tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

Ö Tour: 「裏ツール」

カヴは勝てませんでしたが、グライペルオーストリアでどう考えていたでしょうか。しかし、オーストリア・ツアー、いろんな意味で裏ツール
第4ステージスタート前左からリッコ(総合)ヴィスコンティ(山岳)デニフル(オーストリア人カテゴリー)グライペル(ポイント)。
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先日、オーストリア・ツアー開幕前の地元メディアのインタビュー。コールのスキャンダルのあと、オーストリアのメディアもドーピング問題にナーバスだ。記事はいきなり「オーストリア国内の自転車界は危機に瀕している? まさしく。」「もう終わってしまった? いや、まだそうではない」という書き出し。

  • デニフルは出場停止明けからまもない選手の招待について、「フランスなら逮捕しようとする人々がいるのに、こちらのレースには出られるんだね?」と疑問を表明。リッコが出場したら、僕には彼をとめられない。自分は自分の走りをするだけ。と語った。彼は以前このレースでステージ優勝をリッコと争ったことがある。
  • デニフルは目標とする選手はMTBでオリンピックにも出場した父であると言う。地に墜ちたヒーローの名前はあげない。父親は目覚ましい成績はあげなかったかもしれないが、自転車への情熱を持ち、クリーンだったと。

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レースが始まり、リッコが総合リーダーに。第二ステージは一位リッコ、二位セッラ。地元では微妙な空気が流れるが、ドーピングにより排除された記憶も新しい選手をレースに招いたことについての疑問を抱いてるオーストリア人は自分だけじゃない、口を開いてるのは自分だけだけど。リッコが今クリーンで走ってる事を願うよ。と。
デニフルはオーストリア人リーダージャージは着ているが総合5位以内を目標としていたものの、現在10位。そろそろ力をセーブするよりステージ勝利に切り替えるかもしれない。土曜日のタイムトライアルはもともと狙っていたようだけれど。

  • ツイッターだけ見ているとシャワージェルとか食べ物とか、呑気なようだけど、彼も国内メディアに利用されてる節もあって色々大変だ。出来れば優勝争いしながら発言できるとよかったけどね。
  • サーヴェロはコレイアの仕上がりが間に会わなかったがテッド・キングと6人のiamnottedking(テッドキングがチャリティのため販売していてなかな好評なTシャツのロゴ)たちが22歳の彼をアシストしている。とコレイアも冗談まじりでオーストリア組をレース外から応援。

色々発言してトゥシューズに画鋲入れられそうになったら永年この方面では頑固親父を貫き通して来たハモンド先輩に庇ってもらえばいいよ(苦笑)

  • 今は登りステージが続くが、後半は平坦ステージもある。主催者はポッツァートが出場、というのを売り物にしてるようだけれど。