"Excuse me, Herr Zabel" 幸運のそばに潜む不覚（二連発）

【前フリ】
うちの職場は某TV局のすぐ傍に位置するので、同僚はよく芸能人やアナウンサーを路上やカフェで見た、というのだけれど、私はいまだに見た事がない。目が悪い、注意力がない、、兎に角、何かが欠落してるんだろう。

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ケルン周回レースの前に、思いもかけずツァベルを見かけた。というか、このときも自分は気づかず、お友達が「あれってツァベル？」と言った。

コロンビアのそろいの黒のジャケットとジーンズの組み合わせ。現役のときよりスリムに見える。

レース前の打ち合わせか雑談か。まじめに話をしている様子だ。
案内人の方の話では、以前このレースはドイツテレコムが「なんとしてもツァベルを勝たせなくてはならないレース」だったらしく、毎年テレコムのアシストたちが必死で働く姿が見られたのだとか。
今はコロンビアHTCのアドバイザーとして、コロンビアのスプリンターを勝たせるためにやってきたんだろう。たぶんグライペル。
お仕事中だろうし、と逡巡しながら遠巻きにして友人たちと「ツァベルだ、ツァベルだわー」と言っていると、なんとなく先方も見られていることに気づいた風情。。案内人の方が「大丈夫、声かけていいと思う」と後押ししてくれたので、おもいきって

"Excuse me, Herr Zabel, サインもらえますか？"と声をかけると、目を大きく見開いて"Sure"だか"おう、オフコース"だかいってニコニコ。

わあーこんなにニコニコしてもらっていいんでしょうか（舞い上がりまくり）

彼の手にあるのは私があげた富嶽三十六景風の波濤模様の足袋型ソックス（アメ横で購入）とお友達があげた和柄ポーチその他。もう、なんでもいいからとカバンの底にあった舞妓さんが自転車に乗ってるてぬぐい（新品）も追加でプレゼントして、舞妓ってなんていうのかわからないからゲイシャガールが自転車に乗ってるんだ、と説明するとオーとすごく喜んでた（あの手ぬぐいにサインしてもらって自分の記念にすればよかったかも）。http://www.kctp.net/jp/knickandknacks/tenuguil.html

ニコニコしてこっちみてくれてるのにもう言葉がでませんorz
打ち合わせしてた残り二人のおじさんたちは遠巻きにして騒ぎを見ていた。。おじさんたちにも何かお土産上げればよかった。。

ああああもう兎に角これで今回苦労して欧州にきた甲斐があった。。なんかもう色々楽しいことがあったけど、もう何でもどうでもいいや。。（←腰砕け←前回のツール観戦でもツァベルに会ってこの状態に陥ってしまったが、その再来）

・・・ところでアルダグはどこだろう〜？、それからもう一人のスタッフの人も元選手なのか、顔に見覚えがあるけど思い出せない。。。友人たちにきいてもわからないという。

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先日、別の友人たちに旅行の写真を（無理矢理）大量に観てもらった（すみません。。）。そのとき一人が「あら、アルダグもいるじゃない」と言った。。orz

アルダグ、ばっちり写ってるし（上の写真二枚目）（一枚目も）！？それなのに彼のことを無視してツァベルしか目にはいってなかったようー。。彼のこともファンだったのに完全にお尻向けてた、、、（阿呆）

【ロルフ・アルダグは私にとって重要な人物。】
（解説：私がロードレースを観るきっかけになったのがアルダグがツールの山岳ステージでリシャール・ヴィランクに食い下がって水玉ジャージを一日だけ獲得した日のガッツあふれる走りをたまたま生中継で観たことです。映画"Hell on Wheels" にも出てきた年のツール。映画の中で、ホテルの部屋で水玉ジャージを1枚、2枚と取り出してニコニコしていたのが彼。）