tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Team High Roadジロ・デ・イタリア出場落選


えーと、ジロの出場チームに関する決定について。

  • これもUCIとASOのもめごとの産物であるというのは確かなようです。

(追記)これについて、追加記事書きました。2/3のエントリ
========


Cycling Weekly/ Astana and High Road not invided to 2008 Giro d'Italia
CyclingWeeklyの記事でオーガナイザーが今回のチーム選定基準について挙げています

The director of the Giro d'Italia Angelo Zomegnan told Cycling Weekly that the two teams and other candidates such as Acqua e Sapone, Credit Agricole and Bouygues Telecom, have not been invited based on four principal selection criteria:
ethics, quality, internationality and long-term relationships with race organizing company RCS.

チームの倫理、クオリティ、国際性、及びオーガナイザーRCSとの長期的な関係

はあ、「RCSとの長期的な関係」ですか。。
CyclingWeekly/
COMMENT: SHOCKING DECISION BY GIRO ORGANISERS

Cycling weeklyがコメントしているように、ハイロードの除外はそれによって怒らせる心配のないスポンサー企業の不在というのも要因になっていると思われます。

まあそういうことでプロチームを多数除外することが今回のオーガナイザーの目的であることは明白であります。

    • 私個人としてはTeam High Roadがパリ〜ルーベに出場できないかもしれないということは覚悟しておきます。(フランドル一周とヘント〜ヴェヴェルヘムはプロツアーに残ったのね。ふむ)

UCIプロツアー2008 - WikipediaUCIプロツアーに残ったレースと離脱したレースのおさらい。

========

  • しかしでも、こういう政治的なごたごたで選手たちが翻弄されるのを見るのは本当に忍びないです。プロチームの選手たちは、各自自分の目標とするレースに出場できる予定のチームに加入して、練習を積んできているわけで、それも上部のおっさんたちのごたごたですべておじゃんになる可能性を常にはらむことになりました。

最初に思い浮かんだのは、「プロフェッサー」ピノッティ先生。
http://www.cyclingnews.com/news.php?id=news/2008/feb08/feb02news
ああ、彼の感じのよい笑顔と活躍がジロでみられないなんて、、涙涙、、彼が何をしたというのだ。。

  • High Road はたしか、今年のジロのためにイタリア人クライマーPossoniも採用しましたし、オリンピックのためにツールをスキップするカヴェンディッシュとウィギンスがジロにターゲットを絞っていたと思います。あとLovkvist,Rogers, Ciolekがメンバーに挙げられていました。
  • また、チームにとってグランツールでの活躍は、今季ドイツテレコムからの「手切れ金」で食いつないでいるチームの次期スポンサーへのアピールになる、というためにも当然必要なものでありました。もし万が一こんどツールの選考に漏れたらもうHigh Roadは次のスポンサーみつけるのは絶望ではないかと思います。ツールではフランス系チームを重要視したセレクトをするのは明白、下手するとプロチームもどんどん転落しそうな予感。。まあそうなってもひいき選手の就職先があれば別にいいんですけどね