tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

心底嬉しいガッツポーズ(Finanzplatz Eschborn-Frankfurtのウェグマン)

Finanzplatz Eschborn-Frankfurt(旧:ヘニンガータワー周回レース)やっぱり喜びは素直に、というのを体現していた昨晩のウェグマンの勝利。
(Photo: Michael Schick)


あんまり嬉しそうだったので、携帯で画面を撮ってしまった。ゴール後のウェグマンは、よろめきながらフェンス際で自転車を降りて、フェンスの脚に自分の足をひっかけて転びそうになりながらアシストの長身クネースに駆け寄り、力いっぱい抱きついて感謝していた。嬉しくてニコニコしてるのに涙ぐんでいる。。。チームスポンサーも今年いっぱい、沿道の観客数も(ゴール地点と山岳ポイント地点以外は)やっぱり人出は少ないドイツにおいて、本当に必要な勝利だったろう。

=====(追記)ゴール直前からの動画があった。======

相当長い距離のスパートだった。最終列車クネースの前に引いていたのはテルプストラ。アナウンサーが最終ヘアピンカーブを過ぎたあとで集団から離れたミルラムの選手に「テルプストラ、アルバイトなんとか」といってたのでアルバイト=仕事が終わったという意味だったんだろう。4位のファカンソレイユの選手はツァベル方式(ツィオレック方式?)カクカクスプリント。

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  • レース途中ツァベル親子が出ていたらしいが、残り80km〜残り30kmまで熟睡していて、みのがした。ゴール地点にビジネススーツがやたらバッチリきまった金髪の老婦人がでてきて、インタビュアーの質問に対しなにやら演説口調で滔々と話していた。新しいレーススポンサー関係者?

Wegmanns Sieg beim Frankfurter Radsport-Klassiker - Frankfurter Rundschauフォトアルバム。20枚。
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わたしが「ぶさゴール」を愛するのもこういうところにあるような気がする。。
(Photo: Dardo Rigamonti)
ボアッソンハーゲンには今後いくらたくさん勝っても意図するものが何もない天然系の勝利ポーズを続けてもらいたい。
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http://www.cyclingtipsblog.com/2009/02/victory-salute-like-a-pro/メルボルン在住のカナダの人のサイトで、あなたもプロみたいに勝利ポーズとってみよう、という記事。
スタンダードなガッツポーズ例から、不文律なべからず集まで(半分冗談。。)

  • 「勝利ポーズにおいて、いくら苦しくても疲れを見せてはならない」というのは分かる。ベッティーニの嬉し泣きゴールは「イタリア人専用、ほかは禁止」とかポッツァートがチームメートだったときに勝利の後ろで両手を挙げているボーネンのゴールは「アシストがうしろでするのは片腕をあげるガッツポーズしか許されないが、自分が勝利を許してやった立場のときはOK」とか。それからボーネンが万歳しようとしてる間にカヴにさされたときの写真には「ネオプロにさされたと気づいたら、直ちにガッツポーズを中止し、腕を下ろすべし」と(笑)カヴがフレイレに勝ってびっくりしているのも「自分が勝って驚愕するのは禁止」とか(苦笑)(ちょっと前までは勝ってびっくりしてたんだよね。。初心忘るるべからず。。。)で、ブルクハートと牽制合戦の末敗れたバレドの悔しいハンドル叩きポーズは「2位で喜ぶのは駄目。このようにハンドル叩いて悔しがるのが正しい」。

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昨日ウェグマンはゴールラインを越えたあと、嬉しさをかみ締めるように「やった、やった」とハンドルを拳で叩いていた。ハンドル叩くのは嬉しいときもあるんですね。

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(photo: tannenbaum)
ケルン周回レースの前、ミルラムのチームバスの前に母親と来ていた女の子。なかなかの着こなしだった。ヴロリッヒも決してこういうファンはおざなりにしない。

  • この子のお母さんは普通のコート姿。指きりグローブだけミルラムのだった。お母さんに「可愛いですねえ」というと嬉しそうに「このベストはウェグマンのレプリカなの、ほら、ナショナルチャンピオンだったでしょう?」と返答が。「一番好きな選手は?」とこの子に尋ねると、ちょっと照れながら「ウェグマン・・」と返事。さぞ昨日は嬉しかっただろう。