tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

ロジャー・ハモンド"Life Cycle"その2 武者修行編

http://d.hatena.ne.jp/tannenbaum/20051207#p1のつづき。
(前回までのあらすじ。笑)ベルギーのレースに出て武者修行しようとしているロジャー、三週間の滞在で100ポンドしかもっておらず、まず安宿を探すつもりだったのに一晩で有り金の約半分もするホテルに泊まることになってしまった。。

  • 翌朝新聞でThree Days De Panne (フランドル1周とパリ〜ルーベの前哨戦とされているレース。) が開催中であることを知った。
  • 会場でKoksijdeの市長John Barclayに会った。イギリス人のサイクリストStuart Bluntに連絡してみるようアドバイスしてくれた。
  • そのStuart Bluntの滞在先のベルギー人家庭に電話。
    • ロジャー・ハモンドといいますが、いま困っています。。どこか泊めてもらえそうなところはないでしょうか」
    • 「はいはいStuart、お望みのままに」
    • 「違います、ロジャー・ハモンドです」
    • 「いや、オマエさんはStuartだよ今日は4月1日じゃないか」(当時ロジャーはシクロクロスのジュニア世界チャンピオンで名前を知られていた)
  • Stuartが練習から戻る頃をみはからってその家庭にいくと、その家庭でひとつしかない予備の寝室にStuartが下宿していることがわかった。その家のベルギー人は自分の娘の部屋をロジャーに使わせるために、娘の泊まり先を探す電話をあちこちに掛けてくれた。。
  • 結局近所の家庭の予備の寝室に1週間150ポンド(for everything:食事つきで?)で泊まれることになった。
  • その週末までに最初の勝利を収め賞金で支払うことができた。

(感想)ふらりと現れた外国人の若者に、その日のうちに下宿先を探してあげるなんて、ベルギー人って親切。というか自転車文化がそれだけ根付いているということか。。両親はロジャーがどんどん勝てると見越して少しだけお金を渡したのか。。

ネタっぽいのはここまで。ロジャー、年取ったら孫にこの話ばっかりしそうだ。笑

(つづく。多分)