あらヤダ、レースを見た人は自転車乗りにならなきゃいけないんですって(JC有料化その3)
あー、なんか毎年秋に交通規制かけてやるやつですよねー、ファンじゃない市民にはけっこう厄介なイメージじゃないかな。見に行ったことないですね。
(宇都宮市出身の同僚のコメント)
お金がない? - HONK de BONK
くまたろうさんのところを読むと、日本自転車振興会の公益補助金が平成18年度は最盛期の53%まで減額、宇都宮市への補助金も平成15年当時減額されたとの記載がある。
- 当初は競輪収益金からの補助金があてにできたので、官主導でも成り立っていたけれど、それも減額されてしまったために厳しくなったと。。
平成15年度包括外部監査報告書(PDF)77頁以降
- 市のさまざまな補助金等の使途についての外部監査報告書、わざわざ末尾にジャパンカップの資料が添付されている。報告書では、一応集客効果から地元への経済効果はあるけれども、なにも市から毎年7000万円もの補助金を出す必要があるかどうかは、考えてみようよ、と言っている。その補助金額は、レース歳入のなんと60%(平成15年当時)。。。市として問題視されている支出項目なのは間違いない。
宇都宮市の事務事業評価表(平成16年)(PDF)
‐レース費用(宇都宮市の出したレース費用)を単純に選手一人当たりの数字にすると選手一人につき100万円くらいの市の予算を費やしていますね。
宇都宮市スポーツ振興審議会の会議録(平成17年)(PDF)
- 市では「スポーツ振興課」というところが担当しているようで、結局このレースは「スポーツの振興に役立つ」(+経済波及効果)ということでなんとか(批判をあびつつも)補助金が出ているということでしょうか?
また、レース会場で行ったアンケートでどれだけの割合の人が「レースをみてスポーツをはじめたくなったか」というのを大変重要視して確認している模様です。
- レースを見た人がスポーツをやりたくなるために、宇都宮市スポーツ振興課が予算を割り当てているという理屈。(その噂をきいていたので、現地にあったアンケート用紙に必死で「レースに感激したので、本格的な自転車を買って、スポーツとして乗りたくなりました!!」と書いたことがあります。。まあたまたま(笑)本当にその後ロードを買ったわけですが)
・・でもそれでは「見るだけエンジョイ派」のファンが否定されてしまう・・・
- 補助金、助成金に大幅に依存する必要がないように、一般企業のスポンサーを集めることは難しいでしょうか。。(平成15年現在、運営費用は1億円とちょっと)。
- 民間スポンサー主導だと、レースの名前にスポンサー名が冠されたり、やたらと広告がでかでかとでたり、キャラバン隊がでたり(←ツールじゃあるまいし。でも出ると楽しい♪)商売っ気が前面にでて、やだなーとか思う人もいるかもしれませんが、いろいろと雰囲気はかわりそうですね。
- で、今年の予算の使い方ですが、↓をみるとセキュリティ面だけではなく、
- 「全国展開の宣伝により、日本全国に広めたい」という宣伝目的にも、という記載があります。
- それが功を奏して、来年はスポンサー獲得、チケット不要、になると良いなと希望します。。。が、街中で画像を流して普及につながるのかしらん。。
- より充実した選手及びチームの招聘活動、というところについては、華やかなスターチームを呼ぶのが大変なら、そこまでのチームじゃなくても、私は楽しめると思います。。。
- 「全国展開の宣伝により、日本全国に広めたい」という宣伝目的にも、という記載があります。
http://japancup.cyclingtime.com/ticket/index.html
■有料の入場チケットが必要になった宇都宮ジャパンカップ
本年度より有料の入場チケットが必要になった宇都宮ジャパンカップは、地元のものだけではなく、日本全国的に広めたいという目的のもと、今回は全国展開の広告宣伝をさせていただいております。
自転車レース人気の上昇とともに、年々観戦のお客様も増え、その誘導警備清掃対策などの費用も増加しております。
有料チケット制の導入による収益は今後のより充実した選手及びチームの招聘活動や大会の存続、より良い運営、宣伝活動に充てさせていただきます。皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げます。