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tannenbaum居眠り日記💤

シロート観戦者による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Sanne Cantの宿願達成と女子サイクリングに投じた一石(世界選手権2016-17女子エリート)

世界選手権が終わりましたね。。一番印象に残ったのはやはり、Marianne VosとSanne Cantの一騎打ちでしょうか。

http://www.cicloweb.it/wp-content/uploads/2017/01/17sannecantwcbieles-990x660.jpg

(Cycloweb. it より)

怪我による長い欠場(2年ぐらい?)から12月のレース復帰後すでに手の施しようがない圧勝シーンを見せつけてきた、ロードもトラックもMTBもすべて強い女王様、8回目のタイトルを狙うMarianne Vosに、スタートでは後方に沈んだけど諦めないで上がってきて食い下がるまだ若いシクロクロッサーSanne Cant。

www.youtube.com


独走状態だったVosにさすがに追いつくのは厳しいかと思ってた最終周回なかば、8秒差くらいだった時、まさかのVosのチェーン落ちでふたりは合流。その後は転倒しやすいコンディションの中肩と肩をぶつけ合うような競り合い、見ているほうも悲鳴をあげそうでした。

f:id:tannenbaum:20170202055657j:plain

最初から前で走っていたのならともかく、スタートでかなり出遅れていたカントだったので、追い上げてきた、というところも踏まえるとものすごい気力。

チェーン落ちのお陰で独走レースからガチンコバトルになったわけですが、その後の戦いは今後も語られる屈指の名勝負になりそう。ライブで観られてよかった~。

トップクラスの選手も慎重に走らざるを得ない難しいコースで、シクロクロスのテクニックに長けていたカントのほうがVosよりも今回のコースに向いていたということも言われていますね(フィニッシュストレートも短かった)。Vosも出場者のなかでCantが一番テクニックで優れていて、彼女にこのようなテクニカルなコースで勝つのは難しいことだったと言っているようです。

cyclingtips.com

Cantは若干群雄割拠な感もある昨今の女子選手の中でここ2年くらいワールドカップもSuperptestigeもBpost Bank Trophy (DVV) も洗いざらいタイトルを取りまくって一歩リードしてきたけれども、どうしてか世界選のタイトルは縁がなかったんですよね。

Sanne Cant - Wikipedia

戦績にはいろんなタイトルが「1」ばかり。さぞ、今回こそアルカンシェルを獲りたかったことでしょう。

https://31.media.tumblr.com/930276bc314dd3cfe9f9333f389c8872/tumblr_inline_nj688tXbQv1rh7ox7.png

(California Streamingより)

覚えているのは2015年の世界選手権。フランス人の女子度も脚力も万全な(きらきら)ロード世界チャンピオンポーリーンPauline Ferrand-Prevotにゴールスプリントで敗れ、表彰台で全身全霊がっかり全開、なりふり構わず悔しがっていたサナ。
それと比べてメークもリザルトもばっちりの勝者ポーリーンとの対比の鮮烈さ。このときカントの「素」な感じが強い印象となった。

www.youtube.com

(2015年で2位になった時の世界選手権の動画。ロードの世界チャンプでもあったFerrand-Prevotにスプリントで敗れた。)

このときのサナは敗戦の弁のなかで自分はシーズン冒頭から毎週沢山レースを走ってきてFerrand-PrevotやVosのように12月からクロスシーズンをはじめた選手と比べると、1月終わりの脚のフレッシュさで自分はかなわないのも当然。とパートタイム兼業選手との不公平感?に愚痴モード、だったような。

www.sport.be

まあその後も負けたくないオーラの凄まじさには定評があり、前を走る選手を追うときの眼が「おれの前を走るやつはころす」っていってるみたいだ、と友人たちの間で評判になるほど。
最近はそれでも、メリハリが効くというか、存在感を殺すときもあるような?感じを受けていた。

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優勝決まった後の今回の表情は2015年同様に「素」で、そして素晴らしかった。。ここ数年どころではなく6歳から20年間抱いてきた宿願の達成。わたしも彼女の喜ぶ様子を満喫した。

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と書いたところで上の2015年の表彰式の写真を取り上げた米国女性のブログをすこし斜めに読んでみたけど、当時そのときのカントの表彰台での態度が「プロ意識低い」とか言う向きもあったんだね、このブロガーさんの意見では全身全霊をつぎ込んだレースの後、表面取り繕わない表情を見せることで、カントは女子サイクリングを見る世間の意識に一石を投じてくれた、という意見のようだった(ていうかこのアメリカの自転車ファンの人久しぶりにこのアイコン写真見た)

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綺麗さキラキラを徹底する人もいて、粗削りな「素」が個性の人もいて、その色とりどりっぷりも女子サイクリングを見る醍醐味のひとつな気もします、。(雑食)

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いつも穏やかな印象を受けるVosがあんなにはっきりくやしさをにじませていたというのも印象的で。今後の彼女たちのバトルを見届けたいです。

直後のレースではVosがCantに勝ったみたいですね。連続ドラマシリーズは続く。
(ちなみに私はなぜかナッシュ姐さんがお気に入りですが、彼女も遅れたあとの挽回すごかった)

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(関係ありませんが、クリームチーズをリードペーパータオルかガーゼでくるんで、その上からみりんを混ぜた味噌をぬりたくって数日置いたものはまさに「醍醐味」です)

www.meg-snow.com

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・・ということで一時期友人の一部に好評だったサナちゃんの眼鏡っこ写真。最近の写真には出てこないなー。普段もコンタクトにしたのかな(※すみっこネタミーハーブログです)

http://www.sport.be/media/photos/2015/januari/cantprv.jpg

(Sport.be より)(誰です、鬼太郎って言ってる人は)

 

 

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日本の女子選手の表彰台も個性豊かでいい感じですよね!
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