tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

その後

とにかく私、金曜夜から鼻と喉の風邪で苦しんでいたのですが、ようやく苦労しないで息ができるようになりました。今日はひさびさに途中でおきずに寝られるかな。
ところでロジャーのその後の様子ですが、左ひじの傷が深かったので、2時間に及ぶ手術で「腱や神経が傷ついていないことを開いて確認」し「消毒・修復」し、レントゲンでとりあえずは骨折もみつかっていないようです(preliminaryとあるのでまだ完璧なことは言えない)。
Dion, Hammond under the knife after Paris-Roubaix | Cyclingnews.com
じゃあ打ち上げに参加できなかったね。←しつこい

CNの文字実況によると、

12:20 GMT
The crash occured on the road, between two sections of pave

この直後がアーレンベルグだったので、ハモンドはこの時間に落車したっぽい。

14:31 GMT
He crosses the line with his arms in the air, with Cancellara winning the sprint for second place, just 22 seconds behind.

ここでヴァンスーメレンがゴール。病院でいつ手術が行われたかは知らないけど、TVでレースすら見られなかったのかも

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ところで!あとでじっくり読むことにしていたRaphaに寄せたハモンドの「Paris Roubaixとわたくし」、といった感じの一文にアクセスができなくなっています。。orz
http://www.rapha.cc/roger-hammond-on-roubaix
11日ぐらいまではこの文章いいねーというツイートが国内外にあったのですが(自分は鼻とのどの風邪がひどくてじっくりよく読めず)。12日の朝まではここにあったのに、12日の夕刻にはアクセスができなくなっていました。どーいうこと?削除要請でもあったの?(いいもんキャッシュはまだ残ってたから保存したし。。)

ファンペテヘムのアドバイス

ファンペテヘムって石畳の妖精みたい。道や風、石畳の息遣いを隅々まで知っている。。と彼が現役のころから思ってました。そんな彼の頭脳がレースに貢献した、とヴォータースが言っていたのはどの局面でだろう、と思っていたのですが。
Hushovd happy that Paris-Roubaix goes to his team | Cyclingnews.com

  • 最後、ヴァンスーメレンが逃げグループからアタックすべきというメッセージを送ってきたのだそうで、それが100%功を奏した。ということのようです。

はい、それにこの戦略はレース後の激しい舌戦を防いだかもしれませんね。。さすが。
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  • パリ〜ルーべでの勝利を渇望して、カンチェから離れることなくなかなかよい調子だったフースホフトですが、この記事のタイトルではチームの勝利に満足。というもの。「この競技はチームスポーツだから」


この記事のタイトルは「パリルーべにチームメイトが勝利して満足なフースホフト」というようなものですが、同じ記事に掲げられた写真のキャプションは「ゴール後、不満そうな世界チャンピオン」・・・CNったら(苦笑)
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いっぽう、カンチェは前評判で今年も最強との評価を得ていたけれど、ガーミンとBMCのチーム戦略の犠牲になったということで
Cancellara marked out of Paris-Roubaix | Cyclingnews.com

  • 彼らは前にヴァンスーメレン(ガーミン)とクインツァート(BMC)をそれぞれ送っていたから、引かない理由はあった。だけど、だからって彼らをゴールまで牽引したくなかった。誰もが僕を敵とみなす中でこれはもう勝利に等しいものだ。勝たなかったけれど、彼ら(フースホフトとバッラン)ほどひどくは負けてないからね
  • 僕がコーヒー休憩にしたら彼らはもうすでにコーヒー休憩やってるんだ。絶対前を引かなかった。(それは、こだま?いいえ、誰でも(苦笑))

ね、これで勝利したのがフースホフトだったりしたら気まずかったかも。もっとカンチェが恐れられていなかったら、もっと早いうちに真っ向勝負だったかもしれないけど

骨折なし、手術あり

チームのつぶやきによるとパリ〜ルーべで落車したハモンドはどこにも骨折はなかったらしい。傷の手術を行い、入院している模様(なんだ宴会には出られなかったんだ。←しつこい)レースを生中継で見ることはできたんだろうか。で、ヴァンスーメレンに超おめでとうといっていたらしい。左肘にひどい傷を負ったとの情報をフランス語とオランダ語のサイトで知りました。

  • ヴォータースはチームのアドバイザー、ファンペテヘムの頭脳に感謝していた。どこの局面でどういう風に彼のアドバイスが効を奏したのだろうか、聞いてみたいなー。

めそめそしてても大きく育てば(Manuel Neuer)

突然サッカーねたですが、こんなにめそめそして試合中もぬいぐるみを離せない子が今は大きくなって(物理的にもまじで大きい身長194センチ)当代最高クラスのGKといわれているらしいですね。
シャルケ04の主将、代表のゴールキーパー、今バイエルンマンUから引き合いがきているらしいマニュエル・ノイアー@巨人キューピー)

  • 試合中にゴールを決められ、子供ノイアーはめそめそしてしまって、コーチになんどもなだめられている。挙句の果てにゴールの隅っこにおいておいた結構な大きさのくまのぬいぐるみを持ち出す。
  • こんな姿を見せられたら私が母親だったら情けなくて即刻サッカーやめさせたかも。
  • こんなでもベンチに下げられないのは、よっぽど見所があったのか(苦笑)
  • しかしこの子たちのユニフォームはシャルケとある、つまりシャルケ04の下部組織の子供チーム。指導者もちゃんとした人なんだろうけど、ぬいぐるみの持ち込みを許し、「はいはい、わかったよーなかないで守ろうね」とか結構寛容かも。。ドイツはスパルタ一本槍というわけではなかったのですね(←先入観)

そうやって暖かく、長い気持ちで子供の成長を待つことができれば、こんなに大成することもあるんですね。ともう自分の場合遅いかもしれないけれど反省してみる。
↓好セーブ集。

ブンデスリーガではチームの調子がいまいちで、毎度孤軍奮闘の感があるらしいですが(だからそれだけセーブで目だてる)、チャンピオンズリーグではチームの調子がいいようなのですがシャルケ残留か、バイエルンに移籍か(ベッケンバウアーが狙ってるといったからには狙ってるんでしょう)、はたまた国外か、と去就が注目されているようです。
※内田選手のことをTVでやってて、おお、あの大きいキューピーさんが、と思ってちょっと調べたのがきっかけでした。

チーム勝利!!(Paris-Rouvaix 2011)

終わったー。ハモンドのレースはもっと早くに終わってたけど。。。涙涙(病院に運ばれ、鎖骨骨折の疑いだとか)

  • どういう事情であんな落車したのか。。いままでのパリルーベでは、アーレンベルグ前の位置取りは早くから準備万端な感じがあったけれども。
  • チーム勝利でもいいから勝利したい、といっていた彼は今晩勝利の祝杯には加われるでしょうか。たぶん、怪我に響くと言われても病院抜け出してビール飲むような気がします。
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  • しかし、チームはハウスラーとハモンドの二人を失っていながらチームは前に思ったより多くを残していたのは意外。
  • フースホフトもカンチェのアタックについていけていたし(背中がずっしりと重くなる子泣きじじいのようだった)。ただし勝負どころになって以降、チームメイトを持たないカンチェとの駆け引きが難しかった。一時はカンチェとバッランとの競技場勝負かと思ったんだけど。
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  • ファンマルケとラッシュがフースホフトのグループを引いたけれども、パワーがもうあまり残ってなかったのに「引けよ」と言われてしまったところで、フースホフトの命運が尽きたのかな。
  • 最後のカンチェの猛アタックにフースホフトもついていければよかったけど。。けん制状態を作り出した張本人が最後ロケット発射で自分だけ帳尻を合わせるように2位になったのには脱帽。けん制してもしなくても、表彰台だったにしろ、子泣きじじい(笑)をこのままヴェロドロームに背負っていってみすみす優勝させたくはなかったんでしょうね。。
  • ヴァンスーメレンも後ろにフースホフトが居たから脚が残せたんだろうし、いろいろな要素が絡み合って、終盤のサーヴェロはチェスのようだった。
  • 最後5kmパンクしながら逃げ切った根性。すばらしい。

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  • 今年現地観戦できたら、ガーミンのチームバスをちらっと覗こうかと思っていた。でも、現地にいたらよけいに状況がわけがわからなくて心配がすごかったかもしれないので、まあTVで見ていられてよかった〜。

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  • 他チームではゲラント・トーマスが今日こっそりといいんじゃないかと思ってたけれども落車に沈んでしまった。シャヴァネルの不屈の闘志には恐れ入った。HTCも最後まで積極的でよかった。

ヴァンスーメレンまつり

ちょうど昨日、今年このレースを現地観戦に行く予定だった自転車友達たちと「今日はコンピエーニュに居るはずだったのに残念の会」をしていた。そのときにヴァンスーメレンの滅私奉公ぶりの話がでて、勝ってもおかしくない能力があるのに自分のチャンスをあんまり狙う感じがないね、と言っていたところだった。いつもものすごく働いている彼が勝てたのは本当に祝福したい。

昨年のジャパンカップ、古賀志で。(以下photo:tannenbaum)

平地の交差点でも先頭。とにかく仕事する。

前日クリテの日は朗らかだった(写真をとらせてと頼んだのだけれど、彼はクレーン車のように背が高すぎて、どんな表情をしているのか顔が遠くてよくわからなかったけれど、撮影した写真を見たらすごく笑顔でびっくり。あと後方で笑ってるダッガン。彼にも声かければよかった)

  • 翌日レース出走前、テントエリアで見かけた彼は一転、シリアスそのものでよく集中していた。優勝候補を抱えてたから。


レース翌日、アートスポーツ(御徒町)でのサイン会、ファンサービス終了後、店内を興味深々に見て回っていた。ほかの選手はパーツ中心に見ていたようだけれど、彼だけはとくに監督と古い選手やレースの写真の前で熱心に眺めていた。レースでがんばりすぎたのか、この日の彼は脂分が抜けてしまってさっぱり風呂上りというかやつれ顔に見えた。。

朝からお酒の話:Urthelビールについて

朝っぱらから飲酒の話で恐縮ですが、パリルーベでチームで祝杯するならこれ、とハモンドが言及していたビールについて。
Belgian Beer Board - Urthel Saisonnière - Gold at World Beer Awards 2010
"World Beer Awards 2010"の「ペールエールの部」で金賞を受賞している注目のビールのブランドのようです。「ウルテル」って読むのかな。

  • この賞をとったペールエールビールの写真をみると、とにかく泡立ちがすごい。
  • 美味しく飲むには、まず3分の1を注いだあと、沈殿している小麦と酵母をまぜるために3回ボトルをツイストさせるとよいんだそうです。うー、美味しそう〜
  • このオジさんの正体は・・・ ( 飲み物 ) - A man who loves beer! - Yahoo!ブログ←日本の方のレビュー。やっぱりアルコール度数9%超えなのですね。。がつんときそう。2000年創立の新しい醸造所なのですね。
  • 日本には大量には輸入されていないのでしょうかね。ベルギーだったらスーパーDelhaizeなんかでふつうに購入できるようです。飲んでみたいな!(朝からすみません)
  • 確か以前ハモンド練習のない夏の日はヒューガルテンが美味いと言っていましたが、どこかのビール評価サイトにもウルテルの黄金色のやつはヒューガルテン・ホワイトに似ているとありました。

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なお、パリルーベをビールにたとえたら、でハモンドが言っていた「こっそり忍び寄って顔を殴る、尻尾のとがった(口当たりはよいけれどもあとでアルコールがどかんと感じられるらしい)」悪魔ビールDuvelはしょっちゅう日本でもみかけますよね〜。

  • なおhttp://www.duvel.com/jp/Brands.htmDuvelの日本語サイトでは、ビンの下のほうにたまった澱は1センチくらい残したほうがよい、ビールが苦くなる、と混ぜることはおすすめしていませんでした。