総合狙い一本か、ツァベルも取るか。T−モバイルのツール・ド・フランスにおける布陣は
ARDのインタビューでクレーデンが「ツールで総合優勝するためには、ランスと彼だけのために走る8人のアシストのような体制でいくべき」とまたもや婉曲なツァベル不要論らしき発言をしたらしい。今年のツール出場メンバーにツァベルが入るかどうかについて、チームからいまだに公式な発表は出ていないとか。
それに対してツァベルは・・・
「民主主義の多数決というのではなく、それはマネージャーが決めること。「黒いペーター」を持ってる自分(トランプのジョーカーみたいな、運が悪かったり、自分のせいでもないのに責任をとらなくてはならなくなった時に使うらしい)*1がツールに出場しなかったら、それは誰か別の選手に移る。」
あいかわらず冷静で大人なちくちく発言のツァベルおじさん。ツァベル抜き体制だとつまり総合狙い一本となって、それだけ別の人間(総合狙いの選手=ウルリッヒかクレーデン)への責任とプレッシャーが増すよ、と。
クレーデン、去年より注目と期待が集まる状況で去年ほどの成績が出せるかどうか。注目といってもウルリッヒが体重問題でマスコミ対応してる間クレーデンはその分トレーニングに専念できるだろうけど。それにつけても毎回高い期待を背負って、相応の成績を残してきたツァベルはやっぱり偉大だなあ。。。
とりあえず当面ミラノ〜サンレモへの勝利を目指すツァベル、去年の屈辱(バンザイ)を払拭してほしい。がんばれおじさん!
*1:「役に立たないドイツ語の話」http://www.mypress.jp/v2_writers/h_neko/story/?story_id=764319の説明参照しました