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tannenbaum居眠り日記💤

シロート観戦者による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

イタリア庭園に今年も消えたToon Aertsの世界選

大寒波襲来の週末、厳寒スノークロスに出撃の皆様、お疲れさまでした。万が一にも月曜日提出厳守の仕事に穴をあけられなかった私は現地観戦を見送り、そのぶん余った体力で自宅で夜のワールドカップ観戦を(レースに行った日は大体起きていられない)。


Elite Men's / 2016-17 Telenet UCI Cyclo-cross World Cup – Fiuggi Regione Lazio (ITA)

Youtubeがうちのケーブルテレビのチューナーでみられるのでリビングでどっかり座り。。ではなく、台所のカウンター越しに明日からの常備菜つくったりしながらレースを見ていました。お勝手から見るのにうちのテレビ小さい。換気扇や水道使ったら何も聞こえない(Bluetoothのスピーカーを台所に置けばいいのか)。

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・イタリアの立派なお庭というか公園みたいな場所で泥が凍ったような細かくて狭いアップダウンに選手たちがすべったり、フェンスに藁をもつかむ感じで掴まったりで苦労してた。上位の選手もよちよち、という光景は宇都宮の全日本選手権のあのキャンバーを思い出しますね。個人的にはよちよち歩きより

かっこいい姿を見たいです。(苦笑)

・凍った上に泥が乗っていてどうしようもなくスリップしてしまう状況だったようで。

・イタリアではローマでワールドカップが開催されていたのは2012年と13年のことだっだようですが、しばらくぶり。世界選がTrevisoで開催されたのは2008年(かのPeter Saganが表彰台に上った)。

・ここFiuggiはワールドカップ初開催の地でしょうか?アペニン山脈のふもと、過去に教皇ボニファティウス8世やミケランジェロの腎臓結石を治したというありがたいお水、Acqua di Fiuggiで有名な温泉地で会場もその会社の運営する温泉保養施設(テルメ)の敷地内だったらしく。

↓町についてのWikiとお水の会社のHP。

Fiuggi - Wikipedia 

Acqua Fiuggi

水の会社Acqua FiuggiのHP見ると自転車チームも運営しているようですね。Greenteamというニックネームらしく、チポリーニというロゴもジャージに見えます。

・コースわきのあちこちに置かれた保養地ムードを醸し出す素焼きの大鉢の鉢植えがいつもと違う趣。テルメだ。

・レース後温泉に入った選手もいたのでしょうか。ていうと日本のレース(マキノとか、城里とか)みたいで親近感。 箱根小涌園とか常磐ハワイアンセンターでレースが開催されたみたいなかんじ?

・Acqua di Fiuggiは海外のショッピングサイトのコメントをみても現在も腎臓結石を流す超軟水として効果が認められており、有名らしいですね。↓水の説明あり

www.mizuhiroba.jp

フィウッジ 500ml*20本の通販 | ケンコーコム ←買えるらしい。(thanks to Sさん)

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前置き長すぎ。

・さて今シーズン、というか昨シーズン後半辺りから目立つ走りをしていて、今シーズンヨーロッパチャンピオンを獲りNealとBaalで勝っているFIDEAの長身Toon AertsはBaalの時みたいに独走態勢に。手足が長いので担ぎランがクラースみたいに速い。肩幅広い。

・もしかすると単独で走ったほうがより速くなるタイプ?と思っていたらWout Van Aertがヒタヒタと迫る。Mathieu van der Poelは世界選手権を見据えて温かいスペインでトレーニングのためこのレースはお休みなのにWoutはこのレースも容赦なく走る。いつだってやる気の塊。

・合流してからのToonはなんだかWoutと比べるといちいち細かいところでミスしてだんだん差がついていく。これってもともとの技術や力の差なのか、心理的なものなのか?

・そしてラスト3周位、滑りやすい下りのコーナー直前にあった太めの木に左肩をまともに激突させてしまい動けない。あーー。あの腕の抱え方、もしかして鎖骨?と実況のマクロッサンおじさんも心配そうにコメント。

・このコーナー寄りに下ってくる後続選手が続々、沿道の観客が一生懸命外側を通過するようにジェスチャーで止めていた。Toonは身動きできなかったみたい。

www.hln.be

去年のLeuvenで勝ったにも関わらず、世界選セレクション漏れが決まっており悔し涙でゴールしたToon。 勝ったレースのゴールで悲しそうにめそめそしてる姿は印象的でした。

sporza.be

今年は業績アップで世界選メンバー入り確定と目されていたけれども、こんなタイミングの怪我でまた。

子供の頃読んだ童話を思い出しました。大男が天上の国までの石段をがんばって積み上げて崩れても積み上げて、もう一歩のところで夢が叶わなかった話(哀)。

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・ 搬送された現地の病院では、診察されることなく1時間待たされたところでNysたちマネジメント陣は飛行機でベルギーに戻って病院にかかることを選択。レントゲンも撮られない状態で、その前の女子レースで負傷したイタリア人選手もその時まだ診察待ちで大変そうだったらしい。飛行機を選んだのは、この手の負傷はわずかな振動ひとつが大いなる苦痛につながるので、車より飛行機がよいという判断。

・診断は鎖骨骨折および肩甲骨先端の複雑骨折。手術はしないでひたすら肩を使わない生活を3週間続け、その時点でリハビリに入るかどうかをチェックするらしい。

つまり、今年もToonは世界選のチャンスを逃したということ。

twitter.com

・本人のツイートではまだ夢は生きてるよ!と前向きなコメントがでているので、次回に期待しましょう。

 

 さらに、このレースで膝を痛めたとかで勝者Van Aertが次のワールドカップHoogerheideを欠場するという話も。なんだか素敵な温泉地でのレースだったのに、いまのところイタリアまでいって味噌がついた人が多かったようです。。

www.sport.be

まあWoutについてはそんな深刻な心配はしてないよ、というベルギー代表監督のルディーDe Bieのおっちゃん。

暖かいリゾート地でスキップしたMathieu van der Poelが勝ち組となるのかどうか。

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(余談が過ぎるけど)

https://images.voetbalkrant.com/sport/cycling/3260.png

 今年のFIDEAのニットキャップがかわいくて大好きなんですが、一番似合ってるのがこの人だと思います。通販に出てない。欲しい。

 

Thibau Nys (14歳) 自分のナショナルチャンピオンジャージ獲得

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

この年末年始は身内に受験や病気療養や亡くなったりがなかった久しぶりの平穏なものでしたが、その分普段さぼりにさぼってきた家事や義理の実家のおせちや宴会の手伝い、親戚宅訪問等でほとんどネットできず(当社比)、Baalをストリーミング観戦したぐらいでした。去年の写真ベスト10とか休み中にやりたかったのになー。

各国のCX国内選手権が始まっていますね。昨日は若い人クラス。で、このニュース。

www.sport.be

Sven Nysの息子Thibau君がベルギーの中学生クラス?(英訳だとfirst year novices) で優勝、14歳にしてナショナルチャンピオンジャージをゲットしたようです。Thibau君といえば父子鷹ネタの好きなわたくしは以前から時折追っていたのですが、この2010年のエントリのときはこんなにちっちゃかったんですよね。。↓

 

2010-01-04 tannenbaum居眠り居眠り日記 Nysの息子 ←2010年の当ブログ記事のコメント欄みると当時から本格的にビッグレースのコースを「試走」していたことが書いてありますが、レースのストリーミングの前後にベルギーチャンピオンジャージを着たちっちゃなThibau君が試走しているのは風物詩のようでしたね。今度はパパのレプリカではなく、自分で獲得したものを着るわけで。

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(photo: ISPA)

息子の今のチームジャージは黒地に黄色い腕章のようなラインが入ってFIDEAの現行ジャージそっくりに見えるけど、胸のロゴはAAdrinkでKalas Cycling Team 99という、エリートのwithout contract選手と若手選手のチームのようです。

Kalas Cycling Team 99 - Sportwereld - Sportwereld

http://sporza.be/polopoly_fs/1.2861303!image/3459827391.jpg_gen/derivatives/landscape670/3459827391.jpg

(Photo: Belga)

 

Nieuwsblad.beが今回の国内選手権でのNys父子の様子を追った短いビデオを掲載しています。お父さんゴール後泣いてるやん。。でっかいテントが用意されているんだなあ。。

www.nieuwsblad.be

Thibau Nys Belgisch kampioen veldrijden

レースはレース前評判ではNys Jr.ともう一人が優勝候補だったところ、4人の争いからもう一人の優勝候補Coremansとの一騎打ちになったようで、結局は相手がトラブルで遅れて勝利したようですが、本人は必ずしも自分が勝つとは思っていなかったようです。

父親がラインどりや空気圧、砂の乗り方やどこで乗降するかにまでわたって一緒に考えてくれた、この勝利は父に負うところが大きい、

という本人のコメント。

父Nys。

自分自身はこのクラス(なんていうんだ)での国内タイトルはとったことはなく、またこの日のThibauが4位であってもかれを誇りに思ったであろう。
今の自分の心境を説明するのは難しいことだけれど、一番うれしいのは息子が自転車競技に喜びを見出していることである。

自分の現役時代、チャンピオンシップのレースに際してはプレッシャーが強く、息づまるような思いを経験した。自分は引退しもうそれを感じることはないが、その翌年には入れ替わりに息子がそれを経験するようになった。
息子は上手くそういうプレッシャーに対応できるようになりそうである。かれは走っているレースに集中できており素晴らしいレースをした。そのことを誇りに思う。

父親の話ではThibauは今やっているレースに集中し雑音を気にしないでいられるタイプらしいけれども、そのときそのときのことに集中して喜びを見出しているというのは、有能な人によく見られることのようですよね。←ビジネス書に出てきそう。(笑)

14の時にタイトルを取ることは将来の大選手になるためには必須のことではないかもしれないけれど今後の本人がどんな成長をしてゆくのか、もう何年もウォッチしてきましたが、まだまだ楽しめそうです。

(余談)
Nysと離別したイザベルさんも駆けつけて別個に応援していたようだ。Thibauのガールフレンドの女の子(歯列矯正中)と一緒にいたみたい。14でしっかり彼女同伴でレース。日本で行ったら小島くんがカノジョ同伴でレースにくるようなものか。。子供が14歳で国内優勝し、パパとママは別々に喜んでいる、しかし、本人ももう完全な子供ではない。

 



英国からのセンセーション(Zonhoven, Europe選手権、Namurのジュニアで勝っている英国人17歳)

国内レースの写真整理firtree_momiko’s albums | Flickrと日々の生活で毎日アップアップです(このところお風呂で居眠りすることが多くほんとにアップアップしかねない)。
兎に角全日本も終わり、ことしは野辺山も全日本も見られてほかの遠征にも行けてしばらくぶりに充実の現地観戦生活です。年内はもう観戦はありませんが、年末年始のヨーロッパのレースラッシュをこたつで(うちにはないけど)楽しくチェックしながら、色々整理しなくてはですね。

先日のWorld Cup Namurでのvan der Poelに食い下がるVan Aertの不屈の闘志はすごかったですね~負けたもののWout君はとにかく劣勢になってもあきらめない。気持ちが強い。あと二人とも終盤のコーナリングのスピードとかわけわからないぐらいの速さで目を奪われました。あーあんな勝負を生で見てみたい。

そんなナミュール、えてしてジュニアカテゴリのレースでは宗主国(?)ベルギーオランダ「以外」の選手が強いことがままある(とくに、フランスとか)のですが、なんと、英国人が圧勝し話題になっているとか。(情報提供 by:Sさん)

www.cxmagazine.com

http://www.cxmagazine.com/wp-content/uploads/2016/12/namur-world-cup-junior-men-2016-img_9679-cxmagazine-bh_1.jpg

(CX Magazine.com)

Namurのレースは彼の独走勝利だったようで余裕でウイリーでゴール。後ろで2,3位のフランス人がイタリア人(フォンタナ、っていう名前だけど二世なんだろうか)をゴールで抑えたとか。ベルギーオランダのジュニアはどうしたんだ。

World Champion - Roger Hammond
(Photo: Brian Townsley) 
英国のシクロクロスといえば、なんといってもRoger Hammondが1992年ジュニアの世界選タイトルを獲ったことが歴史的な出来事ですが、その後MTBライダー系の選手がコンスタントにベルギーのレースに出てるけれども特にビッグな存在はCX界ではみられていませんよね?女子ではヘレン・ワイマンとかいるけど。 

Thomas Pidcock

Tom Pidcockは英国の優秀な若い選手で例の英国車連の育成アカデミーにおいてトラック、ロードを修行中のようですが、シクロクロスも好んで走る人のようです。ロードレースではことしパリルーベジュニアで5位、フィリップ・ジルベールの名を冠したレースで勝利。クラシックレース系が得意なんだろうか。たしかVan Aertもパリルーベジュニアで入賞していたような。

自転車一家に生まれ3歳から自転車に乗り、ロンドンの Herne Hill Velodromeのまわりの小道でライディングを学んだと書いてありますね。

http://www.tompidcock.co.uk/about.php 17

 

www.cyclingweekly.co.uk

さらに検索にヒットしたニュースをみて驚いた。今年はその前のZonhovenのワールドカップだけでなく、ヨーロッパ選手権U19でも勝ってる。 

www.cyclingweekly.co.uk

現在ロードか、シクロクロスか、本人はまだ進路を決められない、考え中と答えているとか。英国CWの記事ではオランダ人のVan der Haarはロードとシクロクロスをハイレベルで走っているが、どちらもトップクラスで走るむずかしさやコンディション作りの困難さに言及している。
しかしシクロクロスという進路のチョイスが英国人にあるのか。その場合どうやって活動するんだろう。

 

 

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北京のシクロクロスで逢った英国人メカニックの彼は英国でもシクロクロスはマイナーで、お金も人気もロードとトラックに行っちゃう、つらいもんだよ。でも好きな人たちは熱狂的だよ、国内シリーズ戦もあるし、シーズンになるとドーバー海峡わたって本場ベルギーのレースに遠征できるところは英国のメリットだよね。というような話をしていた。


宗主国以外からのビッグネーム出現なるか。ロードの道を歩むのか。わからないけど、ロジャーに次ぐ英国人大物シクロクロッサーの登場になるかどうか、ウォッチしたいですね。

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全日本選手権ジュニアで圧勝した日野泰静選手。

高地レース、戦う相手は(シクロクロスミーティング白樺湖)

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ロードレース世界選が中東の地で観客数控えめに開催されていた時、ベルギーのZonhovenでは観客びっしりのシクロクロスが開催されていたらしい。
http://cdn.velonews.competitor.com/wp-content/uploads/2014/11/20144727-246453.jpg
(Velonewsより)
くしくも宇都宮でジャパンカップが開催され、古賀志山が麓から人々で華やかに埋め尽くされているとき、信州ではあえて(?)ストイックなシクロクロスレースが開催された。

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(Zonhovenのような観客動員には至りませんでした。)

さて、白樺湖とは、どんなレースなのか、イメージは以前名物コースだった霧ヶ峰同様「高いところでの」レースだという。世界でもこんなに標高の高い(1600m超え、会場となる白樺湖ロイヤルヒルスキー場の最高地点は1750 メートルらしい)そして、酸素の薄い場所でのレースは上り坂にもまして選手たちを苦しめるとか。

これまでの霧ヶ峰および白樺湖の上位リザルト。

2010-11霧ヶ峰(世界選セレクションシリーズ)
1.丸山厚 2.小坂光 3.斉藤亮

2011-12 霧ヶ峰
1.小坂光 2.小坂正則 3.丸山厚
(このときのC2は 1.中村龍太郎)

2012-13霧ヶ峰
1.小坂正則 2.丸山厚 3.小坂光

(2013-14はなし)

2014-15 白樺湖
1.小坂正則 3.丸山厚 3.松本駿

ざっくり言って信州「スワコ一門」の独壇場。丸山選手も元スワコだし。彼らは高地慣れしているんだろうか。生半可に出場すると辛いのは知られていたらしい。しかし今季はJCX効果で突然C1選手たちが得意不得意を超えて80人近くやってきた。
わたしは霧ヶ峰のレースは一度だけ観戦にいったことがあるけれど、静かな山道に選手たちの息遣いだけが聞こえ、その先にぱあっと広がる荒涼たる景色にロマンを感じました。
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(2012年霧ヶ峰
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(わんこを懐にピットでサポート)

ところでこの日私はあろうことかこの日のレース本命の小坂正則選手が乗車予定である車に拾ってもらうという暴挙に出た。大名行列の大名の駕籠にヒッチハイクするようなもの。万が一にも自分の遅刻によって勝利を目指す帝王を待たせることは万死に値すると思われた。が前夜畑で獲れた栗の甘露煮入りバターケーキを作りはじめて睡眠時間を削ったものの、なんとか滑り込みで約束時間に間に合う。

(自家製栗の甘露煮、よつ葉発酵バターと有機マスコバド糖入り)
帝王宅では素人目にも多くのホイールが積み込まれ、この試合にかける小坂正則選手の意気込みが感じられた。といっても道中別に吠えたり咬んだりするわけではなく、淡々と趣味のオートバイの話などしていたが、その日のライバル予想を聞いてみると、もちろん上記の過去リザルト常連、今季も調子がよさそうな丸山選手の名前が。そして、MTBにロードに連戦が続く前田公平選手は調子どうだろうとか、安定して強い宮津選手、小貝川で表彰台に乗り今季注目の中里選手、パワフルな門田選手、このコースが得意らしい松本駿選手、などの名前が出た。小坂光選手は前日宇都宮で任務があり、不出場。
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会場は、霧ヶ峰のような視界が閉ざされるようなところはなくオープンな感じでゲレンデエリアと途中に平坦な森を抜ける区間がある。。階段あり。ゲレンデは大きく二方向に分かれた登りがあり、そのうちリフトのあるほうの登りはかなり急峻な短い坂があるらしく、その分まっすぐ下ってくるところはかなりの高速がでそう。
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高低差と距離があり、酸素も薄いので観戦者もおいそれと脚を使いすぎるとこのコースの犠牲となりかねない(と、知り合いの選手に忠告された)。どこか高いところに居座れば展開はよく見えるだろう。という話もでたが、やはり近寄って撮りたい私は結局あまり遠くまでいかない内側よりのエリアをぐるぐる歩き回っていた。
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(このころはむこうの山まで見晴らしがきいていたが、その後霧が立ち込めてきて視界はさえぎられ、とても寒い風が吹いてくることとなる。)

このレースはスワコレーシングの担当であり、帝王みずからコースづくりに関与し容赦ないハードなものとなっているらしい。恐ろしい。
平地民たちは空気の薄さを恐れ、酸素ボンベを調達した人もいたようです。
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試走してきた人にコースの感想を聞くと、いやーきついわーというのはいつものことなんだけど、この日のいやーきついわーはひときわだったようだ。
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80人も出走者がいるのはC1だけでほかのカテゴリーの人数はコンパクト。
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登りでかつ、高さがあるシケイン。するっと高速で飛び越えるなんて無理にみえる。
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ゴールも登りが続いたところにある。大変だ。
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C4は若い選手が2分半差をつけて独走勝利。ピンぼけご容赦。
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(牧羊犬系のわんこはボーダーコリー?)
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つるされた前後輪ない自転車。
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M40の表彰、1.井上選手 2.清水選手 3.鈴木選手 シャンパン(じゃなくても仮にそう呼ぶ)はシャッタースピード2500、F4、ISO250でとってみました。このときは明るかった。
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C3スタート。上ってくる塊の集団というのは迫力がある。
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小貝川でC2を走った窪木一茂選手は、C3からあらためてカテゴリーを上がってゆくことになったらしい。C3は先頭のペースが上がって大変だったろう面もあるが、窪木選手と同じレースを走る貴重な経験。走っていて、励ましの声をかけてもらった、という話を複数聞いた。
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最近、レースの沿道で木の板が回る不思議な音が聞こえるのはこの人です。チェコ世界選のときに買った応援グッズだそう。ドイツのレースなんかでもよく観客が手に持って回していて会場じゅうがキリキリ音がなっていたりする。。
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これはたぶん、前田選手や織田選手が声をかけたのでニヤッとしているところだけど、次元の違いがはっきりしていた。
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担ぎ方が独特。
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L2も先頭は一人飛び出す、しっかりした体格の若い子だ。C4で独走した子と同じジャージなのでジュニアが沢山いるチームなのかと思ったら

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C4で独走勝利したのは松本一成くん、L2で独走勝利したのは松本瑠奈さんで、二人は”マシュン”松本駿選手のお子さんたちなんだそう。さすが。
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お姉さま方に挟まれて表彰。
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血統書付きだ~とギャラリーで盛り上がっていたところにお忍び芸能人のようないでたちの父上と遭遇(トイレの裏で)。子供たちはスピードスケートをやっているけれどもシクロクロスを気に入ったようだとのこと。これから頻繁に彼らを見ることができるでしょうか。

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さて、カテ2。スタート前に小林さん、昇格宣言。つまり勝利宣言。きっぱり爽やかである。
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同時出走のジュニア小島大輝選手が抜け出し、独走する。C2の大人たちを圧倒。
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女子は今井、武田、宮内選手の3人が先頭で、これまで連戦連勝な感じの唐見選手はここにいない。前日輪島ロードからの移動連戦だと聞いた。

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しかし、上げてくる唐見選手。レース前半の遅れがうそのよう。
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ところで、朝よりも日差しが陰り、雲がおりてきて、非常につめたい風が吹いてきた。かなり寒い。信州クロス名物の炊き出しがとてもありがたい。トン汁準備中。聞くと、この日はJCXのため出場選手が多いことを見越していつもよりたくさん仕込みをしてきて大変だったらしい。年季の入った大きな鍋。
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華やかというよりこじんまりとした、でも、暖かいレースのメインストリート?たくさんの人がこのあたりにより集い、交流していた。スタートゴールが目の前ということもあって、観戦をここのあたりでしている人も多かった。
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あまりの寒さに、防寒グローブの販売に人だかりが。私もこのグローブを買うことができなかったら、撮影できなかったかも。それぐらいに体感は寒かった。
事前の天気予報の気温では9-14度くらいで、数字だけ見るとそんなでもないように思ったのだけれど、ここは吹き抜ける風が冷たい場所なのだそう。旧シクロクロスミーティング時代からこのあたりを知る古参選手たちは、寒いということを事前に言っていたし、当日現地で寒くなり始めたときも「持ってきただけの服をきるといい」というアドバイス。私はレインパンツを雨でもないのにジーンズの上に履いたとたん、一気に寒さがしのげるというのを体感した。風が寒いときは風を防ぐのが一番。膝ついて写真撮っても会場に点在するシカのフンの汚れが直接洋服についてしまう心配することはないし。
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さてL1は唐見選手が当初の不調?はなんだったのか、ぐんぐん出てきて結局先頭に、武田選手が追う形でラスト2ラップ目くらいか、GIANTの門田、斎藤選手が懸命に声を送る。
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正念場、武田選手。しかしこのあと差がついてしまう。
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小林選手、有言実行。昇格ゲット。
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独走で30分で終えた小島選手が表彰式に並び、コメント。かれはこの後上山田ではC1と同時出走することになった。
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生の鉢植えのお花が贈られた。女子表彰式がカッコいい&可愛い。
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ゴール後のこのあたりは薄い酸素と徹底抗戦した人たちが座り込む。
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C1スタート前。この出走者の多さ。
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半端ないかんじが漂う。。が、腕組みは寒さか。
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直前まで気になるところを調整したい小坂正則選手。
ところでこのとき撮ったスタート前の風景写真には複数の生あくびをする選手が写っていた。緊張ゆえか、すでに酸素不足か。
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つねに準備周到なこの方。
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Zonhovenにはまだ足りませんがそれでも沿道には人が増えてきました。
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前田公平飛び出す。後ろは人が多くて見えないぐらい。そしてこのあと後方で落車が起こった。
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丸山、前田の争い、小坂正則追う。
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この場所、いい感じに背景遠く選手カタログのように撮れる。。
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東海の方ですね。岩田選手
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レース前におもろい夫婦ぶりをみせてくれたザイコーさん、香西選手。
背景が遠くてぼける場所なのでここに貼った以外にもたくさんのC1選手のブロマイドみたいなのが撮れています→20161023_Cyclocross Meeting #2 Shirakaba-ko (JCX) | Flickr
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前3名が一つになる。
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丸山選手は担いでいるが、前田公平選手は手に持ってさげたまま階段を上がっているのだろうか、それとも乗る前に下すところ?。
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といいますのも、下げたままの人と担ぐ人がかなり混在していて。
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第3パックの階段はこんなかんじ。
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あれ、一人で戻ってきた小坂正則選手、アタックかけたのか。
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25秒差(※写真のexif情報調べ)くらいでやってきた丸山選手、前田公平選手が見えない。

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少し後ろでは重田選手と、織田聖選手。
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どうした、前田公平
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そして2番手グループに宮津選手が上がってきて、丸山選手の前に出る。

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(兼子選手。背景がきれい。)
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(独走ロケット、点火)
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流し撮りタイム(1レースに一度は私にやってくる、ひたすら流し撮りを繰り返す時間帯)が来たが、下り速くて大変でもこのクオーレジャージはピントが合いやすい。
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(藤田拓海選手、北京のときより好調に見える)
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30秒程度の差で小坂正則選手が優勝。GP Sven NysでNysが勝つようなものでしょうか。

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表彰。常連に並んだのは宮津選手だが、なかなかボトルの栓が開かなかったもよう。
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インタビューに「もっと差をつけて勝とうと思っていたけれど、椅子が壊れてしまった。ピット直前だったので助かったが、それでロスし、結局30秒程度しか差がつかなかった」という話。椅子?表彰式の後ろにある番号を貼った椅子?何だ?と思ったらサドルだそう。2周回目でシートピラーを破損し、サドルがとれてしまったらしい。
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しかし厳しかったようです。
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(ゴール時ふらつく中村龍太郎選手)
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酸欠でしょうか、死屍累々な光景が。そういえば朝いちばんに地元選手が「ここらあたりにゴール後酸欠の選手たちが倒れこむんだ」と言っていた。その通りになった。
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追い込めるのは強さの証、な上位陣。本当にお疲れ様でした。
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こんなに高地なのは世界でほかにあるんだろうか、というのを思うけれど、寒かったし、なんだか最後は脚がうごかなくなったけれど、なかなか面白かったです。

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小坂正則選手が独走のときに何を考えているのか、一人旅になって何をモチベーションにしているのかという疑問が前回の七会中のレースのとき浮かんだのだけれど、サポートをしている橋本さんのブログ
Tankograd Central(自転車研究所):シクロクロスミーティング白樺湖
を読むと、後方とのタイム差をピットで確認して、後方の選手と「競り合って」いたようですね。今回も恐れ入りました。

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なんとも言えない、空と土地の接する果て、な感じは空気の薄さから受ける印象もあるのか、その辺は霧ヶ峰と通じるようだったかな。また来たい。

東の女子もいってみよう!「泥ん女合宿」

埼玉県の上尾を拠点としている「臼杵レーシング」の綿貫さんから声をかけていただいて、全日本選手権開催予定地の宇都宮ろまんちっく村で関東圏のシクロクロス女子選手合宿模様を撮影してまいりました。

 

ろまんちっく村は温泉と飲食施設には昔行ったことがあり、ジャパンカップの古賀志山頂の出店でろまんちっく村のビールを買った記憶があるが、いつのまにか常設のMTBコースができていたらしい。昨年のレースは見に行っていないので、いわば全日本の下見も兼ねることに。
(なお、この合宿開催は事前にろまんちっく村側の使用許可を取っていたようです。)

早朝、自宅近くから拾っていただき、綿貫さんが直前の富士チャレンジ200㎞の部で見事優勝したときのお話など聞きながら一路宇都宮へ。

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 (あたりは田園風景。)

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 (林間の常設MTBコース。散歩やトレイルランの人もくるけど常設ってすばらしい。) 

 

内容は八の字、キャンバー、シケイン、つるつる泥上り、林間、スタートダッシュ+コーナーリング、シケイン+往復、だったでしょうか。

 

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(池の周りのエリアに張る陣形を決める伊井親分)。

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 (要領よくマーカーが並べられた)

L2の選手をほかの人たちが指導するような感じでした。八の字練習といっても、違う大きさの丸がつながる八の字とか、とてもちいさい八の字、キャンバー部分もある八の字とか難易度とバリエーションさまざま。

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 (笑顔でサクサク走る綿貫さん)

上級者はそんな八の字をスピードにのったままなめらかにこなします。

L2の皆さんも、回数を繰り返すごとに「乗りこなしてる感」がアップしてきて上手になっているのがわかりました。反復と、アドバイス。

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実は私もCX車体験できるように、綿貫さんはアンカーのCX車(試乗用)を3サイズも手配してくれていたのでした。。なので、八の字練習だけはしてみましたよ。

(写真は断固省略)。

・視線を進行方向に、とかハンドル切らない、とか基本的なことを教えてもらって八の字を繰り返すうちになんだかスムースに乗れてきた気がして楽しくなってきましたよ。こんど公園で一人でやろうかな

(レースは出ませんw)。

・ほかの練習メニューについては、事前にあらゆる方向の知り合いから怪我するからやめろと真剣なアドバイスの数々があった(どれだけ運痴と思われているのか。。)ので、ご遠慮しました。確かに初夏まではロードに乗っていた(当社比)けれどその後。。

・完全シロートの感想ですがアンカーのCX車、軽くていきなり乗る人間にも乗りやすかったです。

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 (この時点で無理な感じになり、撮影に専念しました)

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池の周りのキャンバーをくねくね登ったり下ったりする練習。難しそう。

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一見ドライだったけれども、乗るうちに湿った泥が表面に出て難易度が一気にアップ。MTBコース前のキャンバーも同様な土質に見えました。
JCX選手権の翌日の全日本選手権が楽しみですね。

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(トイレに行ってる間にシケインの越え方についての説明をききそびれた)

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(腰のリハビリで中の綾野桂子さんはコーチ役で参加。きびきびとした指導の声が飛ぶ)

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( 地元宇都宮のL1選手、林口さん。きれいなフォーム)

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 (コーチ役にマーカー設置に活躍の、網代さんはご夫婦で参加。)

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今になって思うとシケインは飛んでいるところばかりでなく準備動作をたくさん撮ればよかった。

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 これは撮りたい絵のために寄って撮ったもの。練習の写真だからね、こういうのばかりでなく引いた写真も必要ですよね。

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 (あれ、赤いジャージの人が飛び入りです) 

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 ヒカル君のシケインはすんなりなめらか速すぎてなにがどうなってるのか把握できないうちに過ぎ去ってしまう。

 終わってからFacebookに出した写真から後日シケインの前の足の外し方や踏み切りをどうする、などのコメントが盛り上がったりして、私はシケイン前後の乗降のへんからそんなに連写もしておらずもったいないことをしました。

※結論としてはスピードを殺さない無駄なく安全きれいなやり方を各自見つける、と言うことみたいですね(雑)

まあYouTubeにも色々シケインレクチャーの動画載ってるしね。

 

そうそう、今回痛感したのは絵になる写真やかっこいい写真を撮るだけでなく、あとで参考になる写真、という観点もあるんですよね。。

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今回は講師になった方たちも、自分が無意識にやっていることを再認識して言葉で説明したり生徒の弱点を見つける練習をしたことで、技術の再認識やレースで相手の弱点をみつけるのに役に立つかもという声があり、なるほど、教え、教えられることは、相互に勉強になるのだなあと感心しました。

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(言葉にして伝えるのが上手な武田和佳ちゃん。自転車一家で育ち小さいころから人に囲まれて自転車が上達してきたからかもしれない)

いくらうまい人でも、教えるときにぱーっとやって、がーっといって、それから、根性!気合!と指導するだけでは、なかなか具体的なものが伝わりませんからね。(昔はそういう教え方でもモノになる人はなったのかな。見て盗め的な)

 

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 (フロントのシングル化について語る女子たち) 

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 一日目最後の練習はスタート後のファーストコーナーダッシュ。見ていて一番楽しかったです。普段は一緒にダッシュする機会のない人たちががっつり走りました。

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 (ハッスルして楽しそうだった伊井さん。)

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 一夜明けて。

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 朝、山がかったきれいな空気の中を和佳ちゃんとランニング。道端には秋の実りが色々ありました。私は喉の調子がもう一つだったのですが、湿り気を含んだ澄んだ空気のせいか、一泊したら治っていました。

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宇都宮で自転車店https://www.facebook.com/gufocycleworks/

を営む中里聡史さんが二日目コーチとして合流。

★ポタリングイベント開催★たかポタvol.1 ~たかねざわでポタリングイベントはじめます~ | 【じてんしゃ部】特集 | 栃ナビ!

高根沢ポタリングイベント「たかポタ」開催にかかわったりされているようです

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 ろまんちっく村の常設マウンテンバイクコースはクマザサが茂る林の中にコーステープが張ってあっていつも走れるのですね。こういう場所がたくさんあると良いですね。

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2013年デフリンピックMTBで銅メダルを獲得した早瀬久美さんも参加。シクロクロスのレースでもお見かけしますよね。

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リオパラリンピックNHK解説をされたご主人の早瀬健太郎さん。 

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MTBコース前のキャンバーは縦に上ろうとするとかなり急。昨年のレースでは急坂登りがあって結構大変だったのでしょうか?(←見ていない) つるつる泥登りにはコツがあるんだそうです。

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普段女子度高い女子であってもこのときばかりはがっつりとしたステップで登らなければなりません。

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MTBオリエンテーリング世界選手権出場の森さんは、インドネシア出張帰国直後に二日目から合流。) 

これで今回の参加者は、「ろまんち」のコース攻略はばっちり?

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一日目の夕食時綿貫さんより、

これまで西日本主導できたシクロクロスだけれど、東日本でも女子選手が増えてきて、レース内容としても充実してきた、そんな状況の中、東日本からチャンピオンを輩出したいということや、女子選手同士、レース会場であったら挨拶しあえるとよいね。というようなお話がありました。
長い間西の選手たちに囲まれながら続けてきた東の女、綿貫さんの話は、重みがありますね。
 

撮影についていえば、私はピアノの練習でいうと「ハノン」のように繰り返しの撮影ができたのは練習になった。。かな?最後暗い林の中でチャレンジした流し撮り露光間ズーム

露光間ズームは20枚ぐらいチャレンジして1-2枚ぐらいしか成功しなかった。。暗くなければもっと成功したかな。

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(唯一、露光間ズームの写真に成功したといえるかも)

今回の写真は参考用なので、JPEGで撮ったもの1200枚一気に「撮って出し」を参加者の皆さん用にしたのですが(ひどい失敗写真以外、だいたいうつっていればよしとして)、flickrの一回のアップロードに800枚一気、とかだと「不具合が起きる可能性が高い」と画面で警告がでるのですね(苦笑)
あと、一つのアルバムにたくさんアップしすぎると、閲覧するときにPCやスマホのメモリーを圧迫するのでうまく見られないこともあるらしく、別のアルバムにすればよかったということも後でわかる。

レースのときは、300枚くらいをそのままJPEG撮って出しで人の目に触れても恥ずかしくないのが理想だけどまだまだ失敗だらけ。。。

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なんにせよ、いろいろ良い経験になった合宿でした。お世話になりました。
女子選手の交流とお互いのブラッシュアップの機会が増えるとよいですね~。

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表彰台ウォッチャー

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これまで私は、表彰台はこうあるべきという認識はなく、ただ見ていた。台が土管みたいで吹きさらしであろうが、仮面ライダーショーみたいであろうが、子供や犬が抱かれてたり、何を着て何を装着していようが、もっぱら悲喜こもごもや感謝・遺恨の気配、家庭環境等をかいま見るなど、三面記事的に楽しんでいました。表彰式という仕様がほぼ固定された短いセレモニーの狭間に見え隠れするドラマ。
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先日インスタグラムてみた投稿。

New bike race promoters, I made this for you.

In The Crosshairsさん(@cxhairs)が投稿した写真 -

米国のcxhairさん(SVENNESSのビデオ作っている)は非欧州圏きってのシクロクロス観戦サイト運営をしているご意見番であるがIn The Crosshairs – The Cyclocross News Source、初心者レースプロモーター向けの示唆として、かれの考えるポディウムのあるべき姿を簡単な線画で提示した。これがけっこう反響を呼んでいる。

・2位と3位の位置: 向かって左が2位、右が3位。(違うことってあるのか。。苦笑。4、5位の表彰台ありレースも画像を検索するとけっこう出てくるし、台がなくて1-3位の両サイドのに4、5位の選手が立っていることも。)

・腕: 中央の優勝者は肘を曲げずにまっすぐ両腕を掲げ、左右の2位と3位の選手はそれぞれ外側の腕を掲げるべき。隣の選手の顔を隠すことがないように。(自分も写真を撮っていて、ああ顔が見えない、と思うことがあるので、選手の方たちはちょっと気にかけてもらえると嬉しいかも。このパターン以外にもよい腕の掲げパターンはあるかもしれないけど。)

ポディウムバイクなし: 1位の特権、とばかり思っていたので驚いたが、2位と3位の選手の機材スポンサー側からすれば1位の選手のバイクのみが写った表彰写真は撮ったり使う気がしない。ポディウム仲間の選手は("podium fellow")、レースキットをまとった身一つで、お互いリスペクトしあい、栄誉を分かち合うべき、という意見らしい。(これには異論が沢山ありそうだけどレースプロモーターへのアドバイスとしては表彰台写真をより広範囲に喜ばしく拡散するという観点も?)(こういう場面で平等とか必要なのかな?)(画像検索すると、表彰台全員のバイクが立てかけられた写真もあったりする。。)

ところで、「リスペクト(敬意を払うこと)」、そういえばUCIレースのスタート前にチーフコミッセールが常に口にする言葉ですね。「お互いにリスペクトし、安全なよいレースを。」←こうでしたっけ?

ここに書いたほとんどは新米レースプロモータ向けの表彰台のセットアップ方法についてインストラクションである。2位と3位の台は確実に正しい側に設置されねばならない。他の点についてはすべて、他の選手への敬意に関するものだ。自分の腕がほかの選手の顔にかからないようにし、バイクをもちこまない。これが敬意をもった表彰式というもの。プロやアマを問わない。自分は観戦者だが、誰かのすばらしい業績(表彰台に上ったこと)が他の選手の肘によって台無しになってほしくないと思っている。

ヨーロッパは具体的な敬意の表し方について他の地域よりも厳格な運用があるようだし、他の国にもいろいろな背景や言い分、文化的なものがあるだろう。具体的な各論は別として、他者への敬意、レースへの敬意という発想がつねに皆の根底にあれば、より気持ちのよい表彰台が増えるのかもしれませんねー。。
今一般に通用しているルールや様式やマナーも言われたから守る、叱られるからやらない、というのではなくその根底に流れるスピリットを踏まえたうえだと本人たちも周囲も前向きに柔軟に振る舞えるかも知れない。
私も三面記事的な好奇心オンリーを脱し、そこにリスペクトが感じられるのか、という観点からも表彰式を味わってゆきたいと思います。。。ということを再認識させてもらって有難うございました。という記事でした(苦笑)

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(厳密なルールにのっとっての話ではなく個別の各論はよくわからないのでご了解ください)

(文脈はなれた余談)
ポディウムでほかの選手の顔を隠していたケースはこれを思い出す。2009年ミラノ~サンレモ。
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ハウスラーが逃げ切り寸前、後ろからやってきたカヴェンディッシュに数センチの差で差されて、ゴール後倒れこんて起き上がれず泣き崩れた、カヴも嬉しくて涙が止まらない双方涙涙の表彰式で、カヴが、ハウスラーの顔を大きな花束で覆い隠してしまっているのにもまったく気づかないで自分の喜びの涙に浸り、ハウスラーも花束に顔をつつかれていても反応せず失意の表情、お互い自分の感情の渦が激しすぎて何も見えなくなっている状況で、あれはあれでそれだけ悲喜こもごもがはっきりしていてどこか微笑ましかったですけどね。
選手の顔全員バッチリな表彰台写真を撮る必要があるカメラマンたちはハラハラしていたかも。

広角レポート(?)、茨城CX#1(旧七会中ステージ)

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国内のCXレースも16-17シーズンが開幕。茨城(いばらき)シクロクロス第一戦の旧七会(ななかい)町ステージに行ってまいりました。

  • 昨シーズン「シクロクロス茨城」、として開催された旧七会中ステージと城里ふれあいの里ステージが「茨城シクロクロス(土浦と取手)」と一つになったようですが、行った人の評判がよく、見に行ってみたかったのでした。

茨城シクロクロス | シクロクロスFANのため、世界で戦える選手を育てるため我々茨城シクロクロスは挑戦を続けます。

  • 前日まで雨で当日晴れ予報だったのも、泥プラス青空の絵が予想されポジティブ要素。

場所は、車に同乗させてもらわないと公共交通機関+タクシーでは常識的な金額ではたどり着けない場所でした。。

  • あたりは感じのよい山あいの里。家が見当たらないところも通ったけど綺麗な景色。周囲はゴルフ場がいくつかあるようなところでした。

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会場に到着する頃には湿気と太陽が両方揃ったすっかり蒸し暑い日に。L1とマスターズのレースの終わった頃に到着しました。

  • 知り合いにぽつぽつ遭遇すると、前日当ブログにアップしたインタビュー記事の反響が結構あったのでおどろいた。長い文章なのにレース前日(か、当日)に読んでくれた方がこんなにいるとは有難い。さすがサイトーさんを題材にさせてもらっただけのことはある。白い巨人、斎藤朋寛選手のひみつ - tannenbaum居眠り日記💤

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到着まもなくつくばのC1選手、佐復さんに遭遇した。運営にも関わっているらしい。奥さん(わたしとはNysネタでキャーキャーいう仲間)が出場するL2のレースを観戦しながら(二人の小さいお子さんの世話をしながら)コース案内をしていただいた。ありがとうございました。

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(走り終えたL1選手と階段)
スタートした直線の正面には階段が見えるがいったん道路わきのダートの直線を経由してから登る。階段の上はグラウンドになっていて、くねくねコース。前日までの雨でよい感じに泥になって面白く(=大変に)なっているらしい。階段上のグラウンドからダートのくねくねアップダウンを経て、川の横の直線があり、昨年の初回レースで有名になった「三角定規坂」へとつながり、フィニッシュラインのある場所へ。いろんな要素があるコースらしい。

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(超広角レンズはこういう写真のときに便利ですね)
階段脇からフィニッシュライン方面を望む。左のほうには「三角定規坂」があるので、すぐそばで見たかったのだが、この日は初めての一眼レフ二台で重い装備だったのと蒸し暑いのとで、遠いところにあった坂の写真はありません。
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佐復さんは昨シーズン雪の城里ステージで表彰台に上っているが、主催者の方がC4選手中心に呼びかけてシクロクロススクールが何回か開催されており、そのスクール講師を務めてきたらしい。まず地元のシクロクロス選手を育成してゆきたい、という主催側の真面目なアプローチ姿勢が感じられる。

  • また、会場も全日本選手権など格の高いレースとなっても対応できる要素をすでに取りそろえたものになっているという話。確かに昨年廃校となったばかりの学校で設備条件も揃っているようだ。しっかりと足場から固めてこうとする、志の高さを感じた。

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(IBARAGIではなくIBARAKIです)

  • もともと評判のよかった茨城シクロクロスとの一体化でますます期待できる茨城のシリーズになりそう。

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「七里きのこセンター」の出店。その場で揚げたきのこを何種類か試食させてもらったが香りが良くておいしかった。お土産にあわびたけというのを買って帰っていためて食べましたが、おいしかったです。
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出店の関係者の方々がフレンドリーな雰囲気もよかったですね。暑かったので、自販機がなくても飲み物が買えたのもよかったです(この日C3、C2、C1だけの観戦で4本を消費しました)。

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このスペアリブ、去年購入経験者からお勧めされたのですが、豚を育てた方ご自身が焼いています。あらかじめスモーク液につけて、仕上げにスモークをかけているので、塊で買って帰ったあとも、オーブントースターで温め返して十分楽しめました(家族と奪い合いで骨までしゃぶるありさま)(笑)

今回の私の装備は、D7000とD750に超広角12-18ミリと望遠をそれぞれつけっぱなし作戦。今回は家の近くでピックアップしていただけたのもあり、重いけれど一眼レフ二台持ちにしました。

  • 北京で広角撮影用の軽いAPS-Cであるα6000の広角より標準レンズを破損したので、1週間広角にうえながら撮影したトラウマが。
  • 重さは、あまり歩き回らなかったのですが、暑さにやられたのかやっぱり疲れました。
  • あとでこの日の自分の写真を見て愕然。姿勢が、両肩がいかって首が前に突き出されてみっともない。重すぎたのか。。持ち方を考えなければ。
  • あとはとっさに望遠と広角を取りだすためのかけ方。ストラップどうしようか。

とかいいながら、カテ2とカテ3レースをほとんど望遠オンリーで撮っていたのは暑さ故か、いつも通りレースになると頭の回転がストップするせいなのか。。
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ぼんやりしたまま過ぎてしまったのがカテ3とカテ2。カテ3のお友達も元気がなく、声をかけても反応がない。後で聞くと熱中症に苦しんでいたようです。あの暑さでは無理もない。

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12-18㎜で構えているときはぐわっと歪みのある構図を狙ってるので、手前側のラインで走っていただけると大変うれしいです。遠くのラインを走られると、異常なまでに遠くに写るのです。
これはグラウンドから下がってきて一段目?のダートですが、土の駐車場の端に陣取っていると、地面からの湿気と熱で本当につらかったです。選手の方はもっとつらかったでしょうね。。そのあとアスファルトの駐車場に移動したら、そちらのほうが涼しかった。不思議。

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皆揃ってうなだれている。
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ここの階段の質感をうまく構図に活かせるとよかったんだけど。

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C2は北京遠征に参加していた藤田拓海選手が独走勝利。受験で1年ブランクがあったらしいですが、快勝おめでとうございます。北京では道路事情にショックを受け、バイキングでもチャーハンとスパゲティばかり食べている印象の彼だったけれどもじきに順応していました。

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若々しいC2ポディウム。左から積田、藤田、山本選手。

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そういえば、MC須藤むつみさんも北京遠征に選手として参加していたのでした。1週間一緒に移動した間柄としては、なんだかこういう風景はうれしいですね。

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12-28を持参したのはスタート前のこれを撮るためという感じもあります(レース中はうまくいかないことも多いので)。私がスタート前、並んでいるところにきて下から構えたときには、選手の皆さまには胸を張ってめらめら「殺気」を醸し出していただけると嬉しいです。

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正面から。いい感じの写真なのによそを向いている方がいますが、次回からはお声かけします(苦笑)

スタート。
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最初の階段先頭は3UPの根本選手。腹膜炎の手術と肩の不調で病み上がりのSNEL向山選手が続く。すごいファイトだな。
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5番手ぐらいにいた、MISAKAジャージの加藤選手(臼杵レーシング)は、3月に物見山→シロクマパンまでサイクリングしたとき前を引いてもらった。昨シーズンシクロクロスに参戦まもなくC1に昇格、クロスバイクで速く走るのに挑戦中(?)。ほんとに速い。

さあ、このあとどこで撮ろう。
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グラウンドから下ってきて一段目のダートのところで。選手の塊は絵になるなあ。でもフェイスブックとかでは、上の階段の写真みたいな、みんなの状況がわかる写真のほうが喜ばれるみたい(構図は度外視)。結局、あんたレースでどんな写真撮りたいの?ということになるんだろうけど。

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駐車場のすぐ脇を上り下りする。
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スタート前暑いし調子もとか泣き言めいた感じのコメントをしていた秋山悟郎選手(アクアタマ)が、後方スタートも得意のじりじり順位上げ走行。さすがごろーちゃんの声が飛ぶ。そうそう、広角レンズが喜ぶラインで走ってくださって有難うございます。

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小坂正則選手がどんどん差をつける。重いギアを踏むのをやめない。それゆえか筋肉が美しく撮れる。

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もりもり、どんどん。

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声をかけてラップしてゆく。

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2位を走行する鈴木禄徳選手(PAX)から1分差ぐらいまではタイム差数えてたけど、その後ぐいぐい手がつけられないぐらいの差がひらいた。

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(後続、こないなあと思って撮った風景)

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単独走行で差がついても容赦しないファイトの源泉はどこにあるんだろう。頭のなかに計測器とかあるんだろうか。

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おめでとうございます。

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それから待つこと4:25差で「2」のサインをしながら秋山選手がゴール。鈴木選手はパンクしてしまったらしい。

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取手(小貝川)ステージ、土浦ステージと茨城シクロクロスシリーズの人気を作り上げてきたオーガナイザー、影山選手が三番手に。みんな暑くて遅れたり汗ダラダラなのに、彼だけ涼しげで皆が不思議がっていた。後で聞くと朝早くから設営で十分汗を流し、飲み物をたくさん飲んでおいたから、ということだそうだけど、体質もあるんだろうか。

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驚くべき53才。今日も魅せて頂きました。

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表彰式はこんな。もうガーベラが定番なんですね。むくつけき男性にシンプルなガーベラのミスマッチがなかなか味わい深い。
副賞は野菜いりボックスですが、このお野菜がまたおいしいと評判。私もおすそわけを頂いて帰りましたが、普通のねぎ、とか、やまいも、とかが不思議とおいしくて、これは表彰台狙う価値ありと思いました。

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受付テントもこんな風に地元のどら焼きが置いてあったりして、ホスピタリティがあふれていますね。いいね、城里シリーズ。すっかり胃袋から魅せられてしまいました。そういえば覗かなかったけれど、マッサージのブースもあったんですよね。

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景色ものんびりしてていいし。。


今後の発展が楽しみです。ビッグレース開催も十分考えられますね。


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(翌日の報道から)

天下の朝日新聞シクロクロスが取材される時代になったのか。
www.asahi.com

 城里町では自転車のオフロード大会「茨城シクロクロス」の開幕戦があった。県内外から参加した約230人が廃校利用のコースで健脚をみせた。

  • シクロクロス、と、いきなり一般に馴染みのない名称を使わず、「自転車のオフロード大会」という言葉で、読む側にイメージを描きやすくする、流石、一般紙読者を想定したプロの仕事である。
  • 「健脚をみせた」という表現の距離感。いざ自分の慣れ親しんだ競技に使われると新鮮だ。ここで選手たちがみせたのが「夏の間クリテで鍛えた地足」とかになると朝日の読者向けではなくなる。

23歳以上の男性の部で優勝した長野県佐久市、小坂正則さん(52)

  • 何度も噛みしめたくなるスルメの様な一文である。一体、20代30代40代の選手は出場していたのか、出場していたなら何故、どんな風に52歳*1が勝利したかと疑問が湧くかもしれない点についてはスペースの関係だろうか言及することなく記事は終わっている。


記者さんが沿道で写真を撮ったり、小坂正則選手にインタビューしているのをを見たけれど「なに、これ」と感想を言い合う同僚もなく、単身いきなりあの世界をかいま見た心中はどうだったか。

一歩、引いた視点から見た距離感。自分も、突っ込んでゆくばかりでなく、客観的な、広角レンズのような視野もときには(いつもは無理。笑)思い出せるマニアでありたい。。よくわからないけど。


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広角レンズいいね。
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*1:正確には53歳