tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

CPA(Cyclistes Professionnels Associés)の活動【ド問題編】


・・・CPAがドーピングについてなんもアクションとってないやんか、と批判しましたが、ちょっと検索したら、動いてはいるようです(全然気づいてなかった。。。)


【その1】

WADAの会長Dick Pound氏が英Guardian記事でサイクリング界とドーピングについて中傷的な発言をしたことについて、Pound氏にその撤回を求めていたが応じないようなので、「予定通り必要な(法的)手続きを踏む」としている。


そのときのPoundの発言をかいつまんで。(すみませんが、真剣に読みたい方はどうかごじぶんで原文にあたってください)

  • ドーピングは偶発的に生じているのではなく、入念に計画された欺瞞であり、複雑な方法で、高度なテクニックと高機能な薬物を用いている。
  • それらの欺瞞は、「自転車競技はクリーンでありつづけていると声高に宣言している、一般には注意深い観察眼であると目されている自転車界の当局者」がみている中で行われている。
  • 彼らの成果からみるに、当局者たちは白い杖と盲導犬なしで外を歩くことは許されるべきではない

こういう言い回し自体、大丈夫なんでしょうか。。

【その2】

CPA会長のフランセスコ・モゼールがドーピング規制を緩和すべきとイタリアのテレビにて発言したとされていた件についての釈明(吹っかけられた議論で不必要なことをいわされたようなかんじ)。

CPAはさらに続けて、International Association Professional Cycling teams(AIGCP)の倫理規範に対し反対であると言及。
CPAによると

  • その倫理規範は恣意的、独断的で一貫しない*1ものである:ある選手は違反者であると追及され、他の調査手続き中の者はレースに出場し続けられることができている。
  • このような問題を回避し蔓延している混乱から脱却するため、CPAはAIGCPにこれらトレードチームが単なる疑惑や憶測下にある選手を除外することを可能にするような規定を削除することを求める。
  • 次のシーズンまでにこの点についての明確な回答を要求する。

この倫理規範、現在もそのままですよね?(削除されたとかいう話聞いてないですよね。。)

*1:というか一貫した運用が難しい定め方の