tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

チーム解散に関する選手コメント集

【コレイア】
João Correia interview: Racing with the Cervélo Test Team, and why it is stopping
インタビューの数日前にはVelonationの人に「サーヴェロのマネジメントはベストを尽くしたとは言えない」、とこぼしたらしいコレイア、ここでは穏便に(インタビュアーとしては同じように話してほしかった?)。現在代理人が3つのチームと交渉中だとか。彼の知るかぎり選手スタッフのほとんどが行き先を見つけているはずとのこと。

  • 突然の感がつよかった解散決定。UCIのルール変更のため、現状レベルのレース出場確保にはプロツアーチーム登録が必要となった。そのための追加資金が必要となり、新規の追加スポンサーを探していたところ、決まりかけていたある企業の経営陣交替のせいで話が流れてしまったということらしい。(←出資企業の政治的問題で話が流れるというのはまあ前どこかで聞いたような話だ。)
  • で、いったんチーム解散を決めたあとマネジメントは選手や関係者たちの転職先確保のために奔走していると(←ここでコレイアはそう言ってないけど、それにしても決めるのが遅かったことは否めない。。)。
  • 移籍について。彼は自分はアシスト選手であるという以外にチームの広報活動にいい影響を与えると。彼のような選手を雇うチームに、ファンはポジティブなイメージ(勝利だけがすべてではない、だとか、彼の経歴や境遇に対する世間や一般サイクリストからの共鳴)をもたらすからね(売り込み?)

彼の目標はよりよいアシストができるようになること、アシストの仕事には満足していると。

  • サーヴェロでコレイアは一緒に走った選手たちにいかに感銘を受けたかを聞かれ、まず若手ではアポローニオ、プジョル、デニフルはすばらしいシーズンを過ごし、彼らには輝く将来があると、トンドやクリアーらの話をする前に一番に言及(彼らの移籍先交渉のために宣伝してくれたのでしょうか。。)

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【ローラン】
一方ローランはカナダのレースを走りながら北米のチームと交渉中らしく、コレイアよりもっと愚痴っぽいインタビューがでていた。
Rollin eyes strong showing in Canadian ProTour races | Cyclingnews.com

  • "I wasn't surprised but I am disappointed with how they made their decision,"驚かなかったけれど、チーム側の「決断の仕方」に失望したと。自分たちは1ヵ月半も結論を待たされた(1ヵ月半前にいったん何かの通告があったのかな?でもそのときに結論がでていたら、就職に困る度合いはもっと低かっただろう)
  • チームは4年分の(現在レベルの)活動資金は確保していた。でも思うような実績があげられなかった。それにむけて犠牲を払ってさらに努力するよりも、活動停止を選んだんだ。

彼は現在レベルでヨーロッパで選手活動を継続したいが、北米ベースのチームも移籍先として視野にいれている模様。うーんあと1−2シーズンヨーロッパで走ってれば大きな勝利が、、と思っているのですが。。

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【ハウスラー】
あと私が見つけた最新のコメントはハウスラー。
Garmin-Cervélo bound for 2011 | Cyclingnews.com

  • 選手へのチーム終了の通知は、一斉にe-mailで行われた。(コレイアは、レース参加中の選手はスポーツディレクターに集められ言い渡され、そうでない選手はGMのアルベルダかオーナーのヴローメンから電話を受けた、と言っている)多くの選手は何か背後で動きがあることを察知していたけれど、ショックだった。
  • まず電話したのは一緒にすごす時間の長いジェレミー・ハント(←ハウスラーを癒してくれるベテランアシスト)。彼がガーミン行きのメンバーに入っていないのは本当に残念だ。とてもいいやつだし優秀な選手で、自分の可能性を犠牲にして仕事ができるんだ。その夜自分はヴローメンと話し、より詳しい事情と、今後の成り行きについて聞いた。その夜自分はヴォータースからの電話を受けそこねた。メッセージには翌日起きたらすぐに電話するようにとあった。電話して、自分がガーミンに行くことが正しい選択であると認識した。
  • 自分には他からの複数のオファーもあったことをはっきりさせておきたい。自分はまだ26歳で、(各種支払いなど背負うものが沢山ある)35歳ぐらいの選手とちがって、給料だけを問題にして選択しなくてすむ。自分は本当にガーミンに行って、まだサーヴェロバイクに乗り続けたかった。自分にはフィットしているチームだと思っている。
  • フースホフトと自分とファラーがチーム内に並存することに問題はないと思ってる。タイラーはよりスプリントに特化しているし、彼とは15-16歳のころ以来レースで走ってきた間柄だ。
  • 来期の予定だが、春クラシック、ジロ、ブエルタ、世界選が軸になる。つまりツール以外ということ。確定したわけではないが、春クラシックと世界選に来年は集中したい。

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やっぱり行き先が決まってる度合いに応じて批判度合いも違ってくるのじゃないかなんてうがった見かたをしてしまいますねえ。。ローランなんかstruggleしていると言ってるし。まあ、いままで出ていたビッグレースにことごとく締め出されながら、豪華面子のプロコンチームを来期も維持するというのも、選手たちにとっても、今転職する以上に「生殺し」な状況が予想されたわけではありますが。

  • サストレとトンドとガーミン組以外にもぽつぽつ行き先が決まってきたように思うけど、一度おさらいしてみよう。。