯一、露光間ズームの写真に成功したといえるかも)
今回の写真は参考用なので、JPEGで撮ったもの1200枚一気に「撮って出し」を参加者の皆さん用にしたのですが(ひどい失敗写真以外、だいたいうつっていればよしとして)、flickrの一回のアップロードに800枚一気、とかだと「不具合が起きる可能性が高い」と画面で警告がでるのですね(苦笑)
あと、一つのアルバムにたくさんアップしすぎると、閲覧するときにPCやスマホのメモリーを圧迫するのでうまく見られないこともあるらしく、別のアルバムにすればよかったということも後でわかる。
レースのときは、300枚くらいをそのままJPEG撮って出しで人の目に触れても恥ずかしくないのが理想だけどまだまだ失敗だらけ。。。
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なんにせよ、いろいろ良い経験になった合宿でした。お世話になりました。
女子選手の交流とお互いのブラッシュアップの機会が増えるとよいですね~。