tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

チューリッヒ、石造りの下のなんなんタウン

(この記事の写真全部スマホで、ブレていたりします)

世界選が開催されたチューリッヒへの旅から帰ってきて1か月ぐらい。

もともと事前に観光情報とかその国関係の本を読み漁り、現地では動き回りたい派だったのが、歳を取るとともに、調べないで行ったり有名な観光地をスキップすることも増えてきたような気がする。

(ホテルのある町から電車で15分でチューリッヒ中央駅。)

特に今回は行くこと自体を直前に決め手配もギリギリになったけれど(恥ずかしながらスイスの通貨がスイスフランなのも直前に知った)、こういう旅行もまた楽しかったな、と思い起こし中。その国の様子がわかったとはとてもいえないけれど(笑)

 

たとえば、帰国前日の夜晩御飯のショートパスタを早めにアパートホテルのキッチンで作って食べたあとにフラフラしたチューリッヒ中央駅地下街。

(ここは電車ホーム上がってすぐ。エキュートみたいなものか。ホーム近くは今風のカフェなどが多く比較的パリっとした印象。)


昨年の世界選帰途のストップオーバー地点フランクフルトでは中央駅周辺にはお金に困っている感じの移民系の人たちの不満が渦巻く油断できないムードだったけれど、チューリッヒ中央駅は治安が良い。移民系の人たちも含めて皆そこそこの生活ができているようでした。

 

(ほら、この階段のおりていく感じが岡山一番街。)

 

まず感じたのは昔おじいちゃんちに行くときよく寄った「岡山一番街」感。きれいでなんでもあるけどローカル感ある地下街(今の岡山一番街がバリバリのイケイケだったらごめんなさい)。

 

服屋さんも学生時代に覗いていた西梅田や東梅田方面のお手頃服がどっさり掛かっているお店を思い出すようなのとか、電化製品のディスカウントショップとか。
電車のホーム上がった近くはパリッとしたお店も多いけど、端の方にいくにつれなんとなく昭和感。

そして有料トイレ。係の人を煩わせながら利用(それまでカード中心で現金をあまり使っておらず、現金をトークンに換えたあとどれがスイス通貨でどれがトイレ用トークンかわからなくなっておばちゃんにじゃらっと広げたのをみてもらったり)しつつ、歩くとけっこう広い。

景色はやがて、昔のなんばのなんなんタウン(ミナミは詳しくないけど何となく)感、子供時代の自分にとっての最大級の都会の象徴「阪急三番街 水のある町」みたいな水を使った仕掛けも出てきて、スイスに日本の地下街懐古に浸るためにきたのかと。

たぶん天井が低いというのも大きかったかも。

・・・で、ようやく地上に出てみたら一転、欧州の伝統的な石造どっしり世界。駅舎も駅から階段上がった目の前の博物館も風格ある。

 

この重厚感と風格が地上にあるのにそれを活かさない若干もっさりした地下街。

でも日本だって京都の人たちも別に町家を改装したオシャレショップだけで生活しているわけじゃない。

 

地上を歩いてみると安めのH&MとかGAPとかのブティックもそりゃ石造りのビルの中に入れこんだらそれだけでカッコいいわ。


スーパー系のオシャレショップ的なビルに迷い込んだけど、スーパーと百貨店の中間みたいな雰囲気で、今はもうない大宮西武デパートみたいだった(そんなたとえばっか)

 

高そうなグルメバーガーやさん。

トラム。夜の交通機関も清潔で明るく治安はよい安心感。値段高いけど。

焼き栗屋台はイタリア系のおじさんが賑やかに売っていた。うす暗い夜の通りでそこだけポッと温かい。焼き栗はレース会場でも地味に売ってた。買ってみればよかったな。

 

 

フラフラ歩き過ぎてホテル最寄り駅に着いたら21時になってしまった。駅舎などの時計はいわゆるスイスウォッチなデザイン。視認性よし。

 

(しかし地上と地下のギャップが面白い。この下が一番街(笑))

結局、観光地はみない散歩になったけど、面白かった。

そういう旅も楽しい。でも人生残り少なくなってきたから世界遺産的なものを見なくて勿体なかったとも思う。。

 

お土産はほぼスーパーで買ったものと出発前に空港で買ったSIGGボトルぐらいか。立て付けがよくて非常に使用感のよいボトルです。

 

素材感あふれていて店員さんの説明聴いたら面白そうなレダラッハのチョコを買いそびれた。

 

次回スイスに行くときは有名な修道院とか湖とかフレスコ画が建物を彩る町とか温泉とかに行ってみたい。