tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Tモバイル改革路線進行中


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CNの引用した L'Equipeの記事によると、TモバイルはチームマネジャーのOlaf Ludwig とSport Director のMario Kummerを退陣させる(記事では更なる解雇、とあるので契約途中での解任ということですかね?)、Kummerの後任には現役引退後チームのアドバイザーとしてかかわってきたロルフ・アルダグを据える、と伝えられた模様。

  • ただしプロツアーライセンスを持っているLudwig と彼の会社Olaf Ludwig Cycling GmbHからライセンスを買い取るのはどこになるかについて明らかにされていないとか。Ludwigの後任もしくはアシスタントとしてTモバイル女子チームのBob Stapletonが挙げられている模様。
  • 今回のスキャンダルに原因があるのではなく、いろいろな面を見据えた上での一連の改革の一環である、とスポークスマンは発表しているけれど「以後第二のウルリッヒのケースが起こらないように」とかもいってますよ。
  • とりあえずツールからチームが帰ってきたら話し合いがもたれるようですが、決してチームの乗っ取りルードヴィヒの追い落としのような趣旨ではない、といってるようです。

いやー、Tモバイルはもう自転車ビジネスに懲りたかと思ってましたが、ドイツの自転車ブームはそれを上回る勢いなんでしょうね。オペレーションの改革をして、さらにチームを変えていこうとしているようです。。。が。。。スポンサーさまの権力がここまで強くてこれまでの監督のライセンスを強奪してまでチームブランドを維持しようなんていチームってほかにありましたっけ?

アルダグがチームを運営するのを見るのはどうなるのか、楽しみではあります。ゆくゆくツァベルも呼ばれたりして、などとの想像も働きますが。

  • しかし、自転車ロードレースのチーム運営主体はいつも監督の個人会社であり、そこがプロツアーライセンス受けて、そこにスポンサーが資金を出す、という構造って不思議ですね。だから同一のチームで監督も同じでもスポンサーの変更でジャージやチーム名が変わったりするんでしょうけど。それって小規模スポンサーのあちこちから資金を年ごとにかき集めているチームではマッチしていると思う。
  • Tモバイルの場合スポンサーとチームの運用会社を分ける意味あるのでしょうかね(まあ、そういう制度になってるのでしょうかね)なんていうか、チームの内容(選手、監督)の同一性は保たなくていいからブランド名だけ保ちたいような感じで、ほかのチームとは異質ですね。