tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

ジュゼッペ・グエリーニ37歳


バレンタインデーの2月14日はTモバイルのベテランでとても温厚ないいヤツと定評のあるジュゼッペ・グエリーニさんの37歳の誕生日でした。おめでとうございます。先日CNに掲載されていたロングインタビュー記事からかいつまんで。(といいつつ長くてすみません)

1993年にNavigareでプロのキャリア開始(市川さんのいたチームでしょうか)。
1996から1998年はPolti(今中さんと時期が重なってますでしょうか).その間ジロで1997および1998年の二度、総合3位に。
1999年にTeam Telekomに移籍したときは多くの人々が驚いた。移籍の理由は2つ。ツールにでること以外、自分がこれ以上進歩できる道はないとかんじていたことと、チームリーダーの役割を担うことは自分には居心地がわるく、アシストとしてウルリッヒツールで勝たせることを望んだから。

  • 彼について有名なのは、99年のラルプデュエズで逃げて、ラスト1kmを切ってから、写真をとろうとしていた沿道の観客と接触、落車したがすぐに立ち上がってトンコフに21秒差でステージ優勝したこと。
  • もう一つのツールのステージ勝利は2005年の19ステージ、逃げグループでスプリントになれば勝ち目がない彼が、絶妙のタイミングでアタックしFDJのサンディ・カザールらを置き去りにした。

ウルリッヒ

  • ウルリッヒとは相性のよさを感じたので移籍をきめた。
  • 彼は友人でとてもいいヤツ。ときどきすごく面白いし。チームで僕をたくさん助けてくれた。いまも連絡をとっている。

個人的なイメージでは山で遅れたウルリッヒを冥界の使者のような顔で引くグエリーニなんだけど、その裏には強い絆と(グエリーニのツボにはまるウルたんの何か)があったんですよねえ。。。


(いまと昔のレースの違い)

  • 昔はプロトンのなかのいつもきまった20人ぐらいのライダーだけが勝負にでることがゆるされていてのこりはアシストと決まっていた。いまは誰だってアタックし勝とうとすることが許されている。若いライダーたちにとってはいいことだよね。

(どのグランツールが好きか)
彼はツール10回、ジロ6回、ブエルタ3回出場している。テレコムに移籍後は2001年の一度しかジロに出ていない(ウルリッヒの重要アシストだったからねー)

  • 最初に大きな勝利をおさめたせいか、ジロは大好きでもう一度走りたい。キャリアはジロではじまったのでジロで終えたい。今年が無理なら来年はジロに出たい。
  • I love the Tour now.
  • ブエルタのときにはシーズン終わりでいつも疲れてしまっていて、あまり魅力をかんじていない。

(引退時期)
今年かもねー。来年かも。どうかな。
引退後はすでに色々計画中でたくさんのオプションがあるらしい。


(若いライダーに伝えたいこと)

  • プロのサイクリストである、というのはどのようなことなのか、ということについて、チームの若いライダーたちに伝えたい。


新マネジャーのボブステイプルトン氏は(意外かもしれないけど)グエリーニが一番お気に入りのライダーだと以前のインタビューで語っている

===============================================

  • 先日のジレットワールドスポーツでTモバイルの特集があった。マヨルカキャンプの模様と、インタビュー。あいかわらずステイプルトンが話しているが、選手ではグエリーニハモンドが主に語っている。若いスター選手もいるけど、こういうベテランに語らせたほうがチームのポリシーも上手く伝わるだろうし、精神的な負担を若い子にかわってあげてるのかも。。(アルダグが癖のない英語を話したのでびっくりした)。
  • 今月号の英サイスポ紙にもグエリーニの記事が。なかなか素敵な笑顔の写真が。